伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

蜂蜜色の町

2007-12-24 23:05:32 | Weblog
蜂蜜色の町として有名な所としてイギリスのコツウォルズがある。
日本の建築物は木造文化であるが、ヨーロッパの建物は石造りが多い。
もっとも日本のように地震がないので、石積みの技術だけで耐用年数の多い建築物になるのである。つまり、昔に建てられた家が未だに使われているということである。
イギリスでの最初の一泊は友人の家であった。
場所はポーツマスの近くにあるポーチェスターという町だ。
家を見たところ石造りでないように見えた。

まあ、新しい家もあるのだろうと思って聞いたら、築80年だという。

コツウォルズに話を戻そう。
ここの家屋は近くで取れる石灰岩で造られている。
ライムストーンと呼ばれている。その色が蜂蜜色なのである。

代表的な家屋で有名なのはマナーハウスがと呼ばれている代物である。

ライムストーンの家屋はそれぞれが全く同じ色という訳ではない。
濃い、薄い、鮮やかと違いはある。

写真はウィンドラッシュという川が街中を通っていることで有名なボートン・オン・ザ・ウォーターという町の一角である。
見事なまでに蜂蜜色である。この通りには一般の家、それから簡易宿のB&B(Bed & Breakfast)もある。ちょっと先に進めば病院もある。その病院までもが蜂蜜色なのである。ゆきたんくにとってはとても落ち着く色である。

前に白川郷の項で書いたが、白川郷のランドマークは合掌造りである。旅の雑誌を見るとランドマーク的な家屋に焦点が当てられている。ゆきたんくは朝の散歩の時に見つけた農機具倉庫が小さな合掌造りなのに感動した。

これと同じで、スポットが当たっているマナーハウスばかりじゃつまらない。
教会、不動産屋、博物館、雑貨屋、喫茶店、フィッシュ&チップスの店までが蜂蜜色なのである。
蜂蜜色の家というよりも、蜂蜜色の町なのである。
そして500年以上も前に立てられたものもあるという。
それが未だに現役で頑張っているというすごさ、その歴史。


できれば老後はこういうところでゆっくりと過ごしたいなあ。
(ビブリー…人によってはバイブリーと呼ぶ…もいいなあ。)

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