Where there's a will, there's a way.

Yukiの英語学習、読書記録、日常を書いたブログです。

コンビニ人間

2016-11-12 20:31:55 | 本-その他
Kindle本『コンビニ人間』を読了。
薄い割に高いなぁと思いつつ、読みたい誘惑に負けてしまい、ついKindle端末からぽちっとしてしまいした。図書館でも借りられるのですが400人以上待ち。みんな読みたいのは同じなのですね。
コンビニを主な舞台とするのは随分現代っぽいですね。私はあまり行かないのですが、やはりコンビニって身近に感じる人が多いのでしょう。
主人公は30代後半の、コンビニで働く女性フリーター。著者も実際にコンビニで働いているようですし、コンビニの裏まで見えてきます。主人公の同世代の友人たちは結婚したり子どもを持ったりしているのですが、何が「普通」なのかを物凄く考えさせられました。
主人公と同棲することになる男性は彼女にいろいろと助言するわけですが、その男性も決して「普通」とは言えませんね。まともそうなことを言っている割には仕事をきちんとやらなかったり、その仕事を解雇させられたり。ちょっと不気味な存在です…。
それとKindle無料本『コンビニエンスストア様【文春e-Books】』も読んでみましたが、『コンビニ人間』の姉妹本って感じでした。コンビニを恋人に譬えているところが面白かったです。
ちょっと話がずれますが、コンビニとかファミレスなどで使われる「マニュアル敬語」って好きではありません。言い方が不自然ですし、何だか機械っぽくって嫌です。この主人公も毎日そういう言葉を使うことで安心するなんていう考え方が怖いです。

コンビニ人間
クリエーター情報なし
文藝春秋


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