夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

小説家・浅田次郎・氏の一面・・♪

2006-03-11 16:19:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、春の陽射しの一日である。

この4日間、私は一冊の文庫本を読んだりしている。

小説家の浅田次郎・氏の『待つ女~浅田次郎読本~』
と題された朝日文庫の一冊である。

作者が自作を語るのが載っていたので、購入した訳である。

私はこの作者の著作本を15冊保有しており、ごく普通の愛読者である。

最初に読んだ本は、『蒼穹の昴』であった。
偶然、本屋で見かけ、タイトルが素晴らしく、本を取り出した。
本の帯に書かれた内容を見て、購入した。平成8年の5月の頃だった。

私はこの作者に魅了して、その後は店頭で見かけるたびに、購入した。

それからしばらくして、短編集の『鉄道員』が発売され、
この中の『ラブ・レター』には、しばらくため息をした。

現在、作者の全てを読了してはいないが、15冊の本の中では、
長編は『蒼穹の昴』、短編では『ラブ・レター』が最も好きな小説である。

今回の文庫本は、作者を知る上で最も適した本である。

この中で、評論として、三島由紀夫・氏の文学について書かれている。
『寂寞(じゃくまく)の庭にて~三島由紀夫の戦場~』《初出『文学界』平成12年11月号》
と題され書かれているが、
昭和45年秋に三島由紀夫・氏が亡くなれ、
この後に数多くの作家、評論家が綴られていた。

今回の浅田次郎・氏は、歳月が流れた後の有利さを配慮しても、
三島由紀夫・氏にこれ程に明晰した評論は、
私の知る限りない。

三島由紀夫・氏にご興味のある方は、
ぜひご一読をお願いしたい、と思っている。




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春の陽射しの中・・♪

2006-03-11 12:06:00 | 定年後の思い
先程、買い物に出かけたが、道路沿いの路も人出が多かった。

昨日の冷たい雨の金曜日、
一週間が終わり、勤務から解放された方が多かった、と思われる。

春の陽射しの中、遊歩道を散策される家族の方達、
或いは近くの公園で観梅するのに、最適な陽気である。

東京の郊外は、水仙、白梅、椿が満開となり、
長閑(のどか)な春の午前中のひとときを迎えている。

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快晴の中、ぼんやりと・・♪

2006-03-11 09:25:00 | 定年後の思い
昨日、小雨の降る中、私の人生の節目を切り開いて下さった方の告別式に参列した。

この後に自宅に戻った後、家内と
『あの時は、こうした事があったよね・・』と語り合った。

夕食の時、お酒を呑みながら、この人のことを想いだしている。

そして、早めに布団にもぐりこみ、
今朝は早朝に目覚めた。

庭先に降りて、快晴の陽射しを差し込んで主庭を眺めたりした。

そして、しだれ紅梅の花の地表にふきのとうを見詰め、
『私は慈父のように・・この方に甘えてばっかり・・いたなぁ・・』
と想いかえした・・。

庭の外れの日本水仙は、朝の陽射しの中で満開の花を見せている。

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