世界選手権の1か月前にアキレス腱を断裂したフィリップ・リッゾ(豪)が、復活への意気込みを語りました。
エースを欠いた豪男子チームは、シュツットガルトで団体19位と惨敗。おかげで北京五輪への団体出場はおろか、個人総合で61位に入ったシンプソン選手だけが出場権を獲得。選手を自由に選べることさえできなくなり、リッゾ選手の夢は砕けました(参考:北京五輪男子出場ワク)
去年の世界選手権(オーフス)で鉄棒の種目別優勝をかざったリッゾ選手は、決してあきらめません。負傷直後からジムに戻り、上半身をきたえたとか。ずっとヒゲを剃っていないそうで、かなりスゴい風貌で練習に励んでいます。
「僕が体操をやるのは、好きだから。決してリベンジのために続けるのではない」
「このつらい時期を、新しい技術習得や、さらなる向上のために使えた」
・・・などなど、なかなかいいこと言っていますので、長いですがぜひお読みください。26歳、もちろんロンドンも視野。がんばれ!
チェルシー・メメル(米)がブログを更新し、豊田国際での出来に満足していると語りました。
帰国してすぐイベントのためフィラデルフィアへ。そのあと撮影やインタビューをこなし、多忙な日々だそうです。「日本はとてもいい国」と書いていて、キレイだし、人々は親切、ショッピングを楽しんだと書いています。アメリカ人のほめ上手は、ちょっと見習いたいものです。
また、新しい車購入のためいろいろ探しまわったそうですが、お父さんがメメルのために買った新車でさっそく空港まで迎えに来てくれたそうです。やさしいお父さんですねぇ!
USA Gymnasticsによりますと、米国女子選手たち(ミラー、メメル、サクラモネ、ストラグ)はこの1年間いろいろなイベントで精力的に活動したということです。
・ボストン、NYなどのクラブを選手が訪問(USA Gymnastics)
この4人で29か所のクラブを訪れたそうで、地元メディアにも出演。写真を見るとサイン会などもおこなったようです。米国での体操人気の高さの理由がうかがわれるようです・・・。
さて、ベルギーで15日、「Gym Gala」というイベントが行われました。たぶんエキシビションのようなものだと思うのですが、体操、新体操、トランポリン、アクロなどの選手が世界から集結。ニストール(ルーマニア)、ヨブチェフ(ブルガリア)、クリュコフ(ロシア)らが名を連ねています。クリュコフは世界選手権で足を痛めましたが、もう大丈夫なのでしょうか?!
このイベントに出場予定のヤン・クシェラ(仏)が、インタビューにこたえています。
・クシェラ、多忙な一年を終える(International Gymnast)
ご両親が体操のコーチで、ずっとリヨンでトレーニングをしてきたクシェラ選手。数年前に拠点をパリに移しましたが、最近になり故郷リヨンに戻ってきたそうで、クリスマス休暇のあとも家族と過ごせると、うれしそう。28歳ですが、北京五輪後の引退は考えておらず、09年の世界選手権(ロンドン)はもちろん、12年のロンドン五輪も視野に入れているそうです!
引退と逆に、現役続行のニュースをお伝えするのはうれしいですね!
ナゾのカタール国際に関するニュースか!と思いきや、ちょっとちがいまして、カタールが今月はじめに、トランポリンのレベル1アカデミー(ドーハ)を開催したそうです。
・カタール、FIGコーチアカデミーを開催(GYMmedia.com)
カナダ、ロシアなどが参加したそうですが、日本は参加しませんでした。アカデミーって何をやるんでしょうか?指導者への教育か何かでしょうか。とにかくアジア大会以降、2016年夏季五輪立候補も含め、カタールは体操に前向きなようです!