関宿(せきしゅく)に行ってきました。
京都駅を朝9時に発って、JRで草津、柘植で乗り換え、関西本線関駅に着いたのは10時38分でした。思った程時間はかかりませんでした。
台風が通り過ぎた後だというのに、お天気がどうもすっきりせず、関駅に降りた頃にはバケツをひっくり返したような大雨、しばらく駅で雨宿りしているうちに、雨もあがってきました。
関宿は駅の近くを真ん中にして、そこから東西の追分まで、全長1,8キロメートルの街道に沿って昔ながらの町屋が並ぶ細長い街並みです。
先ず西の追分を目指して歩きましたが、それが結構長くてなかなか追分までたどり着けません。地蔵院前の会津屋で昼食をとった後、引き返して東の追分を目指しました。
しかし、東の追分もなかなか遠くて、途中で挫折、駅に引き返しました。
残念ながら追分は東西とも見ることができませんでした。
長い街道の両側に江戸時代のままの町屋が延々と続いていて、完全にタイムスリップしたようです。これほどに大規模に昔のまま残されている町並みは見たことがありません。
虫籠窓にばったり床机。
しかも、それぞれの町屋では今も人が住み、商いもして日々の生活を送っておられます。
曳山が町を練る祭りが7月下旬に行われるそうで、その山車をしまっておく倉がありました。
最盛期には16基あったそうですが、今は4基が残っています。
関宿名物「志ら玉」はこしあんを米粉生地でつつんだ平たいお餅。みたらし団子と一緒にお店の前の床机に腰かけて試食しました

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関宿の銘菓というとこちらも有名、「関の戸」。
こしあんを白い求肥皮で包み、その上を阿波の和三盆でまぶした餅菓子です。こちらも試食用にお買い上げ。
関の戸のお菓子屋さんは立派な屋根瓦のついた庵看板が出ています。
看板の字の京側は漢字、江戸側はひらがなになっていて、旅人がどちらに向かっているかがわかるようになっています。