清水寺参道脇にある「清水順正おかべ家」の五龍閣を見て来ました。
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1921(大正10)年の築、設計は武田五一。
元は清水焼の窯元から洋食器、碍子、陶歯の製造に事業を広げた三代目松風嘉定(しょうふうかてい)氏の邸宅で、主に迎賓館として使用されていました。
その後湯豆腐の「順正」の手に渡り、以前はこちらの建物の中で湯豆腐料理等が供されていましたが、2009年11月から、湯豆腐等は隣の建物に移り、こちらはカフェ「五龍閣」として営業しています。
竹久夢二の絵などを収集し展示しているので、「夢二カフェ」と謳っていますが、どんなものだか?
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前に来た時には、中にも入りましたが、今回は外から見ただけ。
洋館なのに、屋根は瓦葺きでシャチホコ風の鴟尾がそびえています。
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外観と同じく、中も和洋折衷の不思議な建物です。
でも、赤い絨毯が敷かれた3階まで続く吹抜け階段室とか、4階望楼は京都駅方面に向けて大きく眺望が開かれていて、目を瞠るものがあります。
国の登録有形文化財です。
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窓の上部のステンドグラスがいいのです
。
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やはり中に入ってもう一度じっくり見なくっちゃ。
カフェになったので、湯豆腐屋さんの時よりは行きやすいと思います。