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子供はかまってくれない

子供はかまってくれないし,わかってくれないので,映画と音楽と本とサッカーに慰めを。

日本代表対タイ代表【4:1】やっぱり予選は難しい

2008年02月06日 23時28分18秒 | サッカーあれこれ
得点は全て個人技から。流れの中で相手を崩して取った点はなく,失点も喫してしまったが,逆に守備面でワンボランチの宿命とも言える,ヴァイタルゾーンの穴埋めという今後の課題が浮き彫りになったことが収穫と言えるかもしれない。前途は多難だが,時間はある。じっくり付き合って行こうではないか。

新チームの特徴とされていた,スモールフィールドでのパス交換はほとんど皆無。選手同士の距離は,オシム監督時よりも広がってしまい,相手をおびき寄せておいてワンツーで一気に抜け出す,という場面も全くなかった。サイドチェンジへのトライは見られたが,そこからの展開が遅いため,シュートチャンスを生み出せない。多分今のチームに最も欠けているのは,ボール回しから一気にスピードアップするタイミングを共有するということなのだろうが,言うは易し。
そのために最も重要なのはサイドの選手の「攻める」という意識で,確かにサイドバックの上がりも前2戦に比べると意識していたようだが,内田は全く周囲と噛み合ず,今後に不安を残した。

得点の中では,2点目のきっかけとなった山瀬の突破が光った。個人技で優位に立っていたとしても,仕掛ける勇気がなければそれを試合に活かすことは出来ない。
得点まで行けたのは多分に運も味方し,シュートだけを見るとごっつぁんゴールなのだが,ドイツ大会クロアチア戦で柳沢がやってしまった失態と比較して,ここはきっちりと決めた大久保の落ち着きを讃えたい。

中澤の見事なエビぞりヘッド,常にボールを落ち着けていた遠藤の玉捌き,更にきちんと4点目を取りに行った選手の意思の統一など,まだまだタイとは格が違うと思わせたいくつかの要素を見ると,相手に突かれたDFとボランチのマークの受け渡しミスに象徴される,極めて基本的な約束事の修正を徹底出来れば,8割くらいの確率で3次予選は抜けられるだろう。
しかし監督が目指す「世界を驚かす」という目標を考えると,道は険しい。その険しさの分,目標が達成出来た時の喜びが大きいことを信じて,次戦では全員で走り切ってくれることを祈る。


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