伝えたんく

日々の何気ないできごとに感じた幸せ

熱中症

2008-03-13 23:06:13 | Weblog

 いやぁ、参ったぁ。
 何がって?
 熱中症という奴である。熱中症は何で起こるのか。
 日陰なら大丈夫だろうなんて思っていても、ちゃんとなってしまう。
 変な日本語で何を言いたいのかって?
  写真は平泉の中尊寺にある金色堂である。
 藤原四代のご遺体が祀られているのである。
 失礼、そんなことはゆきたんくが言わなくてもみなさんご存知のことだろう。

 この金色堂は中尊寺の境内にあるのだから、当然参道というものがある。
 この参道が熱中症と何の関係があるかって?

 ゆきたんくは以前に熱中症を患ったことがある。
 そりゃあ、熱が39度以上出て、頭痛と体のだるさ、そして尾籠な話になるが激しい下痢に見舞われたのである。

 原因は直射日光の中で3時間もの間連続して作業をしていたことがある。その時に3日間、上記のような状態であったのだ。

 それ以来、日光に当たると、調子が崩れるようになってしまったのである。
 
 さて、この旅に出る前日は仕事で忙しかったこともあって、旅の予習が十分でなかった。夜中の4時まで、あれやこれや調べものをしていたのである。そして出発が朝の8時過ぎ。やく7時間もの間ドライブをし、平泉の名刹をに寄ったのである。心は浮き浮きで楽しかったが、体の方は変調をきたしていたのである。

 しかし、直射日光を避け帽子もしっかりかぶり、どこからか飛んでくる紫外線はしょうがないと思いながら観光をしていたゆきたんくである。

月見坂参道入り口付近

 最初に「おかしいな」と感じたのは月見坂の始まりである。しかし写真の標柱が目に入り、嬉しくてしかたがなく、その危険信号をスルーしてしまったのである。
 この月見坂は中尊寺の参道でその長さは1kmあるのだ。汗の出も多く、タオルを絞るほどである。参道途中の不動尊入り口に湧き水があったので喉を潤す。とても気持ちが良い。 

まだまだ先が長い月見坂

 熱中症にかかったことがあり、とことん懲りていたゆきたんくであったのだが…
旅の魔力とは恐ろしいものである。自分を蝕む感覚と、目の前の感動と比べると後者をとってしまう。

 睡眠不足と疲労、大量の汗(脱水)、月見坂を歩くことで発生する筋肉の熱。

 そう、条件は十分に揃っていたのである。お参り後、月見坂入り口そばの夢館付近で水飴(飲むやつね)に氷をたくさん入れてもらって飲んだ。ふつうはすっきりとするはずなんだが、なんか体がだるくてしょうがない。そういえば金色堂の輝きもぼやけて感じていたように思う。(後に写真で見た時の方が素晴らしく見えたからである。)

 その夜、かつて衣川の合戦が行われ多数の命が失われた所の近くにある国民宿舎の衣川荘に泊まった。夕食も地元名産の肉料理が出たが喉を通らなかった。そう、ゆきたんくと熱中症の合戦が始まったのである。ホテルのフロントで氷をもらい頭を集中して冷やす。夜中に何度も起きてトイレに行く。いやいやとても苦しい。旅につき物の朝散歩もこの日はできなかった。

 それから秋田、青森と回ったが運転の殆どは女房のノリタンがやってくれたので助かった。しかし、本当に参ったのである。

 皆様も熱中症にはお気をつけいただきたい。今時のまだ肌寒さが残る時にもかかることはあるそうだ。 

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