知り合いのお兄さんが、長崎市中の教会・天主堂の絵を描かれている。
その中で平戸市の絵に目がとまった。
うん、懐かしい。
素晴らしい絵。
今から20年以上前のテレビ番組で、2人の女優が訪ねた教会が宝亀教会であった。
その教会の可愛らしさに、絶対に訪ねてみたいと思っていた。
初長崎の2011年には「宝亀教会」はしっかりと世界遺産候補に入っていた。
正面ファザードの素敵なこと。
説明の一部。
バルコニー風のアーケード
扉を兼ねるガラス窓から出られる独特の構造。
その絵を拝見して、2011年に訪問した時のことを思い出した。
訪問してすぐにホームページにしていたので気づかなかったことに今回気づいた。
ゆきたんくが訪問した翌年、2012年に残念なことがあったのだ。
ユネスコの世界文化遺産暫定リストへの掲載が決まったのが2007年のこと。
「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」を構成する教会の1つとしての掲載だ。
2000年に平成の改修をした時に、
する教会の1つであったが、推薦段階で除外された。
平成の改修により「真正性の奈良文書」が示す「文化資材の真正性」が失われたと見做されて、候補から除外することが決定したのである。
「真正性」とは「価値を継承しているかどうか」のことである。
元通りにはならないことは非常に残念ではある。
1898年に始まった宝亀教会の歴史は尊いものである。
ゆきたんくの好きな教会の1つには変わりはない。