Music Mania

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ベスト・ジーニスト

2013年12月14日 | 日常
毎年ジーンズの似合う芸能人を選ぶ「ベストジーニスト大賞」が発表される。
本人がジーンズをはいていようがいまいが関係なく、時には生まれてから一度もジーンズをはいたことがない人(つまりジーンズが好きではない人)であっても、「似合う」と思われる人が選ばれるようだ。
今年で第30回というから意外に歴史があるようだが、いろいろ業界の力が働いているようで、とても公平な選考で選ばれたようには見えない。

(男性部門)

1位:相葉雅紀 ←ジャニーズ
2位:藤ヶ谷太輔 ←ジャニーズ
3位:玉森裕太 ←ジャニーズ
4位:中島裕翔 ←ジャニーズ
5位:山下智久 ←ジャニーズ
6位:山田涼介 ←ジャニーズ
7位:岩沢厚治
8位:松本潤 ←ジャニーズ
9位:大野智 ←ジャニーズ
10位:藤木直人

もう来年からは「ベストジャニーズ大賞」と名前を変えたらいいと思う(笑)
7位の岩沢はゆずの声の高いほうの人で、この中で唯一ジーンズのイメージがある人だ。

では女性部門を見てみよう。

(女性部門)

1位:ローラ
2位:黒木メイサ
3位:香里奈
4位:aiko
5位:安室奈美恵  
6位:ベッキー
7位:北川景子
8位:杏
9位:剛力彩芽
10位:桐谷美玲

1位のローラは昨年も受賞していたと思うが、授賞式のとき初めてジーンズをはいたらしい。

おそらく、主催の日本ジーンズ協議会としては、出来るだけたくさんの人にジーンズを買ってもらいたいため、かっこいい人にイメージリーダーになってもらう必要があるのだろう。
作業着とか、パンクとか、ロッカーのイメージではダメなのだ。

では、ジーンズの似合うロッカーを選んでみよう。
実際にジーンズを愛用し、ステージでもジーンズをはく人たちだ。

・ロバート・プラント



・ボン・スコット



・マイケル・シェンカー



・カート・コバーン



・ブルース・スプリングスティーン



いかがでしょうか?
今年のベストジーニストよりずっとジーンズが似合うと思いませんか?
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苦しい/オノ・ヨーコ

2013年12月08日 | 音楽
毎年12月8日になると、何かジョン・レノンについて書きたいな、と思う。
しかし、今日はちょっと向きを変えて、オノ・ヨーコについて書いてみよう。

とはいうものの、書き始めて収拾がつかなくなったので、一旦削除した。
まず、自分はこの人のことを何か語れるほど理解していないし、一流といわれる前衛芸術についても解説することなどできない。
なので、音楽面についてだけ感じたことを書いてみよう。

ヨーコの音楽は2種類ある。
一つは、一般の人が聴いて、「良い曲だな」とか「これは好みじゃないな」と感じる、ポピュラーミュージック。
もう一つは、一般の人が聴いても首をかしげるだけだったり、思わず耳をふさいで飛び出しちゃうような前衛音楽だ。
彼女の場合、後者のイメージが強い。

ここで1曲紹介しよう。
「苦しい」という曲だ。
内容は、広島で被爆した少女が母に向かって「苦しい」と訴えているというヘヴィなもの。
少女は願い事をかなえるために千羽鶴を折っていたが、全て折り終わる前に死んでしまう。
この少女の想いをヨーコ独特の表現方法で歌っているが、前衛性とポピュラリティが上手くバランスされていると思う。
息子ショーン・レノンのピアノもいい味が出ている。

ヨーコ・オノ・プラスティック・オノ・バンド「苦しい」


今日はここまで。
上手くまとめることが出来たら続きを書いてみたいと思います。
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俺もヘビメタは大好きだぜ(46歳男性)byフィンランド

2013年12月07日 | 音楽
ユーチューブで面白い動画を見つけたので紹介しよう。

ヘヴィメタルの好きな国ランキング

何かのバラエティ番組だが、「ヘビメタが好きな国ランキング」というもの。
人口10万人あたりのヘビーメタルバンドの数が多い国ベスト3があげられている。

1位 フィンランド 53組
2位 スウェーデン 37組
3位 ノルウェー 27組

上位3番までを北欧が占めている。
ちなみに日本は61位で、10万人あたり1.1組のヘビメタバンドだという。

では、フィンランドのヘビメタ事情はどんな感じなのか、取材班が行ってみた。
すると、フィンランドの人たちはヘビメタ大好き人間が多いことを自覚しており、実際多くのファンがいるようだ。
日本のヘビメタバンドも好きという人もいて、ディルアングレイ、ディスパーズレイ、マキシマム・ザ・ホルモンが好きだという。

では、なぜフィンランドの人たちはこれほどヘビメタ好きなのか?
ヘルシンキで人気のヘビメタショップの店長に聞いてみた。

「フィンランドは寒くて暗い国だから人々の気持ちも暗く沈んでしまうんだ。だからヘビメタの音楽で気持ちを奮い立たせるんだ。」

一説によると、かつてフィンランド男の娯楽はケンカと酒を飲むことだったらしい。
しかし近年ではヘビメタバンドを組むことが若者達の新たな娯楽になっているという。

ところで、この番組でとくにプッシュされているヘビメタバンドがチュリサスだ。
実際フィンランドでどれくらい人気があるのか知らないが、彼らのビジュアルが日本人のイメージするヘビメタなのだろう。

TURISAS/Battle Metal


今回、僕はユーチューブで彼らの曲を10曲くらい聴いてみたが、残念ながら好みではなかった。
メロディアスでパワフルで、人気があるのはわかるが。
個人的には日本のディルやディスパーズレイのほうが好みだ。
実際彼らはフィンランドのメタルフェスに出演してるしね。


D'espairsRay 灰と雨



最後に。
この番組を見ると、まだまだヘビメタが正しく理解されていないのがわかる(笑)
僕自身は、この誤解されたヘビメタのイメージがわりと好きだけど。

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2013年、アイドルしか売れない時代

2013年12月01日 | 音楽
2013年の邦楽年間シングルチャートが出てたのでチェックしてみたのだが、その異常さに驚いた。


1位  さよならクロール   AKB48
2位  恋するフォーチュンクッキー   AKB48
3位  ハート・エレキ   AKB48
4位  So long!   AKB48
5位  EXILE PRIDE~こんな世界を愛するために   EXILE
6位  Calling/Breathless   嵐
7位  チョコの奴隷   SKE48
8位  美しい稲妻   SKE48
9位  僕らのユリイカ   NMB48
10位 Endless Game   嵐
11位 カモネギックス   NMB48
12位 ガールズルール   乃木坂46
13位 Joy!!    SMAP
14位 My Resistance-タシカナモノ-/運命Girl    Kis-My-Ft2
15位 ピースとハイライト   サザンオールスターズ
16位 へそ曲がり/ここにしかない景色   関ジャニ∞
17位 キミとのキセキ    Kis-My-Ft2
18位 制服のマネキン    乃木坂46
19位 君の名は希望    乃木坂46
20位 メロンジュース    HKT48

なんと、ほとんど秋元系とジャニーズなのだ。
僕は売れているものに対して否定的な思考ではないし、彼女、彼らは毎日売れるための努力をし、頑張った結果なのだと思う。
しかし、いくらなんでもこれはバランスが悪すぎる。
15位にサザンが入っているのがせめてもの救いか。

こういう結果になった理由としては、ジャニーズは音楽配信をやっていないため、曲を聴きたいと思えばCDを買うしかないこと、それと秋元系の場合はオタクが一人で何枚も買うからだと言われる。
以前、どこかで「不景気時はアイドルが売れる」という説を読んだことがあったが、このチャート結果は現在の景気を表しているのだろうか。

では、景気の良かったバブルど真ん中1990年のランクを見てみよう。

1位  おどるポンポコリン    B.B.クイーンズ
2位  浪漫飛行/ジェットストリーム浪漫飛行    米米CLUB
3位  今すぐKiss Me    LINDBERG
4位  さよなら人類    たま
5位  OH YEAH!    プリンセス・プリンセス
6位  Dear Friend    中森明菜
7位  情熱の薔薇    THE BLUE HEARTS
8位  くちびるから媚薬     工藤静香
9位  真夏の果実      サザンオールスターズ
10位 If we hold on together     ダイアナ・ロス
11位 JEALOUSYを眠らせて     氷室京介
12位 P.S.I LOVE YOU       PINK SAPPHIRE
13位 クリスマス・イブ      山下達郎
14位 笑顔の行方       ドリームズ・カム・トゥルー
15位 麦畑       オヨネーズ
16位 勇気のしるし      牛若丸三郎太
17位 浪漫飛行/そら行け!浪漫飛行    米米CLUB
18位 夢を信じて    徳永英明
19位 あにきてI・need・you!     GO-BANG’S
20位 恋唄綴り      堀内孝雄

素晴らしい。
アニメ、ポップス、ロック、アイドル、演歌、洋楽、実にバランスよく、良いものがきちんと評価され、売れた時代だ。
前年にプリンセス・プリンセスが大ブレイクし、ガールズバンドブームが到来した頃で、それがチャートにも現れている。
永遠の名曲、山下達郎の「クリスマス・イブ」も入っているし、ちびまるこちゃんブームの影響もみられる。
米米CLUBが同じ曲で2つ入ってるのも凄い。

ついでに30年前、1983年の年間シングルチャートも見てみよう。

1位  さざんかの宿     大川栄作
2位  矢切の渡し     細川たかし
3位  めだかの兄弟      わらべ
4位  探偵物語      薬師丸ひろ子
5位  氷雨      佳山明生
6位  キャッツ・アイ     杏里
7位  ガラスの林檎     松田聖子
8位  セカンド・ラブ     中森明菜
9位  フラッシュ・ダンス     アイリーン・キャラ
10位 め組のひと      ラッツ&スター
11位 時をかける少女      原田知世
12位 3年目の浮気       ヒロシ&キーボー
13位 1/2の神話      中森明菜
14位 初恋       村下孝蔵
15位 氷雨       日野美歌
16位 天国のキッス      松田聖子
17位 禁句       中森明菜
18位 浪速恋しぐれ      都はるみ・岡千秋
19位 トワイライト     中森明菜
20位 思い出がいっぱい     H2O

演歌強し。
まだ若者でも演歌を聞く人が多かった時代だ。
そして80年代型アイドル、松田聖子と中森明菜の人気が高い。
当時はロックはまだアンダーグラウンド的な存在で、主流は演歌、ポップス、フォークなのがこの頃らしい。

これらを見ると、2013年の邦楽チャートの異常さがよくわかる。
音楽配信を含めたチャートだとまた違うんだろうけど。
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