詩と短歌集/photo poem 雪割一華(ゆきわりいちげ)

写真短歌・写真俳句・写真詩・随筆散文・陶芸の話など自由気ままに書いています。  

いとしいと思う心

2012-03-05 | こころに風


<こころにひびく言葉>
春の野や夏の夕立に遊ぶ子のままで季節を孕むこの世界が好きだ。けど、もし私が
消えることで泣く人がひとりでもいるなら、その人を思うように世界はいとしい。
そして、そのさなかに在りながら、痛むまま生きる胸の痛みも、鼓動が滲む四肢も。
伸ばせば触れることのできる両の手指も。 
(2012・3・5 TWより Siebente_eregy カナンさん)

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ひなの月

2012-03-05 | 俳句


<ひなの月>

3・3 ひなの節句 咲始めの梅林をよく見ないと空に溶け込むような昼の月が照ら
している。母の眼差しのように目立たぬよう咲き始めた梅の花を見守っている  

ほころびる うめをてらして ひなのつき
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春 三日月

2012-03-04 | こころに風


<心に残る一句>
春三日月湖面の微かに揺れてをり (俳人 kayo20100さん)

三日月のわずかにゆらいだりする水面の少しの風は春の風 まさに微風 心静かに
ながめる明鏡止水のおもむき。
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飛行船

2012-03-04 | 


青い空に飛行船がうかんでいる
ゆっくりと ふわりふわりと

私の心を浮かして運ぶのに
どんな大きさの
飛行船がいるのだろう
ずっと空高く運んでくれたら
あの空の青い色に溶けて
消えることができるのだろうか

模型飛行機のエンジン音のような
ぱらん ぱらん という
頼りなげな音は
私の心を宙吊りにしている

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おかしなオカリナ

2012-03-03 | 陶芸・工芸


<おかしなオカリナ>

このオカリナはなりません。フルートみたいによこから吹くと鳴るんです。去年陶芸教室で
作ったもので”ひもづくり”という粘土をひも状にしてぐるぐる積み重ねて成型しました。
課題の「袋物」=花瓶みたいなものを拡大解釈してオカリナに挑戦先生も意外だったらし
く目を白黒させた作品。もちろん素焼きのオカリナでなく知らないものの強みで設計図と
工程図までかいて先生にみせたのでしぶしぶ認めてくれました。
教室のみんなにこんな事をしてはいけません。という見本にされましたが。それ以来病みつ
きになり馬鹿の一つ覚えで作ることにしています。
実際は一輪ざしの花瓶で寝せて使う吊るして使うの2ウエイです。中に玉が入っていて振る
とコリンコリンとのどかな音のでる仕掛けがあります。
信楽赤土・青萩釉薬がけ
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梅の香は

2012-03-02 | 短歌


うめの香は偲ぶ衣の袖の風目をふさぎてもわれに届かむ
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白木蓮

2012-03-01 | 


さえた蒼い空に
白木蓮は良く似合う
まるで前世からの
約束でも有ったかのように
蒼い蒼い色の世界へ
キラキラと白い色を撒きながら

短い命を永遠のものとして
記憶はガラスの小瓶に詰められて
心の中に
ひっそり息づいている
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万葉集ーあかねさす

2012-03-01 | お気に入り


<万葉集 額田王>
あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る (1.20)
茜色の あの紫草の野を行き その御料地の野を歩いてるとき 野の番人は
見ていないかしら あなたそんなに袖を振ふらないでよ
 
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