松静自然 -太極拳導引が教えてくれるもの-

松静自然とは落ち着いた精神情緒とリラックスした身体の状態をいい、太極拳導引の基本要求でもあります。これがまた奥深く…

健康十訓

2005-05-18 | 日常雑記-暮らしの逸話(エピソード)-
近所の薬局に行くといつも眺めているのが
「健康十訓」です。
ここのオリジナルなのか、広く普及しているものなのか
わかりませんが、ついつい目が行ってしまいます。
たった10項目ですからすっかり覚えてしまいました。

  一 少肉多菜(肉はほどほど野菜たっぷり)
  二 少塩多酢(塩分摂りすぎは高血圧のもと、酢は健康のもと)
  三 少糖多果(甘いものは果物から)
  四 少食多噛(腹八分目でよく噛みゃ幸せも噛みしめられる)
  五 少衣多浴(薄着で風呂好きの人は健康を身につけている人)
  六 少言多行(おしゃべりしてる間に行動開始せよ)
  七 少欲多施(自分の欲望のために走らず他人のために走れ)
  八 少憂多眠(くよくよしても同じとっとと眠てしまおう)
  九 少車多歩(車は確かに早い でも歩けば健康への近道)
  十 少憤多笑(怒ったときもニコニコしていれば忘れてしまう)

 「多少」にかけた言葉遊び的な啓蒙とはいえ、
何事も過ぎるのも足りないのもよろしくないわけで、
ほどほどがいいんだと思うんですけどもね。
そんなふうに思うのも、太極導引で身についてきた
バランス感覚なんでしょうか。
おそらく以前だったら“ほどほど”なんてことまでは
考えなかったと思うのですが。
でも、話のオチとしてはちょっと無理があったかしらん。