□ 天からの贈り物、降り積もった結晶
◇ この冬初めての降雪。
音もなく降り積もる雪、朝の出掛けの雪で少々早めに出勤。
しかも、うちの車の屋根に雪は積もってないのに、白タクにしました。
7時5分に出発と言った本人が、庭で呑気にデジカメを構えているので、
誰かさんはキリキリ!
□ 玄関を降りる階段から、北側の「庭」
(アルバ・セミプレナ(OR)に水仙、手前はさつき)
(una poesia di oggi)
白い想い出 山崎唯
雪が降ってきた ほんの少しだけど
私の胸の中に 積りそうな雪だった
幸せをなくした 暗い心の中に
冷たくさびしい 白い手がしのびよる
※ ジョーン・シェパードさんが歌ってました。
◇ 庭かけ回りといかないパカラは、かといって丸くもなっておらず、
降る雪にただ興味津々。
鉢も九も十も、全部淡い雪の泡盛。
プリムラポリアンサスも、チューリップも、植え付けたばかりのバラの大苗も…。
一面の雪景色もまた風情を感じる日本の冬景色・・・
暖地の人間はこれほど暢気なのです。
□ いつもの朝と目つきの違うパカラ
□ 寄せ植えは、まるで「雪丼」
□ チューリップやカモミールの鉢も…。
□ 先日やっと鉢植えした薔薇の大苗
(まだ定位置はなく、置いたまま)
◇ どなたかにコメントさせていただきましたが、
紅顔の美少年(!?)の頃は、(日本の)西海岸は雪がよく積もりました。
クリスマスも結構ホワイトクリスマスが多かったのです。
通学路の軒下のツララを傘で叩いて落としたり、
校庭で雪合戦をしたり、玄関先には雪だるま。
□ ヘリテージ(ER)にパット・オースチン(ER)
◇ それがもう、セピア色のなつかしい雪になってしまいました。
雪の冷たさ、辛さはおろか、何がしか豊かな白ささえもつい忘れてしまっています。
本棚に目をやれば、川端康成「雪国」・・・真冬に雪への想いが募るなんて、
これでは日本の冬ではありません。
□ ただ、春を待つ(定点観察地点)
(una poesia di oggi)
生ひ立ちの歌 中原中也
I
幼年時
私の上に降る雪は
真綿のやうでありました
少年時
私の上に降る雪は
霙のやうでありました
十七ー十九
私の上に降る雪は
霰のやうに散りました
二十ー二十二
私の上に降る雪は
雹であるかと思われた
二十三
私の上に降る雪は
ひどい吹雪と見えました
二十四
私の上に降る雪は
いとしめやかになりました……
II
私の上に降る雪は
花びらのやうに降つてきます
薪の燃える音もして
凍るみ空の黝む頃
私の上に降る雪は
いとなびよかになつかしく
手を差し伸べて降りました
私の上に降る雪は
暑い額に落ちくもる
涙のやうでありました
私の上に降る雪に
いとねんごろに感謝して 神様に
長生きしたいと祈りました
私の上に降る雪は
いと貞節でありました
☆ 雪の結晶に、どれ一つとして同じものがないように、
雪への思いも、人それぞれ、そのときあのときで、この中也の詩のように様々でしょう。
あなたに降る雪に、どんな想いを重ねられたのでしょうね?
◇ この冬初めての降雪。
音もなく降り積もる雪、朝の出掛けの雪で少々早めに出勤。
しかも、うちの車の屋根に雪は積もってないのに、白タクにしました。
7時5分に出発と言った本人が、庭で呑気にデジカメを構えているので、
誰かさんはキリキリ!
□ 玄関を降りる階段から、北側の「庭」
(アルバ・セミプレナ(OR)に水仙、手前はさつき)
(una poesia di oggi)
白い想い出 山崎唯
雪が降ってきた ほんの少しだけど
私の胸の中に 積りそうな雪だった
幸せをなくした 暗い心の中に
冷たくさびしい 白い手がしのびよる
※ ジョーン・シェパードさんが歌ってました。
◇ 庭かけ回りといかないパカラは、かといって丸くもなっておらず、
降る雪にただ興味津々。
鉢も九も十も、全部淡い雪の泡盛。
プリムラポリアンサスも、チューリップも、植え付けたばかりのバラの大苗も…。
一面の雪景色もまた風情を感じる日本の冬景色・・・
暖地の人間はこれほど暢気なのです。
□ いつもの朝と目つきの違うパカラ
□ 寄せ植えは、まるで「雪丼」
□ チューリップやカモミールの鉢も…。
□ 先日やっと鉢植えした薔薇の大苗
(まだ定位置はなく、置いたまま)
◇ どなたかにコメントさせていただきましたが、
紅顔の美少年(!?)の頃は、(日本の)西海岸は雪がよく積もりました。
クリスマスも結構ホワイトクリスマスが多かったのです。
通学路の軒下のツララを傘で叩いて落としたり、
校庭で雪合戦をしたり、玄関先には雪だるま。
□ ヘリテージ(ER)にパット・オースチン(ER)
◇ それがもう、セピア色のなつかしい雪になってしまいました。
雪の冷たさ、辛さはおろか、何がしか豊かな白ささえもつい忘れてしまっています。
本棚に目をやれば、川端康成「雪国」・・・真冬に雪への想いが募るなんて、
これでは日本の冬ではありません。
□ ただ、春を待つ(定点観察地点)
(una poesia di oggi)
生ひ立ちの歌 中原中也
I
幼年時
私の上に降る雪は
真綿のやうでありました
少年時
私の上に降る雪は
霙のやうでありました
十七ー十九
私の上に降る雪は
霰のやうに散りました
二十ー二十二
私の上に降る雪は
雹であるかと思われた
二十三
私の上に降る雪は
ひどい吹雪と見えました
二十四
私の上に降る雪は
いとしめやかになりました……
II
私の上に降る雪は
花びらのやうに降つてきます
薪の燃える音もして
凍るみ空の黝む頃
私の上に降る雪は
いとなびよかになつかしく
手を差し伸べて降りました
私の上に降る雪は
暑い額に落ちくもる
涙のやうでありました
私の上に降る雪に
いとねんごろに感謝して 神様に
長生きしたいと祈りました
私の上に降る雪は
いと貞節でありました
☆ 雪の結晶に、どれ一つとして同じものがないように、
雪への思いも、人それぞれ、そのときあのときで、この中也の詩のように様々でしょう。
あなたに降る雪に、どんな想いを重ねられたのでしょうね?