梅雨の日々、愛(いと)おしい時節・・♪

昨夕、九州の一部に於いては、入梅に入った、と報じていた・・。

私の住む東京の郊外の調布市では、６月の中旬から７月の２０日前後が、
毎年梅雨の時節となる。

梅雨の時節は、雨が降り続け、ときには晴れ間となり、初夏の予感を感じさせる季節であるが、
何事も前向きな私はこの時節も好きな日々である。

紫陽花(アジサイ)と同様に菖蒲(アヤメ)、そして桔梗(キキョウ)に花につつまれ、
樹木は雨の中でしっとりと煙るような彩りに満喫できるからである。

ひとことに菖蒲と云っても、菖蒲、花菖蒲(ハナショウブ)、そして杜若(カキツバタ)などがあるが、
それぞれこの時節の花の色合いが享受させてくれる。

我が家で十数年前、私の好きな桔梗の花で主庭を彩った時もあったりした。

先程、庭に下り立ち、煙草を喫いながら、紫陽花、菖蒲を多少植え込み、
来年の梅雨の時節はこの花の色合いにつつまれるのも最適かしら、
と夢想したりしている。

陽射し、土壌、そして水がすべて決定される草花であるので、
植える配置が何より肝要と思っている。

紫陽花、菖蒲、そして桔梗につつまれるのに拘(こだわ)るのは、
私なりの情緒の世界に深めてくれるからである。