夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

風に吹かれて・・♪

2006-03-12 18:50:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、日中は晴れ渡り春の陽射しであったが、
ときたま風が強く、春二番のようだった。

洗濯物が風に吹かれ、私も読書の疲れの気分転換として、庭先に降りたりした。

玄関庭は風が強く、主庭は微風の中、
日本水仙が少し揺れているだけだった。

白梅、しだれ紅梅は満開となって折、
白玉椿、藪椿の春の匂いにつつまれた中、
微風を受けたが、風は甘く、心身に心地よい。

こうした静寂な庭にいると、

ねがわくは 春のもとにて
     春死なむ そのきららぎの もち月のころ

西行の著名な歌が心にしみたりした。

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読み始めた『花鳥風月のこころ』・・♪

2006-03-12 12:30:00 | 定年後の思い
旅から帰った直後、庭園に関する本を読んだりしていた。

私の本棚にこうした本の横に、
今朝、一冊の本が目に留まった。

西田正好・氏の『花鳥風月のこころ』であった。

《新潮選書》シリーズの一冊として、
私が最初に読んだのは、昭和55年の秋の頃だった。

著作者は、本の帯に、


生活様式の急速な変化に伴い、
「花鳥風月」という言葉は、もはや俳句や和歌の世界しか生きていない。

しかし、この歴史のかなたに遠ざかりつつある言葉こそ、
豊かな自然観と密接なかかわりを持っていた日本古来の《こころ》であり、
永々と日本文化の根底に流れ、
伝統芸術を生み育ててきたものに他ならない。
私は自然を喪失した現代にあって、
読者と共にこの古典の魂を訪ね、
日本文化の未来を考えてみたいと思う。


と謙虚に著作者は綴っている。

私はここまで読んで、25年前後ぶりに再読をはじめている・・。

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薄日の射(さ)す朝・・♪

2006-03-12 08:07:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、曇り空であるが暖かな春の朝を迎えている。

ときおり陽射しが樹木や主庭を射し込んでいる・・。

しだれ紅梅の花びらが、地表の苔に数輪散っていた。

午後より、快晴となるので、春の匂いにつつまれた一日となる。

ここ数日、人生はいかに深い思いで生きるか、
と城山三郎・氏のお言葉を繰り返し、
問い続けている。
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