「らんまん」の牧野富太郎のふるさと、高知県佐川町。
小高い山の中腹に富太郎のお墓(分骨)と維新の志士、田中光顕のお墓が並んでいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/73/f5e53ac6c5bb32e1ef275d9db56fab1e.jpg)
お墓のすぐ近くにはスエコザサが植えられています。
この山には富太郎が桜の木を寄贈したあと、次々と桜が植えられて桜の名所になり、牧野公園となっています。
山に登る道の脇には富太郎ゆかりの植物や山野草がたくさん植えられていて、ボランティアの人たちがお世話をしています。それぞれの植物には名札がつけられ、まるでちょっとした植物園みたいでした。今は百合やカワラナデシコ、ヒオウギがさかりでした。
キツネノカミソリ。
ヒガンバナ科ですが、花は7月~8月に咲きます。毒があるのはヒガンバナと同じ。
ヒナシャジン。牧野博士命名種。
イワシャジン。
ムカデラン。牧野博士命名種。木や岩に着生しています。
7月に花が咲くそうですが、ここでは咲いていませんでした。
お墓の奥の薄暗い木立の中に苔の中にバイカオウレンがびっしりと広がっていました。
すぐ側の暗がりの中にキレンゲショウマもたくさん育っていました。
キレンゲショウマはアジサイ科の多年草。四国徳島県の剣山にある群生は有名で宮尾登美子の「天涯の花」に描かれています。
こちらは京都府立植物園の植物生態園で咲いているレンゲショウマ。名前が似ているけれど、こちらはキンポウゲ科。花の形が全然違います。
ジョウロウホトトギス。別名トサジョウロウホトトギス。ユリ科ホトトギス属ジョウロウホトトギス種。花は秋に咲きます。
他に紀伊半島に生えるキイジョウロウホトトギス、サガミジョウロウホトトギス、スルガジョウロウホトトギスがあります。
タキユリ。
フクリンササユリ。牧野博士命名種。