たまたま前を通りかかった時にこの看板を見つけて、

10月12日~11月28日、大谷大学博物館で開催されていた「赤レンガ100周年記念 赤レンガの学舎」展を見てきました。

東京巣鴨で開学した「真宗大学」が、1913(大正2)年に現在の京都市北区小山、烏丸北大路の地に移転、「真宗大谷大学」として建てられてから今年で100年になります。
その時造られたのは、赤レンガ造本館・講堂、図書館、学寮(学生寮)でしたが、当時の建物が今もそのまま残っているのは、本館・講堂部分で、現在は「尋源館」と呼ばれています。
「赤レンガの学舎」展は前にも見たことがあります。(2010年の記事)
今回は建物の中にも入ることができたので、探検してみました。

建物の中央は車寄せ表入口側から裏開口部まで通り抜けできるようになっています。

二階に上がる階段は元はこの中央部分と建物の両端側にあったのですが、1982(昭和57)年の改装で建物の両端部分がばっさり切り取られてしまいました。

キャンパスが狭くなったとはいえ、堂々と両側に伸ばしていた翼をもぎ取られ、建物としてのバランスが悪くなったようです。もったいないことです。

両側の階段を取り外した時に、階段の横板、この部分を残してベンチを作ったそうで、

尋源館の二階ロビーに置かれていました。
ベンチの下に階段の横板を嵌め込んだ溝跡がありました。