高知の近代建築探訪、今回はこの歯科医院
しか見れませんでした。
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高知市枡形に昔からある歯医者さん。
1925(大正14)年の建築です。
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最近補修されたのか、窓枠などもきれいな色に塗りかえられていました。
この門から入って診察してもらうには勇気がいりそうです。
高知市では市内中心部を十字形に路面電車
が走っています。
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土佐電気鉄道株式会社(略して土電(とでん))。
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これが昔からの典型的な型。
低床式の電車(LRT)もあります。
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車両ごとに履歴書がつけられています。
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外国を走っていたのも購入してきて、いろいろな型のが走っています。
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一番多いのはいろんな企業の広告を車体一面に描いた電車。
これは大学がスポンサーの電車です。
ずっと路面電車を走らせている高知市は、電車を廃止した町と比べて二酸化炭素の汚染度がずっと低いことがわかったと最近ニュースで聞きました。
この風景、京都でも今も残っていればなあと思ってしまいます。
2日の夜は旅館「城西館」のお風呂に入りに行ってきました。
この旅館は、皇族が来高した時によく泊まるというチョー一流ホテルで、これまで一度も足を踏み入れたことがありませんでした。
入浴だけでもできるというので、7階にある大浴場へ。浴室から外に出たところに露天風呂も作ってあって、光でお湯の色が変わったり、ジャグジーになっています。
湯上りにくつろげるところから夜の高知城が見えます。
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そこにあるリモコンのスイッチを押すと、旅館の屋根からお城に向かって一条の強力ライトが!
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室内の様子が窓ガラスに映っていてライトアップの様子がうまく撮れていませんが、左上の方の白い所がお城です。
とにかく驚きでした。
高知城は高知県の持ち物だったか、とにかく公共のものなのに、こんなことしていいのかなと思いながら、つけたり消したり。これをしてみたくてこのお風呂に入りにきたのでした。
この情報はこちらのタケムラさんのブログからいただきました。
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昼間の高知城。手前左は高知県庁。
ビバさんの「土佐日記」はまだまだ続きます。
前の日に坂本龍馬記念館でもらったチラシで「絵画で巡る高知の旅・高知名所・名物観光めぐり展」を11月23日から1月8日までやっていて、元旦は休みだけれど、2日から開いているというので、ふらりと出かけました。
県立美術館に行くのは初めて、高知市内中心部からは東に離れているので、随分遠くて不便な所にあるように感じていましたが、行ってみると「御免」行きの電車で「美術館前通り」で降りて徒歩5分くらいですぐ着き、意外に近いことに気がつきました。
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美術館の建物は土佐漆喰の土蔵を模して造られ、周りに川の水を引き入れて堀のようにしていました。
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図録(1,000円)を買いました。
主に明治から昭和前期にかけて描かれた高知の風景画や皿鉢料理や大凧や長尾鶏などの絵がいっぱいあって、どこかで見たような高知遺産の風景があふれていて期待以上によかったです。坂本義信の版画「土佐三十絵図」、片木太郎の風景画、山脇信徳の「土佐のさあち料理」、河田小龍の「一弦琴」など。
そして、思わぬ収穫は、絵金(江戸末期の絵師金蔵)の芝居絵屏風が5双も展示されていたことでした。赤岡町の所有者から借りてきて、蝋燭の炎で夏祭りの夜に町まちに並べられて見られるような形で展示されていました。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hand_goo.gif)
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あと、常設展で、「シャガール展」と「裸体画展」がありました。
そしてそして、前日のチョコレートプレゼントに続いて、この日もいいことが![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
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入場の時に抽選でプレゼントがあり、籤をひくと何と一等が当り![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyob_hat.gif)
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館蔵のマルク・シャガールの図録でした。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/abanzai.gif)
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籤運の悪い私にしては「こいつあ春から縁起がいいやあ」です。
ガハハ。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
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一緒に行った方ははずれでも館蔵品の絵葉書をもらいました。
それにしても、この美術館にこんなにシャガールがいっぱいあるなんて、知らなかったよー。
ここで、高知でいただいたお料理の話題を。
高知の料理と言えば、もちろん皿鉢料理、皿鉢は「さわち」とも「さあち」とも読みます。お正月に限らず、年中宴会には出てきます。
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これは組み物の皿。組み物は、煮物、揚げ物のほか、果物やようかんなどのデザートまで盛り合わせてあります。お酒を飲めない人や子どもも一緒に宴会を楽しむことができるように甘いものまで盛ってあるのです。
今回は省略して寿司もここに盛っていますが、大きな宴会になると寿司は別皿になります。
お皿は有田焼の大皿が各家庭の必需品です。
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他に刺身の皿と、お正月なので、おせち類の皿も。
お雑煮はお澄ましに角餅が入ったものです。
いやー、すっかりご馳走になってしまいました。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/usagi.gif)
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坂本直行(1906-1982)は龍馬の甥(姉(乙女姉さんではなくもっと上の姉)の子供直寛)の孫にあたる人。直寛は北海道に移住していて、その孫直行さんも北大山岳部を経て十勝原野に入植、極貧の開墾生活を送りながら、十勝の自然を描き続けました。
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北海道から取り寄せたたくさんの油絵と、開拓時代を始めとする一家のアルバム写真が土佐和紙に大きく引き伸ばされて飾られていて、親しみの持てる展示でした。
もともと龍馬も蝦夷地の開拓を志していたことが展示された書簡(京都大学附属図書館より借りてきた)に書かれていて、共通点を感じさせましたが、直行さんは龍馬の子孫であることは触れなかったし、高知にも来たことがなかったそうです。
直行さんは原野の植物もよく描き、有名なお菓子屋さんの包み紙になっています。そのお菓子屋さんが発行している児童詩の雑誌「サイロ」にも創刊号から表紙絵を描き続けたそうです。
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そのお菓子屋さんのチョコレートなども売っていたので買いました。高知に行って北海道のおみやげをゲットするとは思いもしなかったよー
。
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この記念館も元旦から開館するのは今年初めてとのこと、隣の国民宿舎が元旦の宿泊客が初日の出を見に来るお客で満員で、「他にどこか見る所は?」との要請のためだそうです。
そして、1日の先着200名には記念館と桂浜荘からそのお菓子屋さんのチョコレートがもらえたのです。まだ午前中にいったので、私達もいただけました。館内にもだいぶ参観者が入っておられて、混み合っていました。
坂本龍馬にそんな子孫がいたこともまるで知らなかったし、知人に誘われてたまたま行っただけなのに、思わぬプレゼントをいただけてラッキ~~
でした。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/usagi.gif)
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桂浜の後ろの丘ににょっきり建って景観を乱しているのは国民宿舎「桂浜荘」。
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その3階にある展望浴室は日帰りで入ることができます。
窓から桂浜とその前の太平洋を眺めながら入浴できて550円、雄大な気分で新年を迎えることができました。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en3.gif)
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桂浜荘のすぐ側に15メートル四方位の狭くて小高い段があり、そこが浦土城天守閣跡。中世の山城で天守閣があるのは珍しい例だとか。
浦土城はここから西になだらかな山の上部が城として築かれていて、長曽我部氏が造り、山内一豊も土佐に上陸した時に一時的に使っていたのは、この前のドラマでご覧の通り。
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桂浜荘から浜へと向かう道は藪椿の林になっていて「椿の小道」と呼ばれています。
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まだ少ししか咲いていませんでした。
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ツワブキと浜菊(?)がかわいく咲いていました。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_eye.gif)
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ツワブキはたくさん生えていて、ほとんど綿毛状態になっていました。
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太陽の強い日差しと海からの風が南国特有の植物を育てているようでした。
今年の幕開けは土佐の高知の桂浜に行ってまいりました。
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初日の出は見れなかったですが、穏やかな海上の雲間に太陽を拝むことができました。
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はるか西方は足摺岬の方角。
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そして、この方も太平洋のかなたをじっと眺めておられました。