風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

伊達公子の「お叱り」?

2008-11-17 | その他
 今朝の新聞やテレビのワイド番組では、テニスの全日本選手権女子のシングル、ダブルスの二冠を果たした伊達公子を称える報道があふれている。

 もちろん、一旦引退し、12年ぶりにカムバックして全日本のタイトルを取ったのはすごいし、賞賛に値することだ。マスコミがそのことを報道することは当然かもしれない。しかし、今回の事態はそんな簡単なものなのか。
 俺が言いたいのは、「長期間のブランクのあった38歳の“おばさん”に勝てない日本の若手選手はいったいどうしたのか」ということだ。

 とくに、伊達のテニスを見て選手を育てている指導者やテニス関連団体のお偉方がどう思っているのかということだ。
 もし、「すばらしい」とか「たいしたものだ」という程度にしか思っていないとしたら、残念ながら日本テニスの前途は絶望的だ。

 伊達は勝利後の記者会見で、再度世界に挑戦するという新たな自分の目標を語っていたが、本当に言いたかったのはそれだけだったのか。

 伊達が口には出さなかったが俺には聞こえていた。
“わたしみたいなおばさんに勝てなくてどうするの!”という厳しい警告の言葉が。

※伊達さん、二回も「おばさん」といってごめんなさい。