8月30日のディスカバー・ビートルズは、ラバーソウル対リボルバーということで、両アルバムの魅力を語るものだった。
前に書いたけど、僕としてはラバーソウルまでが前期、リボルバーというか、シングルのペイパーバックライター、レインからが後期かなと思ってる。
ただしビートルズのベストアルバムである通称赤盤と青盤の区分でいうと、リボルバーまでが前記となっている。
どちらも素晴らしいアルバムであることは間違いなく、勝ち負けなどないのだけど、個人的な意見では。。。
楽曲の質の高さでいえば、ラバーソウルの方が上のような気がする。
ただし後世に与えた影響でいえばリボルバーの方が上ではないだろうか。
ビートルズ来日公演について
ラバーソウルとリボルバーの間のツアーでは日本公演も行われた。
あの有名な武道館公演でテレビ放送もされたのだが、実はそのときテレビ放送されたライブと、その後再放送されたりDVDで発売されたライブは別だという。
このときの来日では5回ライブが行われており、6月30日のステージがテレビ放送される予定だった。
しかし、撮影されたものの、出来栄えがあまり良くないとブライアン・エプスタインからNGを喰らい、急遽7月1日に撮影し直され、この日のライブがテレビ放送された。
この7月1日のテープは、帰国時エプスタインが持ち帰ってしまったため、日本には存在しない。
そのため、後に日本のテレビで放送され、DVDにもなったのは、本来NGだった6月30日のステージだという。
僕が見たことのある武道館公演は、当然6月30日のもので、たしかに出来はよくない。
なので、せっかくの日本公演なのに、あまり思い入れがなかった。
ポールのマイクはなぜか固定されておらず、振動でクルクル回ってしまっていて、すごく歌い辛そうなのが印象的である。
このときの衣装は黒っぽいスーツである。
今はyoutubeで、来日時に放送された7月1日版、エプスタインがOKした方のライブを見ることが出来る。
衣装は薄いグレーのスーツで、もちろんポールのマイクはきちんと固定されている。
そして、やはりこちらの方がライブのクオリティが高いように思われる。
THE BEATLES - Paperback Writer - Live At Nippon Budokan Hall, Japan 1966 2nd Concert