

坂本直行(1906-1982)は龍馬の甥(姉(乙女姉さんではなくもっと上の姉)の子供直寛)の孫にあたる人。直寛は北海道に移住していて、その孫直行さんも北大山岳部を経て十勝原野に入植、極貧の開墾生活を送りながら、十勝の自然を描き続けました。

北海道から取り寄せたたくさんの油絵と、開拓時代を始めとする一家のアルバム写真が土佐和紙に大きく引き伸ばされて飾られていて、親しみの持てる展示でした。
もともと龍馬も蝦夷地の開拓を志していたことが展示された書簡(京都大学附属図書館より借りてきた)に書かれていて、共通点を感じさせましたが、直行さんは龍馬の子孫であることは触れなかったし、高知にも来たことがなかったそうです。
直行さんは原野の植物もよく描き、有名なお菓子屋さんの包み紙になっています。そのお菓子屋さんが発行している児童詩の雑誌「サイロ」にも創刊号から表紙絵を描き続けたそうです。

そのお菓子屋さんのチョコレートなども売っていたので買いました。高知に行って北海道のおみやげをゲットするとは思いもしなかったよー
。

この記念館も元旦から開館するのは今年初めてとのこと、隣の国民宿舎が元旦の宿泊客が初日の出を見に来るお客で満員で、「他にどこか見る所は?」との要請のためだそうです。
そして、1日の先着200名には記念館と桂浜荘からそのお菓子屋さんのチョコレートがもらえたのです。まだ午前中にいったので、私達もいただけました。館内にもだいぶ参観者が入っておられて、混み合っていました。
坂本龍馬にそんな子孫がいたこともまるで知らなかったし、知人に誘われてたまたま行っただけなのに、思わぬプレゼントをいただけてラッキ~~
でした。

