Where there's a will, there's a way.

Yukiの英語学習、読書記録、日常を書いたブログです。

君たちはどう生きるか

2012-12-17 22:07:42 | 本-その他

図書館から借りた『君たちはどう生きるか (岩波文庫)』を読了。
中学1年生コペル君が日常生活を通して生き方について学んだこと、そしてコペル君のおじさんのノートでおじさんがコペル君へ伝えたかったことが書かれています。
一番印象に残ったのは2章と6章と7章。2章ではいじめられた側の気持ちが分かるし、あんな人がいてくれたらと思いました。6章と7章の立場に居たら私はどうしていたでしょう。おそらく逃げてしまったかもしれません。
3章も良かったです。粉ミルク1缶でもたくさんの人がかかわっているなんて、中学生の頃の私はそこまで考えられませんでした。
文章は易しくかかれてあり振り仮名も多いので、中高生でも読めると思いますしぜひ読んでほしいです。勿論大人が読んでも生き方について考えさせられる1冊です。
ただ残念だったことが1つあります。それはコペル君のおじさんが吸っていたタバコをポイ捨てしたこと。現代では路上喫煙は勿論のことポイ捨て禁止の場所が多いですし、今だったらその部分を削除すべきです。ちなみに図書館の本は「1994年第34刷」となっていました。

君たちはどう生きるか (岩波文庫) 君たちはどう生きるか (岩波文庫)
価格:¥ 903(税込)
発売日:1982-11-16