Music Mania

No Music No Life

涼しくなってきたので、ジャパメタでも聴こうか

2017年09月02日 | 邦楽
最近、どういうわけか昔のジャパメタにはまっている。
昔のジャパメタといえば、80年代。
猫も杓子も、とまでは言わないけれど、今よりはるかにハードロックやヘヴィメタルの需要が高かった時代だ。

実は、その頃僕は、そんなにジャパメタは聴いてなかった。
どちらかというと、聖飢魔ⅡやX-JAPANのほうが好きという、本来のジャパメタ好きからすると邪道な感覚だった。
それでも、周りで聴いてるヤツが多かったので、その流れで聴くことはあったし、アマチュアバンドのライブにいけば、必ずといっていいほど44マグナムやラウドネスをコピーしてるバンドがいて、僕も拳を振り上げていたと思う。
それどころか、僕自身もアースシェイカーやってたし。

とうわけで、お気に入りのアルバムを紹介していこう。



ジャパメタといえばラウドネス、と言っていいと思う。
僕はついこの間までラウドネスはかなり苦手だった。
ほとんど聴かず嫌いに近いんだけど、なんとなく「聴いたら負け」というか「認めたら負け」みたいな感情があったと思う。
最近になってようやくyoutubeでアルバムを聴いてみたら、思いのほか悪くない。
とくに、海外進出第一段といわれるこのアルバムはいい。
このサウンドが当時のアメリカで受けるとは到底思えないけど、頑張ってるのはわかる。
演奏陣のレベルの高さは折り紙付きで、立派に海外でも通用するものがある。
今でいうBABY METALの先駆者みたいなものだ。



44マグナムのファーストアルバムは、LPが回ってきてカセットに録音して、当時はA面ばかり聴いてた。
とくに3曲目のへヴィな曲が好きだ。
次のスローナンバーもいい。
今回久しぶりに全曲聴いたけど、なかなか悪くないと思う。



アースシェイカーのファーストアルバムは、当時もっともはまったジャパメタのアルバムだ。
なんといってもシャラのうたいまくるギターがカッコいい。
ねっとりまとわりつくボーカルも好き。
2枚目以降は、やたらとポップになってしまい、代表曲以外は受け付けなくなってしまったけど、それも今聴くと味があっていい。



浜田麻里をまともに聴いたのは、実は最近のことだ。
当時もコピーしてるバンドもあるにはあったけど、かなり少ない。
というより、レベッカ以前の日本のロックシーンでは、女性がロックしてるなんてのは例外みたいなもんだった。
それが今や、僕と同世代のバンドシーンでは、女性がすごく活躍していて、浜田麻里やSHOW-YAを歌ってるお姉さんのなんと多いことか。
で、麻里さんのファーストアルバムは、気合入りすぎ、肩の力入りすぎのロックアルバムだ。
曲は粒揃いだけど、ジャケットはダサい。

 

アンセムは、名前だけは前から知ってたけど、聴いたのは初めて。
そして、今回のジャパメタマイブームの中で、もっともツボだったのが、このアンセムなのだ。
サウンドはかなりハードなヘヴィメタルなんだけど、歌メロはものすごくポップだ。
歌メロだけ取り出してアレンジを変えたら、そのまま歌謡曲とかアニメソングになってしまうくらい、親しみやすいメロディだと思う。
いわゆるクサメロの類だと思うけど、最近こういうのを聴いてなかったので、新鮮に感じた。
1枚目は捨て曲なしのアルバムで、2枚目はさらに上をいく完成度があり、ジャパメタの名盤といっていい。

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