12月になるといつも、焦燥感と安堵感の入りまじった不思議な感覚を感じます。12月を師走とよぶのは、「師匠の僧が御経をあげる為に東西を馳せる月」だからとされています。12月にご不幸が多かったのかどうかはわかりませんが、忙しくあわただしい月であると古くから認識されてきたのですね。
高校のときの現国教師は、師走は情緒不安になるといっていました。私にとっての師走は、12月8日のジョン・レノンの命日があって、ジョンの歌「ハッピークリスマス」に出てくる「What have you done?(今年は何ができた?)」のメッセージが頭に浮かんできて、今年はいったい何ができたのだろう?という自問自答、まあそこそこ平和には過ごせたかなという安堵、そんなことがいつも頭をよぎります。結局、はっきりした結論は出ないのですが。
今年の師走は、両親のお墓を申し込むことができました。行動してきたことが、実を結んだことでちょっとだけほっとしました。これが、「What have you done?(今年は何ができた?)」という問いへの、今年の私からの返答かな。
ジョン・レノンの「ハッピークリスマス」のYouTubeはいろいろなバージョンがありますが、下記は、歌詞の和訳入りで最初のところでヨーコから、元夫との子キョウコや、義理の息子のジュリアン・レノンへの呼び掛けが入っているので選びました。この曲が発表された1972年から、もう50年もたちましたが、メッセージである「戦争は終わらせられる」は残念ながらとうてい達成できそうにありません。我々人類であるホモ・サピエンスとは別に、戦争好きな人たちホモ・ウォーという人種を分類してみるというアイデアが浮かびました。
Happy Christmas(War is over)ハッピークリスマス2022/ジョン レノン/歌詞
ホモ・ウォーのことを考えていたら、物語のプロットが浮かび上がってきましたので、ここにメモしておきます。
『ホモ・ウォーはホモ・サピエンスとは別種であると定義され、ホモ・サピエンスはホモ・ウォーに別の星に移住して頂くようにお願いする。しかし、ことはそう簡単にいくはずもなく、ホモ・サピエンスのほうが別の星に移住することになった。ホモ・サピエンスは、地球上の全ての生物の遺伝情報とあらゆる知的情報を持って、別の恒星系の惑星に移住することに成功する。移住して間もなく、地球を観察したところ、ホモ・ウォーが全世界核戦争を引き起こし、ほぼ全ての生物が絶滅したことが確認された。ホモ・サピエンスはギリギリのタイミングで生き延びることができたことと、ホモ・ウォーが絶滅したことに安堵する』
聴いた時、カセットテープで録音して
何度も繰り返し聴いた記憶があります。
子供のコーラスが出てきて、いいです
よね。とてもジョンらしい曲です。
地球上にはホモ・ウォーが実際に
たくさんいます。今のところ平和な
日本に住んで、別の星に移住する
こともなく普通に暮らせていることに
感謝です。
ジョンのこの曲、優しくて心に響きますよね。
ホモ・ウォーにも反応して頂き嬉しいです。現代の日本は三方をホモ・ウォーが支配する国々に取り囲まれていますよね。自分がそちらに生まれなかったのは、運が良かったといつも思います。