コロナ前の2019年、そう3年前にゆきたんくは広島にいた。
その時には呉を越えて、江田島まで足を伸ばした。
「海軍発祥の地」として訪問したのだ。
様々な戦跡を下調べして訪ねた。
大雨が続いたことにより、山や道が崩れて行きつけなかったところもあった。
それが中心の目的になって大和の故郷である呉付近をしっかりと取材することはなかった。
呉から江田島に行くには、倉橋島を通らないと行けない。
呉から倉橋島、倉橋島から江田島と2回橋を渡らなければならない。
その時に通る音戸大橋から呉の工場群を見ることができる。
残念ながら、自分の目でしかシャッターを押していないので写真は残っていない。
今回の旅では、呉の工場群をしっかりみたいと思っていた。
結局、陸からと山の上からは見ることができた。
自分になかった発想が海側から見ることだった。
大和ミュージアムの近くに「呉港フェリーのりば」があって、そこから「呉湾艦船めぐり」の船が出ることが分かったのである。
観戦ではない。今はやりのコロナの感染でもない。
「艦船」である。
艦船の「艦」は軍艦のことを指しているのである。
ちなみに「船」は軍艦いがいの船舶のことである。
海からの呉の港を見れる角度はたまらない。

大和誕生の地は、しっかりと残されている。
(現在は造船会社ジャパンマリンユナイテッドの工場)
大きな屋根が残されているが、大和の船体の半分しか屋根の下には入らなかったという。

元海上自衛隊の職員の方だろう。
揺れる船の上で、様々な船の紹介をしていただいた。

2019年の旅では、残り1分で見学がかなわなかった鉄のクジラ。
海上自衛隊呉資料館(潜水艦あさしおとその奥の建物)のことである。
陸から、山から、海からと呉の工場群を見れたのは感激であった。
宿題は、江田島と倉橋島に残る弾薬庫等の戦争遺跡である。