東京港野鳥公園に行っていました(2023年11月19日)。ここも前から一度見てみたいと思っていた場所です。東京港の港湾・流通施設で埋め尽くされた場所に、どんな形で野鳥のための公園が保全されているのだろうかという興味です。
京急線平和島駅から環七通りをひたすら東に向かって歩きます。京浜運河を渡ります。
30分ほど歩いて着きました。東京都野鳥公園の入口です。
ちょうど、東京港野鳥公園里地里山フェスティバルというのをやっていたため、入園料300円が無料になりました。
ここがフェスティバルのイベントの中心。
この公園は、東側と西側のエリアに分かれています。
まずは橋を渡って、東側エリアから見て行きます。前を歩いているのはレンジャー(日本野鳥の会)の人のようです。超望遠レンズをつけたカメラを持っています。焦点距離が、600mmとか800mmとかあるんですよね。私のカメラのズームレンズは18-55mmだから、全然遠くは写せません。
池の周囲をこのような茂みが囲んでいます。
ネイチャーセンターという4階建ての観察基地みたいな建物があります。
窓から池が観察できます。ところどころに望遠鏡も装備されています。
窓から見る「潮入りの池」。
羽田空港が近くにありますから、ひんぱんに着陸しようとする航空機が飛んできます。
たくさんいるのはカモ類のようです。
ネイチャーセンターのB1Fには干潟遊歩道というのがあって、干潟の上を歩いて周れます。
カニがいました。もっと暖かい時期にはカニがたくさん見れるそうです。
観察小屋というのが園内に4か所あります。
のぞき窓が作られていて、鳥たちを驚かさないようにして観察できます。
こんなかんじで見えますが、超望遠レンズなら鳥の姿がそうとう精細に見えるのでしょう。
東観察広場から見える東淡水池。据付けの望遠鏡で木にとまるノスリの姿を見ることができました。ガイドの方の話では、オオタカが飛んでくるのも見えたそうです。
西側のエリアにやってきました。西淡水池が見えます。
アオサギかな?
こちらはゴイサギ。私のカメラでは、最大に拡大してこのくらいです。やはりここはセミプロの写真好きのための場所。私だったら、地元の入江川せせらぎ緑道の方がいい写真撮れるな。
園内では田んぼでイネが栽培されていて、刈り取られた後のようです。
不耕起栽培、無肥料栽培、持続可能な農法と書かれています。米国のような大規模農業にはコスト的に太刀打ちできない日本には、こういう古くて新しい農業がこれから重要になっていくんじゃないでしょうか。農薬や肥料を使って行なう安易な農業より、ずっと高度な技術や革新が必要とされそうです。
帰り道、また京浜運河を渡ります。今日はだいぶ歩いて疲れたので、途中でバスに乗って平和島駅まで戻りました。