(前回の続き)西会津でガッツリとご当地ラーメンを頂いた後は南会津エリアへ移動。下郷町にある景勝地「塔のへつり」を観光します。
「へつり」とは会津地方の方言で”川に迫った険しい断崖”の事だそうで、河食地形の奇形を呈する好例として国の天然記念物に指定されている名所になっています。
石段を降りて橋を渡ると向こう岸に渡る事が可能で、向こう岸には断崖を削り取って作られた道を歩くことが出来るようになっていました。
ただしかなり怖くて皆さんほぼ10Mくらいしか足を踏み入れていない模様。
私は…私はそこに降りる事すら出来ず(笑)落ちるとほぼ助からなそうですが勇気のある方は是非。きっと眺めは良いと思われます。
最寄りの「塔のへつり駅」も人気で複数の方が写真を撮られてました。小さくて可愛い駅舎ですね。猫がいる駅舎だっけと思ったらそれは違う駅だそうで。
さてお次は有名な「大内宿」に行って”ネギそば”でも頂きましょうか。と思って急ぎましたが到着16:50頃既に辺りは真っ暗で(汗)蕎麦屋さんも営業終了されてました。残念。
日中多くの人で賑わう大内宿ですが今は街灯も無くひっそりと静まり返っていました。旅人が宿を目指して夜やっと到着した時の光景ってこんなんだったのかなと想像できるような光景でしたね。
さて会津を発ち日光街道を南下して一路目的地「渋谷www」へ。
途中栃木県大田原市に有ります「太陽の湯」に立ち寄ってひとっ風呂頂きます。
関東圏の日帰り温泉としては比較的安価で露天風呂付というのが好印象でした。湯温はやや低めでしたが桧の露天風呂が源泉掛け流しと言うのがポイント。夜の霧雨の中で頂く露天風呂と言うのもなかなか風情が有りますな~。
ヌクヌクと温まった後は佐野市に移動し道の駅で車中泊。コンビニでビールを購入し350ml一缶飲んだだけで後は記憶を無くしてそのまま心地よく睡眠タイムに(最高のひと時)
さて何故佐野市に立ち寄ったかと言えば当然”佐野ラーメン”を頂くため、です。
翌朝起床後、早速ラーメンを食べに動き出します。前回人気店「日向屋」(店名クリックで過去記事へ)で頂いたものがとても美味しかったので「日向屋」に負けない人気店「青竹手打ちラーメン田村屋」に今回行ってみます。
朝10時開店と少し開店時間が早いのも嬉しい。10:05頃到着したら行列こそ有りませんでしたが駐車場がほぼほぼ埋まっててギリギリ滑り込みセーフ。
「ラーメン」620円
早速のスープですが、豚骨と鶏ガラの合わせに鶏油や豚脂など動物系の油脂を少量浮かばせて適度なコクをプラス。あっさり系ながらあっさりし過ぎない程良いバランス。
醤油ダレは配合強すぎず昆布系の旨味を僅かに携えて動物系ベースを優しく支えます。節や煮干しはあまり感じずワカメがトッピングされた部分には磯の味わいがスープに染み出していて、見た目通りオーソオックスに徹した動物系主体の醤油スープ印象です。
さて佐野ラーメンと言ったらやはり”麺”がキモでしょう。毎日青竹で手打ちされた自家製麺が主役な訳ですが(極論)強い縮れを持たせた中太麺は加水率が限界近くまで高くツルツルもっちりな食感が素晴らしい仕上がり。流石の麺です。
手打ち麺なので太さに強弱が有り太い部分は気持ち固めで細い部分は適度なしなやかさが有るんですね。啜る毎に口の中で微妙に変化が有るのも楽しい。たまに”だまこ”(って言いません?)の部分が有ったりするのもお茶目で、当たりを見つけた気分(^^;
動物系ベースは醤油と共通ながら塩の方が若干油脂が強くコクが深い印象。スープに白ゴマと揚げネギが浮かび見た目醤油よりも華やかさ有り。
塩ダレの作りはナチュラルで仰々しさがなくベースの旨味を下支えしています。これは無化調だろうなぁと思われるスープ組立てですね。
海苔に乗せられた魚粉をスープに溶け込ませることで魚介系の旨味を醸し出してきますがかなりアッサリしているので少し胡椒を入れるのも有りかも。
チャーシューも醤油と共通。バラ肉部位の物が2枚乗り味付あっさりめですが大きさも厚みも立派で食べ応え有り。柔らかく煮込まれておりトロける食感がスープとよくマッチしています。チャーシュートッピングがプラス3枚で260円なら悪くない。
今回開店まもなく(10:05頃)の入店だったため並ばず着席出来ましたが店を出る頃には行列が出来ていて人気の程が伺えました。何と言っても麺が秀逸。一杯620~670円でこのクオリティの手打ち麺を出せるのって凄い。この自家製手打ち麺を食べるためだけに佐野市まで来る価値有り。
# 12周年福祉チャリティ100円ラーメンの広告出てました。きっと凄い混むんだろうなぁ…。
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