ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

2015年青春18冬の旅(3)湯村温泉

2015-12-15 00:33:51 | 遠出(国内)
山陰海岸ジオパーク館からJR浜坂駅までは近かったので、歩いて移動。JR浜坂駅で16:30再び「たじまわる5号」に乗り、湯村温泉に着いたのは16:50でした。

冬の夕方なので、辺りはすでに暗くてよく見えませんでしたが、

湯けむりがもうもうとたちのぼり、



有名人の手形が並んでいる通りもありました。



泊まった宿は水産会社直営の料理宿だったので、夕食は新鮮な日本海の魚とカニ。



そして、但馬牛のしゃぶしゃぶを堪能しました。



宿の内湯ももちろん温泉でしたが、翌朝近くの共同浴場、湯村温泉観光交流センター「薬師湯」に入りに行きました。新しく建て替えられ、露天風呂やサウナもある清潔な施設で、入浴料は400円ですが、新温泉町の住民は150円、「湯」地区の住民は無料になっています。

湯村温泉の総源泉数は60、総湧出量は毎分2,300Lと豊富なため、旅館だけでなく「湯」地区の各家庭にも配湯され、さらに余ったお湯は川に流れこんで行っています。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉。神経痛、筋肉痛、冷え症、五十肩などに効果があり、848(嘉祥元)年に慈覚大師によって発見されたと伝えられている古い温泉です。



湯村温泉がある兵庫県新温泉町は、2005年10月に浜坂町と温泉町が合併して発足した町です。
薬師湯がある地は、元は旧温泉町の役場があった跡です。



春来川の両側に旅館が集まっています。二つの川の合流点あたりの河原が源泉の一つになっていて、「荒湯」という所です。荒湯は源泉温度が98℃で日本一の高温です。



横の祠に慈覚大師円仁の像が祀られています。



その像の下深くの洞穴から高温のお湯を汲み上げて飲むことができます。フーフーさまして飲みましたが、味はあまり感じられませんでした。



慈覚大師像の前に卵や野菜などを茹でることができる湯つぼがありました。



近くのお店で卵(3個150円)を買って、この中に吊り下げます。



10分程してあげて食べると、ほかほかであいしかったです。



川岸に74人が同時に入れるとされる公衆足湯「湯村大根物語ふれ愛の湯」もありましたが、ちょうど清掃の時で、足をつけることができませんでした。

湯村温泉は、山あいの静かで鄙びた温泉街で、ほっこりと心癒される場所でした。


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2015年青春18冬の旅(2)桃観トンネルと山陰海岸ジオパーク館

2015-12-15 00:18:22 | 遠出(国内)
「たじまわる5号」で「道の駅あまるべ」を14:30に出て、14:55に「山陰海岸ジオパーク館」に着きました。
その二つのバス停の間は時間は短いですが、餘部と久谷(くたに)の間に桃観(とうかん)峠があります。九十九曲がりの難所で、この険しい峠の地中にJR山陰線の桃観トンネルがあります。このトンネルは山陰線の中で一番長い1991mの長さで、約4年間の年月を費やし、当時の金額で61万円という巨費を投じて1911(明治44)年に竣工しました。
余部鉄橋や桃観トンネルの工事には朝鮮人労働者が集中的に投入されたようで、約200名の労働者がいたと書かれた文章もありました。難工事であるため殉職者や病死した人もおり、その人々の名は桃観トンネル西口近くにある久谷八幡神社の中に『鉄道工事中/職斃病没者/招魂碑』と刻まれた石碑に刻まれ、20名の日本人名と7名の朝鮮人名も見られます。

余部鉄橋のある所は兵庫県香美町、桃観峠を越えて久谷駅と次の浜坂駅は兵庫県新温泉町です。
新温泉町は2005年10月1日に浜坂町と温泉町が合併して発足しました。



ジオパークとは、科学的に見て特別に重要で貴重な、あるいは美しい地質遺産を含む一種の自然公園で、山陰海岸ジオパークは山陰海岸国立公園を中心とする、京都府京丹後市の東端から鳥取県鳥取市の西端までが、対象エリアとなっています。
この館では、ジオラマやパネル、岩石標本などで、日本海形成から現在に至る多様な地質や地形をわかりやすく展示しています。



館のすぐ前には海が広がっていました。


近くの水産品お土産屋さんには、獲れたてのカニがいっぱいでした。


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