国際体操連盟(FIG)は26日の役員会で、ウクライナへのロシアによる軍事侵攻に懸念を表明し、以下の決定をしました
・FIG
・FIG公認の大会においてロシアとベラルーシの国旗、国歌を使用しない
・ロシアとベラルーシで予定されているFIGワールドカップ、ワールドチャレンジカップは中止。新たな大会は両国では開催しない
・ロシアとベラルーシで予定されているFIGのイベント(大会以外の講習会などでしょうか)はカレンダーから削除し、新たなイベントは両国では開催しない
期限は未定(追って通知があるまで)。上記はざっくりの概要のみ
渡辺守成会長は、「競技統括団体として、選手を守ることが我々の第一のつとめ」だとし、ウクライナへのサポートを表明。組織内に” FIG Foundation for Solidarity”(結束のための組織でしょうか)というのがあるそうで、そこを通じてウクライナへの特別な援助をするとしています
----------
タイトルは「欧州での紛争」みたいになっていますが、本文では 「ウクライナへのロシアの軍事侵攻」「戦争」という明確な言葉を使用。
しつこいようですが、ベラルーシのルカシェンコ大統領はこんな人(過去記事)
種目別のW杯コトブス大会(24日~27日)は26日、男女決勝前半をおこないました
・大会サイト
<ゆか>
1. シャラムコウ(ベラルーシ) 13.933
2. ベノビッチ(クロアチア) 13.766
3. グラッソ(伊) 13.700
<あん馬>
1. ウーデ(クロアチア) 14.366
2. コブトゥン(ウクライナ) 14.166
3. マローン(米) 14.133
<つり輪>
1. コーラック(トルコ) 14.733
2. V. ダビチャン(アルメニア) 14.600
3. トゥロック(英) 14.500
<跳馬>
1. キッセレフ(スロベニア) 13.183
2. ネッツア(イスラエル) 12.983
3. ペティスコ(スペイン) 12.916
<段ちがい平行棒>
1. ボレマン(オランダ) 13.333
2. ベールマン(オランダ) 13.166
3. スマンツアル(ベラルーシ) 13.100
つり輪2位のダビチャン(アルメニア)は、東京五輪代表のアルチュール・ダビチャンではありません
ベラルーシ、ウクライナともに複数の決勝進出者を出しており、どういった雰囲気で進んでいるのか気になりますが・・・(おそらく軍事侵攻で亡くなった人たちへの追悼のため)25日、会場で黙とうがささげられました。ドイツ体操連盟は、ウクライナ選手団を組織的かつ精神的に支える姿勢を示し、ホルツル会長は「スポーツは国境を超えるもの」などと語りました。
なおロシアは出場していません。
米国のウインターカップ(25日~27日・テキサス州フリスコ)が開幕しました
・USA Gymnastics
<男子個人総合>
1. ギマラエス 83.950
2. ヤング 83.536
3. ホン 83.029
上位2人は大学生。モルダウアーは4位でした。ミクラック、モディ、ネドロシク、ウィッテンバーグらは出場していません。
<女子個人総合>
1. マクレーン 54.300
2. ブレイクリー 53.700
3. フレイジャー 53.150
昨年の世界選手権(北九州)代表のマクレーンが優勝。同代表フレイジャーが3位でした。東京五輪代表は一人も出場していません。
観客を入れていますが、映像を見るかぎり空席が目立ち、人数制限があるのか客の入りが悪いのかわかりません・・・
カナダ男子が、ケベック州で合宿をおこなっています
・カナダ体操連盟フェイスブック
誰が誰だかさっぱりわからないW杯コトブス大会(24日~27日)には、ローズ・ケイエンウーだけエントリー。
----------
新型コロナ感染者など25日の数字(参考)
新規感染者 死者 人口
カナダ 約 7,400人 97人 約3千8百万人
日本 約 65,600人 226人 約1億3千万人
欧州や米国に比べ規制の多くを継続しているカナダ。準備運動時もマスク着用の選手が多いようです。抗議デモも収束し、政府は緊急事態法の適用を終了しました。
・時事通信
欧州体操(European Gymnastics)の2021年ジムナスト・オブザイヤーが決定しました
・Europen Gymnastics
ネットでの一般投票によるもの。
女子体操はジェシカ・ガディロワ(英)、男子体操はファーハト・アリカン(トルコ)
新体操はブルガリア、トランポリンはベラルーシの選手に決まりました。
そんなことより、戦火のヨーロッパ、これからどうするのか・・・
----------
<おわび>
ウクライナ体操連盟のサイトはないと下で書きましたが、ありました
・ウクライナ体操連盟