折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

早春への準備 ~ その続き ~

2010年01月09日 22時32分36秒 | 小寒
          □ 白のビオラ、いつも寄せ植えでしたが今年は単独。

◇ けさはやや冷え込みましたが、日中は雲一つない快晴、風弱し、穏やかな冬の日。
  バラへの元肥遣り、低速前進でも明日で終わる目処が立ちました。
  花は数少なくても、真冬の庭は春への憧れに満ち溢れていることを垣間見ました。
  その憧れが静かな庭のエネルギーとなり、暖かな光の春へと交代して行くわけです。

  ※ 前回からの続き、春を待つ庭の新しい芽吹き、その「大中小」です。

     
      □ クレマチス・モンタナ系「マーガレット・ジョーンズ」

     
     □ クレマチス・パテンス系「ミセス・スペンサー・キャッスル」

     
         □ クレマチス・モンタナ系「スノーフレーク」
           
           知らないこととは恐ろしいことで…。
           「旧枝咲き」の意味がわからなかった私は、
           「ルーベンス」でも何でも「枯れた」と早合点。
           初年度は秋には全部捨ててしまいました。
           今でも「枯れ枝咲き」と表示してほしいと「真顔」

     
      □ ジューンベリー(June Berry/Amelanchier canadensis)
        バラ科ザイフリボク(アメランキエル)属の落葉高木
        うちの庭のは「高木」にはなりそうにありません。

     
     □ オオデマリ(Vibumum plicatum var.plicatum f.plicatum)
           スイカズラ科ガマズミ属の落葉低木
         昨年、若葉が病気にやられてしまいました。

     
            □ ボタン(Paeonia suffruticosa)
              ボタン科ボタン属の落葉小低木
              明日、元肥をしっかり与えます。

      
        □ ラナンキュラス、大好きな花、今年も期待…。

     
      □ クロッカスやスイセンやムスカリやスノーフレーク…。
        この画像の中に十品種以上の早春の花があります。

     
          □ プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント
      (Princess Alxandra of Kent S 2007 D.Austin England)
       新芽の展開直前の株は大苗初年度、当然期待度最大。

     
           □ クリスマスローズ「パーティドレス」 

     
            □ クリスマスローズ「ステルニー」
          ずいぶんと「動いて」来たような気がします。 

      
             □ ユリオプス・デイジー
               うちの庭で初めて。
               少しずつ開花が進んで来ました。

     
        □ そして、真冬の癒しは雪のように白い、水仙。
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小寒小景 ~ 早春への準備 ~

2010年01月08日 23時51分56秒 | 小寒
      □ ドミニク・ロワゾー(Dominique Loiseau S 2003 Derbard France)
           数ヵ月後に、マーガレットと春爛漫を競う姿を夢見て。

     
        □ 庭のバラ、寒風の中を開花、これが最終です。
             今回は、冬色の庭の様子です。

◇ 一月も早いもので「七草」を過ぎ、第一週を働いてもう週末、また3連休になります。
  「早いもので」というフレーズ、ブログで何度使っていることでしょう。
  ブログ・カテゴリーを二十四節気をベースに分類していますが、温暖化の影響からか、
  季節が早めに駆けて行くようで、それで余計に「早く」感じるのでしょう(トシのせい!?)。
  週末ごとのバラの冬作業も一つひとつ淡々と、こちらも早くやり過ごしたいものです。

     
         □ ローズマリー(Rosmarinus officinalis)
           シソ科マンネンロウ属の耐寒性常緑小低木
           満開状態、これは真冬の花?おそらく春の花。
           暖地ではほとんど四季咲きですので、
           季節の移り変わりが感じられない花。

     
         □ ビオラは、ずいぶん花が増えて来ました。

◇ 4年前にバラの苗を植えつけたものの、見よう見真似で知識もなく不安なものでした。
  バラを楽しんでらっしゃる方々と交流できたらとの「切なる」思いでブログを始めました。
  実は「最初はgoo」ではなくて、3回ほど別のところでブログを始めてみたのですが、
  悪ふざけとしか思えないコメントに閉口して、すぐにこちらに移ったのでした。
  2006年1月8日第1回をアップしたら、程なく優しいコメントをいただいて感激したことを、
  まるで昨日のことのように鮮明に憶えています。

     
     □ フォールスタッフ (Falstaff S 1999 D.Austin England)
        今でこそ悠長に構えていますが、最初は心配で…。

     
     □ メアリー・ローズ (Mary Rose S 1983 D.Austin England)
         こんなに寒い中、もう新芽が展開してきました。

◇ そしてここまではご覧のとおり、私のブログはバラの花中心の"My Favorite Things"
  自分の好きなものを中心に、押し付けがましいようでもご紹介ブログのつもりです。
  過ぎたことはそれとして、次の一年庭のバラたちはどんな生長を見せてくれるでしょう。
  庭の四季を彩る花たち、その四季の移ろいを人は繊細な心で感じ取っていくもの、
  そんな風にこのブログを見ていただけたら幸いです。

     
      □ クレマチス・アーマンディ 「アップル・ブロッサム」
          (Clematis armandii 'Apple Blossom')
           ブログ友のmilkyさんちの株のように、
           そのうちに「暴れ出す」んでしょうかね。

    
   □ この春には、二年越しの初の開花を期待しています。
     このアーチにメアリー・ローズやフォールスタッフが絡んでくる予定です。
  
◇ 折りしも季節は寒の入り、一年中で最も寒い時季になりました。
  庭に花はほとんどなくて、どちらを向いても冬剪定前のバラの枝ばかりが目立ちます。
  せっかくの記念の日のブログ更新ですから、春を待つ庭「小寒小景」をご覧下さい。
  大寒を過ぎて節分、立春へと、今年の冬も植物の芽は期待を一身に背負っています。
 
     
          □ チャールズ・レニー・マッキントッシュ
     (Charles Rennie Mackintosh S 1988 D.Austin England) 
          植え替え時に根の張り方が十分でなく
           心配しましたが、大丈夫そう・・・。
             こちらはまだ冬剪定前、
            節分の頃までに剪定します。

             
              □ イングリッシュ・ヘリテージ
         (English Heritage S 1984 D.Austin England)
          この蕾は剪定を兼ねて部屋に飾ってみます。

     
             □ オレンジ・マザーズ・デイ
       (Orange Mother's Day Pol 1959 Kordes Germany)
           清らかな可憐な蕾に気がつきました。  

          
            □ ジンチョウゲ(Daphne odora)
         ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑小低木
            ほんのりと色づいて来ました。 

             
            □ ヒメツルソバ(Persicaria capitata)
                タデ科イヌタデ属の多年草
             このところの冷え込みでヨレヨレに。

     
      □ それでも暖かくなったらきっと復活してくるはずです。

     
                 □ 今日、帰り道で。

     
     □ 遠くの山々、久しぶりに雪雲が取り払われていました。
       向かって左側、由布岳。実は真っ白に冠雪しています。 
   
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寒の入りに。

2010年01月05日 21時59分28秒 | 小寒
            □ パット・オースチンほか、シーズン名残のバラ。

◇ 今日は二十四節気の小寒、名実ともに寒い冬の日が続くことになります。
  バラの庭はすでにがらがら、空きエリア「全開」状態、冬枯れそのものです。
  これでも花のブログの「端くれ」ですが、バラ中心となるとこの時季どうも…。
  何か庭で花が咲くか咲いた花を購入するか、このままではブログ題材に事欠きます。

◇ 元日のウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート、楽しまれた方も多いでしょう。
  フランス人指揮者ジョルジュ・プレートルを迎えて、心も浮き立つ華やかな演奏会。
  ウィーン・フィルの演奏で聴けるとは思わなかったような曲目が、私にはサプライズ。
  音楽の楽しみとは、心に沁み込むような余韻に浸れること、代えがたい心の糧です。

     
     □ イタリアのサンレモからの3万本の花が会場を飾ります。

     
           □ ジョルジュ・プレートル(1924- )     

      
       □ 颯爽と溌剌と、動と静の指揮振りが絶妙な85歳!

     
   □ フランスにまつわる曲目が、光に満ちた新しい年にふさわしい。
     オッフェンバックの喜歌劇「ラインの妖精」序曲。
     途中の「ホフマンの舟歌」のたゆとうメロディ、懐かしさを誘います。
 
         
     □ 「ホフマンの舟歌」をリンクします。
       どこかで聴いたような感じの曲ではないかと思います。

       ウィーン・フィルの演奏ではなくて、ピアノ伴奏の女声二重唱。
       穏やかな声に豊かな表情、どこまでもゆったりとした曲想。
       カジュアルなタッチでも、聴き手の心を打つのは案外こんなもの。
       ご興味のある方は、シルブプレ♪
 

   ※ 早いもので、もうすぐ(1月8日)ブログ開始4周年を迎えます。
     途中休止はありましたが、皆さんのおかげでここまでやってきました。
     どうもありがとうございます。
     冒頭のとおり、咲いている花も咲きそうな花もほとんどない状態です。
     次に何か咲くまで、この際しばらく冬の休みを決め込むことにします。
     早春の花が庭に戻って来る頃に再開します。



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バラの作業、次は週末。

2010年01月03日 21時55分36秒 | 冬至
             □ バラの大鉢の植え替え、一丁上がり。
               今シーズンも「ハナカンザシ」の寄せ植えです。

◇ 雪はちらつかないものの、昨日の穏やかな日和とは打って変わって冷たい一日。
  引き続き午前中から庭に出て、バラの植え替え、元肥遣り、地味な作業の繰り返し。
  さて、今日はどれだけ掘ったやら…牛歩の如くでも着実に前に進んでいるようです。
  狭い庭をこんなに掘り上げてどうするの…別の自分のつぶやきには耳を貸しません。

     
        □ バラの鉢植え→地植えへ、根鉢がびっしり。
          この株が健康だったという証拠なんでしょう。

     
           □ 根をほぐしたらこんなに…。
             当然、約3分の2くらいに切り詰め。

     
         □ 途中省略ですが、元肥を施して地植え完了。

     
         □ こちらは寄せ植えのバラの株元への施肥。
           元肥遣りの穴を掘る場所がないケースです。

     
           □ 油粕を約100g、ほんの少しです。

     
        □ 株元に薄くまんべんなく敷き詰めるイメージ。

     
       □ 油粕は粉末、そのままでは風で吹き飛びます(!?)。
         まぁ、他に理由があるでしょうが、腐葉土を薄く被せます。
         これらは様子を見ながら、追肥主体にしています。

◇ バラは落葉樹、それがほとんどを占めるこの時季の庭の何と殺風景なこと…。
  バラを始める前には、パンジー・ビオラで庭は囲まれていましたが、今は少しだけ。
  それでも探してみれば、少しずつでも春の息吹は感じられないこともありません。
  明日から平日仕事で週末園芸のいつものペース、五感だけは庭に向けておきます。

      
     □ 日当たりの良い場所では、マーガレットが少し咲いてます。

     
        □ 忘れな草、これは昨年からずっと「四季咲き」!?

      
   □ バラ「シャルロット・オースチン」と寄せ植えのクリスマスローズ。

     
     □ この時季の庭の「わくわく」です。
       ハゴロモジャスミンとオールド・ローズ「ブレイリー№2(Ch)」

     
        □ 葉を落としたバラのいくつかは剪定しました。
          いきなり処分するには、少し早過ぎますよね。
          更新前のラベルを立てて…挿し芽にトライ。
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バラの仕事始め

2010年01月02日 23時25分15秒 | 冬至
            □ 氷点下の冷え込みに朝はぐったりしてましたが、
              お昼からはこのとおり、しゃんとしてきました。

     
      □ ガーデン・シクラメンは門扉の上、うちの冬の定番です。

◇ けさは当地としてはかなり冷え込みましたが、日中は風もなく穏やかな日和でした。
  大晦日は雪が舞い、庭仕事はつらいものがありましたが、今日は楽な方でした。
  箱根駅伝を見たい気持ちも「華の二区」辺りで…花…そうだ、バラの庭作業が…。
  あとは五区の山登りで休憩した以外は、一日中黙々と作業を続けたのでした。

     
       □ 「仕事始め」は、つるバラを移植したり…よいしょ。

      
           □ 大鉢に元肥を施したり…鉢替えも三つ。

     
           □ 鉢植えに有機肥料は厳禁ですから、
             通常このバイオゴールド・クラシック。

     
      □ 腐葉土+堆肥に元肥を混ぜ込んで、穴に投入します。

     
      □ 今回は二か所、穴を掘りました。こんなもんでしょう。 

◇ 今シーズンは、軸足をつるバラに…その「元年」にしたいと思います。
  つるバラの誘引は、シュートがまだしも柔らかい12月が適しているそうです。
  うちにはそんなりっぱなつるバラはまだどこにもないので、まずは移植に元肥遣り。
  穴を掘っては肥料と土を混ぜ戻す、単純作業の繰り返し…これから1月中は続きます。

  ☆☆☆ こちら「仕事納め」の模様 ~ 元肥(もとごえ) ~ 12月30日 ☆☆☆

     
            □ 油粕、骨粉入りの有機肥料です。
              元肥は、有機肥料をブレンドします。

     
     □ 骨粉と硫酸カリです。元肥は私の場合はこれらのブレンド。
       油粕(主に、N チッソ)骨粉(P リン)硫酸カリ(K カリウム)
       ご存知のとおり、それぞれ葉や茎、花、根っこの養分です。

     
      □ ブレンドの比率は、油粕200g 骨粉200g 硫酸カリ30g
        「35%骨粉入り油粕」100gに、油粕65gと骨粉35gが含まれます。
        油粕200gを取り出すには「35%骨粉入り油粕」は300g必要。
                       → 200×(100÷65)≒300
        300gを「測った」ところですが…。
        何を血迷ったのか、毎朝ウェイトチェックに使っている、
        20年もののヘルスメーターを持ってきてしまって…。
        300g測りましたが、これではさっぱりわかりませんね。

     
        □ この中に「骨粉」は300-200=100g含まれます。
          粒の骨粉をあと100g追加すると200gの必要量。
          それに硫酸カリ30g(真っ白)を目分量で…。

     
     □ 「油粕+骨粉+硫酸カリ」を腐葉土と堆肥に混ぜ込みます。

      
     □ 株元から50cm辺りに深さ50cm程度の穴を掘ります。

     
        □ この場合は場所の都合で穴は2か所止まり。
          狭い庭では、そんなに穴掘りは叶いません。

     
        □ 先程混ぜた肥料を掘った穴に埋め込みます。

     
     □ 掘った土に土壌改良を兼ねて腐葉土や赤玉土等を加え、
       先に投入した肥料とよく混ぜ合わせます。

      
            □ ついでに、立て札を更新しました。
              元肥え遣りの一例でした。
              5月には、オールド・ローズの上品な香りに、
              この一帯が包まれます。
 
  
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年の初めに。

2010年01月01日 17時15分57秒 | 冬至

          □ アイスバーグ (Iceberg F 1953 Kordes Germany)
            気温0℃の朝、雪のような白さのバラで始まりました。

◇ あけましておめでとうございます。
  皆さま、穏やかなお正月をお迎えのこととお慶び申し上げます。
  私もごく普通でかつ特別の一日、元旦を元気に迎えることができて感謝しています。
  今年も性格どおり(!?)の少し一途で大いにずぼらな園芸ブログにお付き合い下さい。

      
    □ 歩いて数分の丘の上から、元旦の大分市街と別府湾方面。
      実際には、もう少しは雄大なパノラマなんですが…。
      高崎山の向こう、鶴見岳、由布岳は雪雲に隠れています。
      うちの屋根もこの画像の中にあるはずです。

◇ 初詣、もうお出かけになられましたでしょうか?
  こちらは、毎年恒例の車で10分(今日は渋滞で40分)の神社に参拝しました。
  100円のおみくじは、ここ何年もずっと記憶にない「末吉」でした。
  季節が進んだ頃から幸運が舞い降りて来る、そんな「末が良くなる1年」と信じて…。

      
       □ ハゴロモジャスミン
         まだずっと先なのに、何となく春が近そうです。

     
     □ 庭の至るところ、早春の花の準備が進んでいるようです。

◇ 思えばバラ園芸も、秋の返り咲き(11月以降)が絶不調でやや寂しい思いをしました。
  これは剪定ではなくて夏場からの肥料(花後のお礼肥え、夏の元肥)の問題でしょう。
  今年は原点に戻って、しっかりと株の生育の状況をチェックしながらの作業を。
  時間がないからとサボったら、バラに悪いことをしたのと同様になります。

     
          □ プリムラ・ジュリアン・クラウディア
             このバラ咲きの花を見てますと、
            バラに目覚めた4年前を思い出します。

      
      □ バラとマーガレットの庭への途中、そんな年に…。
        昨年、ピンクのマーガレットの大輪を枯らしてしまって。
        品種が違いますが、新しいマーガレットを迎えました。

◇ そこで年末からは株の近辺に穴を掘っては、丹念に元肥(寒肥)を施しています。
  せっかくバラを育てさせていただくからには、バラ本来の姿で花を愛でたい。
  昨年あたりからぼんやりシュートを眺めては、そういう思いが強くなりました。
  当然高望みはしませんが、夢や憧れに一歩でも近づけたら…そう思っています。

      
               □ ヤング・リシダス
         (Young Lycidas S 2008 D.Austin England)
              昨年末に植え付けた大苗、
           深いマゼンタ・ピンクの花だそうです。

  

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