連休が明けて教室が再開した。
前回からは2週間ぶりとなるので
何となくみんなも嬉しそう。
練習前のひとときはいつになく饒舌だった。
練習内容は孫式の第一期、第二期の復習
だったのだが、
今回はさらに意識すべき要求が加わった。
動作姿勢を取る際に、まず頭で確認する手順は
「手(腕)の方向」→「上体の方向」→「足の方向」
と進むこと。
つまり動きながら次の動作を意識する時には、
最終姿勢(動作型の完成イメージ)を念頭において
まず、主導的に動く方の手の
向かうべき方向を定めることで
姿勢に見合った両手の位置が決まることになる。
そして両手の方向が定まることで
次に体の向きが決まってくる。
両手と協調するような位置に体の向きが決まるのだ。
そして最後に足の方向が決まる。
ここまでは頭の中での確認。
ところが実際の動作表現として表に現れる順は
これとは反対になる。
つまり「足の動き」→「上体の動き」→「手の動き」
となるわけだ。
これだけだとちょっと複雑に思えてしまうが、
仕組みとしては日常生活の中で
ごく自然にみんなが行っていることと
変わらないのではないか。
例えば自分が関わっている仕事の流れに
あてはめてみると、
最初に仕上がりのイメージを描き、
それに合わせて要求を満たすために必要な
素材・パーツを検討し確認して
下準備までの整理ができてくる。
そして実際の作業はその逆を辿っていき、
最終的に仕上がりのイメージになるか
限りなく近くなることになる。
事前の確認検討がきちんとできていなければ
仕上がりが良くない結果となるあたりも
よく似ていると思う。
ただ仕組み的には似ていても、
導引ではこの状態を動作ごとに
絶え間なく繰り返しているし、
頭と体が連動して動かなければ動作にはならない
(けっこう厳しいことをやっているんだなあと思う)。
こうした意識を働かせながら
実際に動くとなれば、
ひとつひとつの動作もゆっくりにもなるし、
一通りの套路を終えるまでには
それなりの時間もかかることとなる。
しかも実際に意識して動いてみると、
ゆっくりにしか動けないし、ほんとに忙しい。
さらに練習中は、できる限りリラックスして
緊張感を感じない、表にも緊張が現れないように
意識で制御しつつ呼吸に合わせて動くように
との指導を受ける。
現在の自分がこれらの要求を満たすためには
どこまでゆっくり動けばいいのだろう。
いやいや、動作スピードだけではない。
姿勢から呼吸からすべてにかかわってくる問題だ。
そのどれもが大切なことだとは
よーくわかってはいるのだけれど、
ついつい「この中のどれを第一義として
練習すればよいでしょうか」などと愚問を繰り返す。
その度に先生の答えは
「目標は協調です」のひとこと。
てんこ盛りの要求はすべて協調を目指しているからだ。
ひとつとして欠くことのできないものということか。
次回からはいよいよ孫式の第三期が始まる。
前回からは2週間ぶりとなるので
何となくみんなも嬉しそう。
練習前のひとときはいつになく饒舌だった。
練習内容は孫式の第一期、第二期の復習
だったのだが、
今回はさらに意識すべき要求が加わった。
動作姿勢を取る際に、まず頭で確認する手順は
「手(腕)の方向」→「上体の方向」→「足の方向」
と進むこと。
つまり動きながら次の動作を意識する時には、
最終姿勢(動作型の完成イメージ)を念頭において
まず、主導的に動く方の手の
向かうべき方向を定めることで
姿勢に見合った両手の位置が決まることになる。
そして両手の方向が定まることで
次に体の向きが決まってくる。
両手と協調するような位置に体の向きが決まるのだ。
そして最後に足の方向が決まる。
ここまでは頭の中での確認。
ところが実際の動作表現として表に現れる順は
これとは反対になる。
つまり「足の動き」→「上体の動き」→「手の動き」
となるわけだ。
これだけだとちょっと複雑に思えてしまうが、
仕組みとしては日常生活の中で
ごく自然にみんなが行っていることと
変わらないのではないか。
例えば自分が関わっている仕事の流れに
あてはめてみると、
最初に仕上がりのイメージを描き、
それに合わせて要求を満たすために必要な
素材・パーツを検討し確認して
下準備までの整理ができてくる。
そして実際の作業はその逆を辿っていき、
最終的に仕上がりのイメージになるか
限りなく近くなることになる。
事前の確認検討がきちんとできていなければ
仕上がりが良くない結果となるあたりも
よく似ていると思う。
ただ仕組み的には似ていても、
導引ではこの状態を動作ごとに
絶え間なく繰り返しているし、
頭と体が連動して動かなければ動作にはならない
(けっこう厳しいことをやっているんだなあと思う)。
こうした意識を働かせながら
実際に動くとなれば、
ひとつひとつの動作もゆっくりにもなるし、
一通りの套路を終えるまでには
それなりの時間もかかることとなる。
しかも実際に意識して動いてみると、
ゆっくりにしか動けないし、ほんとに忙しい。
さらに練習中は、できる限りリラックスして
緊張感を感じない、表にも緊張が現れないように
意識で制御しつつ呼吸に合わせて動くように
との指導を受ける。
現在の自分がこれらの要求を満たすためには
どこまでゆっくり動けばいいのだろう。
いやいや、動作スピードだけではない。
姿勢から呼吸からすべてにかかわってくる問題だ。
そのどれもが大切なことだとは
よーくわかってはいるのだけれど、
ついつい「この中のどれを第一義として
練習すればよいでしょうか」などと愚問を繰り返す。
その度に先生の答えは
「目標は協調です」のひとこと。
てんこ盛りの要求はすべて協調を目指しているからだ。
ひとつとして欠くことのできないものということか。
次回からはいよいよ孫式の第三期が始まる。