Music Mania

No Music No Life

GRACE PRODUCE LIVE

2017年09月09日 | 音楽
前の日曜日、いつものEGGさんで行われた「GRACE PRODUCE LIVE」を見に行ってきた。
出演バンドは以下の通り。

・ブルースC(カンパニー)
・Lipps
・Discord
・GRACE5
・るんぱっぱ

トップバッターはブルースC(カンパニー)で、日本語詞のブルースバンドだ。
前半は憂歌団やストーンズの日本語カバーなど、後半からはオリジナルのブルースだったと思う。
メンバーはベテラン揃いのようで、なかなか安定感のある演奏だった。
途中からサックスも加わり、円熟した大人のブルースロックを聴かせてくれた。

続いての登場は、ガールズバンドのLipps。
衣装も黒とピンクで揃えていて、とても華やかだ。
とはいっても、演奏するのはなかなか骨太なロックで、それもかなり渋い選曲だったように思う。
誰もが知ってるような曲はジャニスの「ムーヴ・オーヴァー」だけで、けっこう通好みな曲ばかりだったんじゃないかな。

次は飛び入り参加のDiscord。
この夏結成されたばかりの二人組ユニットで、2曲だけ演奏。
ギターボーカルは客を楽しませるエンターテイメント性が抜群、キーボードさんは前から知ってる人だけど、その腕前は相当なものです。

そして、このライブを主催されたバンド、GRACE5の登場。
普段はトリオ編成でジミヘンをやってるバンドらしいけど、今回はギターボーカルとキーボードを加えて、エリック・クラプトンのカバーだった。
ギターさん、ワウの使い方が上手いし、かなりブルースなギターを得意とする人だと思う。
途中、バースデーサプライズもあって、アットホームな雰囲気のなかでのライブだった。

最後の出演はるんぱっぱ。
ここはスカパラのカバーで、ギタリストは僕の古い友人だ。
当ブログでも、少年時代の思い出話のなかに出てくる「友人」の一人である。
サックスを主体としたスカサウンドで、なかなかエンターテイメント性の強いステージだった。
客を楽しませる演出というのは、なかなか僕らも見習わなければならないところも多い。
友人はギターシンセを駆使し、通常のギターサウンドから三味線サウンドまで、多彩な音色を操っていた。

今回のライブでは、ギタリストの音作りという点にも注目してみたんだけど、皆さん、とてもシンプルなエフェクトでいい音を出していたと思う。
元々のギターとアンプの音を崩さず、エフェクトは味付け程度だったんではないだろうか。

今回のライブ観戦は、トリのるんぱっぱを見るためだったんだけど、他のバンドもとてもよかった。
曲もブルースが多かったせいか、いつもより大人なライブだった。

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涼しくなってきたので、ジャパメタでも聴こうか

2017年09月02日 | 邦楽
最近、どういうわけか昔のジャパメタにはまっている。
昔のジャパメタといえば、80年代。
猫も杓子も、とまでは言わないけれど、今よりはるかにハードロックやヘヴィメタルの需要が高かった時代だ。

実は、その頃僕は、そんなにジャパメタは聴いてなかった。
どちらかというと、聖飢魔ⅡやX-JAPANのほうが好きという、本来のジャパメタ好きからすると邪道な感覚だった。
それでも、周りで聴いてるヤツが多かったので、その流れで聴くことはあったし、アマチュアバンドのライブにいけば、必ずといっていいほど44マグナムやラウドネスをコピーしてるバンドがいて、僕も拳を振り上げていたと思う。
それどころか、僕自身もアースシェイカーやってたし。

とうわけで、お気に入りのアルバムを紹介していこう。



ジャパメタといえばラウドネス、と言っていいと思う。
僕はついこの間までラウドネスはかなり苦手だった。
ほとんど聴かず嫌いに近いんだけど、なんとなく「聴いたら負け」というか「認めたら負け」みたいな感情があったと思う。
最近になってようやくyoutubeでアルバムを聴いてみたら、思いのほか悪くない。
とくに、海外進出第一段といわれるこのアルバムはいい。
このサウンドが当時のアメリカで受けるとは到底思えないけど、頑張ってるのはわかる。
演奏陣のレベルの高さは折り紙付きで、立派に海外でも通用するものがある。
今でいうBABY METALの先駆者みたいなものだ。



44マグナムのファーストアルバムは、LPが回ってきてカセットに録音して、当時はA面ばかり聴いてた。
とくに3曲目のへヴィな曲が好きだ。
次のスローナンバーもいい。
今回久しぶりに全曲聴いたけど、なかなか悪くないと思う。



アースシェイカーのファーストアルバムは、当時もっともはまったジャパメタのアルバムだ。
なんといってもシャラのうたいまくるギターがカッコいい。
ねっとりまとわりつくボーカルも好き。
2枚目以降は、やたらとポップになってしまい、代表曲以外は受け付けなくなってしまったけど、それも今聴くと味があっていい。



浜田麻里をまともに聴いたのは、実は最近のことだ。
当時もコピーしてるバンドもあるにはあったけど、かなり少ない。
というより、レベッカ以前の日本のロックシーンでは、女性がロックしてるなんてのは例外みたいなもんだった。
それが今や、僕と同世代のバンドシーンでは、女性がすごく活躍していて、浜田麻里やSHOW-YAを歌ってるお姉さんのなんと多いことか。
で、麻里さんのファーストアルバムは、気合入りすぎ、肩の力入りすぎのロックアルバムだ。
曲は粒揃いだけど、ジャケットはダサい。

 

アンセムは、名前だけは前から知ってたけど、聴いたのは初めて。
そして、今回のジャパメタマイブームの中で、もっともツボだったのが、このアンセムなのだ。
サウンドはかなりハードなヘヴィメタルなんだけど、歌メロはものすごくポップだ。
歌メロだけ取り出してアレンジを変えたら、そのまま歌謡曲とかアニメソングになってしまうくらい、親しみやすいメロディだと思う。
いわゆるクサメロの類だと思うけど、最近こういうのを聴いてなかったので、新鮮に感じた。
1枚目は捨て曲なしのアルバムで、2枚目はさらに上をいく完成度があり、ジャパメタの名盤といっていい。

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