ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

学士会館でお食事を

2008-10-14 21:12:27 | 建物(東京都)
次はお屋敷ではないけれど、お食事のできる近代建築ということで、神田の学士会館です。

東西線竹橋駅から徒歩5分の入り口。

1928(昭和3)年に東京、京都、東北、九州、北海道、大阪、名古屋、京城、台北の9帝国大学卒業生で学士会会員になった人のためのサロン、宿泊施設として建てられました。設計は高橋貞太郎。
建物の敷地は東大の発祥の地でもあります。


天井の明りの周りの漆喰の装飾が手がこんでいます。


廊下にアールデコ調のステンドグラスがありました。

今は会員だけでなく、一般の人も利用できるレストランとカフェ&ビアパブ、寿司屋、中華料理店もできているので、気軽に食事をしながら近代建築を楽しむことができます。
ここはカフェ&ビアパブです。

ディナータイムより30分ほど早く着いたので、お店が始まるまで、サロンみたいなところで待つことにしました。各地の大学新聞が置いてあったりして、ちょっぴり学士様になった気分がしました。


こちらは東京メトロ半蔵門線神保町駅より徒歩1分の入り口。

宿泊のほうも一般の人でも利用できるようになったようです。
いつか泊まってみたいものです。

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ステンドグラスの夢の館、鳩山会館

2008-10-14 21:10:24 | 建物(東京都)
東京お屋敷シリーズ()第3弾は文京区音羽の高台にある鳩山会館


昭和29年から31年まで首相を務めた鳩山一郎が建てたもので、設計は岡田信一郎。
1924(大正13)年築。

あちこちに鳩のデザインが施されています。


バラが植えられた庭園側から見た建物の全景。イギリス風ですが、とても明るくメルヘンティックです。

一階の食堂から第一、第二応接室と続きになっています。
応接室は18世紀後半イギリスの軽快優雅で古典主義的なアダムススタイルといわれ、ここが戦後政治の重要は舞台となりました。

応接室の前には庭に面して広いサンルームがあります。
ああ、なんという贅沢なお住まい!

二階はたくさんの寝室を大広間に改装してあり、鳩山一郎、その妻薫、長男で外務大臣になった威一郎の記念室もありました。



このお宅で見るべきものはステンドグラス。
最近、建物を設計した岡田信一郎が、アメリカから帰国したステンドグラス作家小川三知に発注したものだとわかりました。

一番目を引く二階への階段踊り場にある大きな窓は五重塔と空に舞う鳩の絵で、珍しい和風のステンドグラスです。
とても大きなもので全体像が入らず、うまく撮れなくて残念

玄関の上部にも鳩のグラスが。





ここにも鳩が3羽。


サンルームの床のタイルもかわいい。

こんなにかわいい造りの建物が政治の舞台になっていたとは、ちょっと違和感がありましたが、きれいに修復されて公開されていて、夢のような洋風お屋敷を堪能することができました。お茶のサービスもあり、応接室やサンルームのソファに腰かけられるのでゆったりできます。


地下鉄有楽町線江戸川橋駅下車徒歩7分で簡単に行くことができます。
月曜休館、開館時間は10時~16時。500円。

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旧古河邸

2008-10-14 21:08:02 | ぶらり都めぐり
次のお屋敷は旧古河邸です。

JR山手線駒込駅から徒歩12分、お屋敷に行く間までの道は巣鴨にも近いとあって意外と庶民的な商店街でした。

北側の入り口部分。

元は陸奥宗光の別邸があった土地に、銅産業で栄えた古河財閥の三代目古河虎之助の本邸として1917(大正6)年に建てられました。洋館とその前面の斜面の洋風庭園の設計はジョサイア・コンドルによるものです。
建物の外壁は伊豆真鶴産の赤味を帯びた安山岩で覆われています。


ここも占領軍に接収されていましたが、戦後、国へ所有権が移り、地元の要望などを取り入れて、東京都が国から無償で借り受け、一般公開しています。

東側から。

南側。


秋のバラが咲き始めていました。10月11日~26日は「秋のバラフェスティバル」が開かれていて大勢の人がバラの庭園を見に来ていました。
庭園に入るだけなら入園料150円で、年末年始(12月29日~1月1日)の休園日以外はいつでも入れます。
しかし、建物の内部を見るには事前に往復はがきで申し込んでおかねばならなかったのを忘れていて、残念ながら中を見ることができませんでした


代わりにバラのアップを。


斜面を降りて行くと、広い日本庭園。あの小川治兵衛(植治)の作庭です。

お茶室でお茶をいただきました。

素敵な洋館と花の美しい洋風庭園、見事な水辺の和風庭園が一度に全部堪能できて、心癒される東京都の公園です。

地元の商店街もこの庭園を中心にして盛り上がりを図っているようで、全てのお店に「秋のバラフェスティバル」のポスターが貼られ、ちらしが置かれていました。
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駒場の東大周辺

2008-10-14 21:06:12 | 建物(東京都)
これまで東大は本郷のほうしか行ったことがなかったので、前田公爵邸に行く時に構内を横切って行ってみました。

こちらにも時計台がありました。
教養学部1号館。旧制第一高等学校本館。登録有形文化財。1933年完成。設計は内田祥三、清水幸重。


教養学部900番教室(講堂)
旧制第一高等学校講堂。1938年完成。設計は内田祥三、清水幸重。1977年にパイプオルガンが設置され、定期的に演奏会が行われ、外部の人にも公開されているそうです。

駒場公園のすぐ隣に日本民芸館があります。
ついでにここにも寄ってみました。特別展「韓国の鍵と錠」を開催していました。
2008年9月9日(火)―11月20日(木)

この西館は、栃木県から移設された明治初期の石屋根の長屋門です。
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旧前田公爵邸洋館

2008-10-14 21:04:58 | 建物(東京都)
横浜の夜を堪能した翌日は東京のお屋敷へ。


目黒区立駒場公園の中にある旧前田公爵邸洋館です。

駒場公園一帯は元加賀藩主前田家の第16代当主だった前田利為公爵の駒場邸跡で、洋館は1929(昭和4)年、和館は1930(昭和5)年に完成しました。
洋館は当時東京帝国大学教授だった塚本靖と高橋禎太郎が設計し、この辺りの田園風景に合わせたイギリス・チューダー様式を取り入れています。



建物の中は一変してヨーロッパ王朝風に装飾が施された広々とした部屋がいくつもあって、圧倒されるスケールです。一階は玄関ホール、階段ホール。応接室、応接室、サロン、サロン、大食堂、小食堂と続いています。
とにかく部屋が広くて、天井も高いのにびっくり
さすがに加賀百万石のお殿様のお屋敷です。





二階には寝室、婦人室、書斎、長女居室、次女居室、三女居室、三男居室。女中室(和室)などたくさんの部屋があります。
一、二階とも部屋べやが中庭をとり囲んで並んでいます。

女中室。

大きな大理石のマントルピースが各部屋にあり、こうした洋風の室内に壁紙等に唐草や雛菊の和風の文様も取り入れられています。

では、様々なマントルピースをどうぞ。







戦後一時、占領軍に接収され、空軍司令官や連合国最高司令官の官邸として用いられた時に壁紙がペンキで塗られたり剥がされたりしましたが、昭和39年に東京都の所有となり、有形文化財に指定されました。

京王井の頭線 「駒場東大前」駅下車 静かなお屋敷街を歩いていくと8分でこんもりとした森に覆われた公園があります。
公園は毎週月曜日と年末年始が休園、午前9時から午後4時30分まで開園していますが、洋館の建物に入れるのは、土・日・祝祭日のみ、すべて無料なのがうれしいところです。
公園の中には日本近代文学館もあります。 
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みなとみらいの夜は更けて

2008-10-14 21:02:35 | 西本智実
10月11日(土)の夜は、横浜みなとみらいホールへコンサートを見に()行きました。


日本フィルの第241回横浜定期演奏会。
指揮は西本智実さん。

ベルリオーズ:序曲「海賊」
サンサーンス:交響詩「死の舞踏」
サンサーンス」「ハバネラ」
ベルリオーズ:幻想交響曲

よかったー

日本フィルとの次回の案内も出ていました。

2009年3月15日(日)午後2時30分開演、サントリーホール。「くるみ割り人形」全曲だそうです。
また行きたい病が



コンサートの後はみなとみらいの遊園地で、


大観覧車に乗って遊びました。

中華街で夕食を食べて、港の見える丘公園のホテルに泊まり、横浜の夜景を満喫しました。
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