土佐の高知のはりまや橋で~

この夏も高知に行って来ました。
高知市では8月9日よさこい祭りの前夜祭、10日~11日は本祭、12日は全国大会・後夜祭でした。
よさこい祭りは昭和29年から毎年高知市で開かれてきて、今年で第60回目となります。
今年の本祭は200を超える団体、2万人以上の踊り子が参加し、全国大会はその入賞チームと他府県からのチームが参加するものでした。
祭の会場は高知市中心部全体という感じで、参加チームが全部で16ヶ所の競演場・演舞場を巡回して、それぞれの趣向を凝らした踊り・衣装・音楽で踊っているので、期間中どこでも見ることができます。
高知城すぐの追手筋では桟敷席があり有料ですが、その他はすべて無料で自由に見られます。

大きな競演場である中央公園の舞台です。上は大型画面。

公園の手前でたくさんのチームが出番を待っています。

はりまや橋演舞場は木組みアーケードのはりまや橋商店街の中です。

大型トラックに飾り付けをした地方車(じかたしゃ)に続いて踊り子の列が踊りながら進んできます。この商店街は幅が狭いので、大音響のリズムがガンガンと心臓に響いてものすごい迫力です。心臓の悪い人はちょっとやばいかも。

こちらは京町商店街アーケードで踊る「十人十彩(じゅうにんといろ)」チーム。
たびたび金賞をとるチームの踊りはさすがに動きも揃って見事なものです。

帯屋町商店街に帯屋町筋チームが進んできました。

超ジモトなので、通りの両側から見知った人達がやんやの声援をかけていました。

親戚の小学生の子供が踊っているチームの横について行こうとしましたが、踊りながら進む速度は速いし、両側は見物の人でぎっしりなので、おっかけはとても無理でした。

よさこい踊りのルールは鳴子を使うこと、前に前に進むこと、伴奏に「よさこい節」の一節を取り入れること、この3点さえ押えていれば、後はどんな振付でも、どんな衣装でも、どんなリズムでもOKなので、各チームはそれぞれ自由にアレンジして踊っています。

踊りがいきいきしていて笑顔が素敵な踊り子にはご褒美の花リングが首にかけてもらえます。

路面電車にも競演場から競演場へと移動する踊り子達がたくさん乗っていました。
この4日間高知の街は大賑わい、どこにこんなに若い人がいたのかという位大勢の人が踊り、見物の人も大勢つめかけて、送迎の観光バス、旅館、商店街と大変な経済効果だろうと思います。
この頃高知県西部の山間部、四万十市江川崎では日本最高気温を記録していましたが、高知市では海風も吹くし、35℃くらいだったでしょうか。それでもこんな暑い時によく踊れるものだと思いながら、ちょっと見ただけでもなんだか元気をもらって帰ってきました。