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ザ・ビートルズ レア・ライヴ62

2017年04月22日 | ビートルズ
少し前だけど、ビートルズの珍しいCDを手に入れた。
ある程度ビートルズに詳しい人なら聴いたことはあると思うし、その存在も有名だけど、廃盤になって20年くらいの年月が経ってるので、最近ビートルズを聴くようになった人は知らないかもしれない。



1962年にハンブルグのスタークラブでのライブを録音したもので、かつていろいろなメーカーから発売されていたものだ。
たぶん今も怪しげなところから発売されてると思うけど、その中でも最も曲数が多く、音質もマシなのが「レア・ライヴ62(完全版)」というもので、それを入手したのだ。

これはクラブでの長時間のライヴ演奏を、客席から家庭用テープレコーダーで録音したもの。
今でいうと、アマチュアバンドのライヴをスマホで録画したようなものだ。
とはいっても、ビートルズがアマチュア時代どんな演奏していたのかがわかる、メチャクチャ貴重な音源なのである。

収録曲は30曲。
当時の彼らのライヴは6時間とか8時間とか言われてるので、30曲でもほんの一部と思われる。
内容はオリジナル曲もあるものの、大半がロックンロールやガールズポップのカバーである。

演奏は荒くてハード、そして熱い。
若々しい彼らが、怖いもの知らずでライヴしている様子が伝わる。
正式レコーディングと違い、ジョンのリズムギターがよく聴こえるし、ジョージのギターは荒いけど勢いがある。
そして、歌やコーラスはかなりうまい。
ジョンは「ビートルズのライヴが本当に素晴らしかったのはハンブルグ時代だ」と言ったらしいけど、まさにその素晴らしいライヴが聴けるのである。

この音源のマスターテープは、本当はもっと長くて数時間分あるらしく、真の完全版も出回ってるらしい。
まあ、55年も前のオーディエンス録音のテープなので、レコードに収録されなかった曲は劣化が酷かったことが想像出来るけどね。







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