Where there's a will, there's a way.

Yukiの英語学習、読書記録、日常を書いたブログです。

新しいことを取り入れてみる勇気

2024-12-20 14:18:05 | 日記・エッセイ・コラム
先日、ドラッグストアで買い物していた時のこと。レジ前へ行くと、高齢の女性が現金で支払いをしていました。
彼女は小銭をかなりゆっくり出していて、なかなか順番が回ってきません。それを待っている間にレジのスタッフさんが「済みませーん」と他のスタッフさんを呼んだのが幸いで、ポイントカードを出してPayPayで会計を済ませましたが、まだ彼女の会計は終わっていませんでした。
レジ待ちの間、私は「PayPayなら小銭を出す手間がないし楽なのに」とその女性にスマホ決済を勧めたくなりました。けっこうなお年に見えましたし、彼女はスマホすら持っていない可能性は高いですが、高齢の方こそスマホを活用してほしいです。
よく「もう高齢だから」「機械操作はよく分からないから」「新しいものは怖いから」「面倒だから」と言い訳する人は多いです。でも、年齢などは関係ないと思うのです。機械音痴で70代前半の母でさえLINEもPayPayも抵抗なく使っていますし、LINEで無料通話ができて嬉しいと言います。高齢になるほど新しいことを覚えるのが難しくなるといいますが、叱らずに根気強く何度もゆっくり教えれば、高齢であっても何とかマスターできます。
何も全て若い人の真似をしろとは言いません。ちょっと上の世代に向けて「おばさんLINE」とか「マルハラ」などと言う人もいますが、最近の学生さんのような極端に短い文章の連続や「すごい」「マジで」といった言葉を連発することはかえって子どもじみて見えます。ただしLINEだけでなくオンラインサービスなど、便利なことはどんどん試して使っていってほしいと思います。
TVが登場した時は「あんなものを見ると馬鹿になる」と言われていたそうですし、ラジオや漫画本の登場の時だっていろいろ批判する人が多かったと聞いていますが、結局は殆どの人がそれらを使ったり見たりして普及しましたよね。スマホやタブレットだってそれと同じではないでしょうか。私もPHSやガラケーが出始めた時は「携帯なんて絶対買わない」と豪語していましたが、結局はiモード対応のガラケーを使い始めましたし、今ではスマホが生活に欠かせないものとなっています。たとえばポイントカードアプリでカードを何枚も持つ煩わしさが解消されますし、外出には乗換案内アプリが活躍しますし、毎朝着替えの前に天気アプリをチェックします。
郵便料金の値上げもあり、今回で「年賀状じまい」をする人が多いそうですね。一方で「こういう文化がどんどんなくなってしまうのは寂しい」という声もあるくらいです。ただ、年賀状自体ははがきの代わりにメールやLINEの形に変わるだけで、文化そのものは廃れないと思います。私も年が明けたら、何人かにメールやSNSで新年の挨拶をする予定です。
どうも日本人は古いことに縛られて、新しいことに抵抗を感じる傾向にありますが、一度取り入れてしまえば便利だと分かってすぐに慣れるはずです。それなのに現状に満足してばかりいるから、どんどん他国から取り残されてしまうのではないでしょうか。