先週47歳になった。
そんな僕からすると、ロックバンドのシカゴといえば「素直になれなくて」だ。
売れ線ねらいの産業バラードを得意とし、80年代に多くの名曲をヒットチャートに送り込んだ。
しかし、僕よりもっと上の世代だと、シカゴといえば「長い夜」や「サタデイ・イン・ザ・パーク」だろう。
ブラスロックバンドとしてのシカゴだ。
60年代後半から70年代にかけての時代、ロックの可能性が大きく広がった時期といえる。
英国勢は、従来のロックにブルースやクラシックの要素を取り込み、ハードロックやプログレッシブロックへと発展した。
そうした波がアメリカにも押し寄せるなか、英国勢に負けじとした一つの回答がブラスロックなのかもしれない。
トランペット、サックス、トロンボーンといったブラスセクションを標準装備し、アメリカンなビッグバンドジャズとロックを融合させることに成功したのだ。
その代表格といえるのが今も現役で活躍するシカゴだ。
そんなシカゴが今年2014年、ニューアルバムを発表した。
その名も「NOW」。
なんとなく昨年のポール・マッカートニーの新譜「NEW」に似ている気がするが。
このニュースを知ったのは先月で、早速ユーチューブで試聴したところ、実に良かった。
これは発売されたら買おうかな、と思っていたら、実はとっくに発売されていた。
少しでも安いのを買おうと、輸入盤をクリックしたのだが、アメリカからの直輸入品で、発送メールから到着まで10日以上かかってしまった。
今回のシカゴ「NOW」、聴けば聴くほど良さが滲みでてくる。
80年代風な甘い産業バラードは姿を消し、全体的にブラスセクションの活躍が目立つ作りになっている。
かといって70年代初期のようなスリリングなジャズロックというわけでもなく、あくまでもポップな作りになっていて、非常に聴きやすい。
良質なAORといった感じだ。
1曲目は表題曲の「NOW」。
軽いノリのナンバーだが、ブラスアレンジがいかにもシカゴしていて、心地よい。
ボーカルはベースのジェイソン・シェフ。
前ベースのピーター・セテラのボーカルこそ「シカゴの声」のイメージが強い僕だが、ジェイソンのボーカルはピーターそっくりに聴こえる。
Chicago - Now (Official / New Studio Album / 2014)
こちらは、サビがとてもキャッチーで素敵な曲。
ボーカルはキーボードのロバート・ラム。
全体的にロバート色の濃いアルバムだが、オールドファンに言わせると、これこそが初期のシカゴの味だという。
Chicago - More Will Be Revealed (Official / New Studio Album / 2014)
もう5年前になるが、シカゴの来日が予定されていて、僕は名古屋公演のチケットをもっていた。
とても楽しみにしていたのだが、ライブの2日前になってキャンセルになったと伝えられた。
その後振替公演があったのだが、なぜか名古屋だけ振替がなく中止になってしまった。
今回ニューアルバムも出たことなので、再び来日してほしいものだ。
そんな僕からすると、ロックバンドのシカゴといえば「素直になれなくて」だ。
売れ線ねらいの産業バラードを得意とし、80年代に多くの名曲をヒットチャートに送り込んだ。
しかし、僕よりもっと上の世代だと、シカゴといえば「長い夜」や「サタデイ・イン・ザ・パーク」だろう。
ブラスロックバンドとしてのシカゴだ。
60年代後半から70年代にかけての時代、ロックの可能性が大きく広がった時期といえる。
英国勢は、従来のロックにブルースやクラシックの要素を取り込み、ハードロックやプログレッシブロックへと発展した。
そうした波がアメリカにも押し寄せるなか、英国勢に負けじとした一つの回答がブラスロックなのかもしれない。
トランペット、サックス、トロンボーンといったブラスセクションを標準装備し、アメリカンなビッグバンドジャズとロックを融合させることに成功したのだ。
その代表格といえるのが今も現役で活躍するシカゴだ。
そんなシカゴが今年2014年、ニューアルバムを発表した。
その名も「NOW」。
なんとなく昨年のポール・マッカートニーの新譜「NEW」に似ている気がするが。
このニュースを知ったのは先月で、早速ユーチューブで試聴したところ、実に良かった。
これは発売されたら買おうかな、と思っていたら、実はとっくに発売されていた。
少しでも安いのを買おうと、輸入盤をクリックしたのだが、アメリカからの直輸入品で、発送メールから到着まで10日以上かかってしまった。
今回のシカゴ「NOW」、聴けば聴くほど良さが滲みでてくる。
80年代風な甘い産業バラードは姿を消し、全体的にブラスセクションの活躍が目立つ作りになっている。
かといって70年代初期のようなスリリングなジャズロックというわけでもなく、あくまでもポップな作りになっていて、非常に聴きやすい。
良質なAORといった感じだ。
1曲目は表題曲の「NOW」。
軽いノリのナンバーだが、ブラスアレンジがいかにもシカゴしていて、心地よい。
ボーカルはベースのジェイソン・シェフ。
前ベースのピーター・セテラのボーカルこそ「シカゴの声」のイメージが強い僕だが、ジェイソンのボーカルはピーターそっくりに聴こえる。
Chicago - Now (Official / New Studio Album / 2014)
こちらは、サビがとてもキャッチーで素敵な曲。
ボーカルはキーボードのロバート・ラム。
全体的にロバート色の濃いアルバムだが、オールドファンに言わせると、これこそが初期のシカゴの味だという。
Chicago - More Will Be Revealed (Official / New Studio Album / 2014)
もう5年前になるが、シカゴの来日が予定されていて、僕は名古屋公演のチケットをもっていた。
とても楽しみにしていたのだが、ライブの2日前になってキャンセルになったと伝えられた。
その後振替公演があったのだが、なぜか名古屋だけ振替がなく中止になってしまった。
今回ニューアルバムも出たことなので、再び来日してほしいものだ。