伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

知らない

2007-10-30 00:50:06 | 言いたんく
某元大物官僚の証人喚問が行われた。
昔、やはり大物政治家の証人喚問では「記憶にございません」という言葉が連発され、流行語にもなったことがある。都合の悪いことは「記憶にない」という言葉で済んでしまうのが政治の世界だと変な納得をしたことがある。

それから二十年余、ゆきたんくは世の中のことが多少は理解できるおじさんになった。言葉こそ選んではいるが、証人喚問の内容はとても稚拙なものであった。
まず聞かれたことにストレートに答えていない。
そして「偽名でゴルフをやられたことがあるか?」という質問に対しては「○○氏から自分とは違う名前のついたタグを渡され…」と答えていた。聞かれているのは○○倫理規程を破ったかどうかで、自ら進んで偽名を使ったかどうかではないのである。子供が悪さをして叱られて、「だって誰々がやれっていったんだもん」レベルの答弁である。また、退職していることもあり、差し支えないところは話をするが、刑事罰につながるものについては前述の「記憶にない」が印籠になっているようである。世の中、満足する者がいれば、不満な者がいることでバランスが取れていることを考えなくてはいけない。政治とは、バランスが崩れないような世の中にするためにあるのだ。

写真は何も知らない無垢なゆきたんくである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブログ村Ping

http://ping.blogmura.com/xmlrpc/okr7t7fen957