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夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

初めての足立美術館・・♪

2007-06-21 20:31:00 | 定年後の思い
旅から戻り、ここ2日間は枯山水の庭を思い返している・・。

私は枯山水の庭は、日本の各地で十数ケ所しか観ていないので、
設計されたお方の創作に基づき、作庭師が具現させながら、
庭師の方達が従事する総合作業と思い、
依頼主の思考を加味させた総合芸術のひとつと確信している。

その上、季節の移ろいに応じて変化する景観なので、
創作はもとより維持管理は苦労の絶えない庭と感じている程度である。

従って、素人なので観た感覚しか綴れない。

最初に感じたのは、借景が十二分に生かされたゆるぎない美の結晶と思い、
5分程、眺めた後は、確固たる美でありすぎるので、
心に余情が生まれないのである。

こうした思いになると、西洋人の一部のお方が絶賛する理由が分かるのである。

いずれにしても、その季節の移ろいごとに眺め、
百年後の風雪に耐えた枯れた庭を観たい気になるが、
これは叶わぬ夢である。

私は絵画、彫刻、童画の世界には興味はないが、
陶芸の世界は多少興味がある程度である。

館内から茶室の『寿立庵』までの飛び石の配置、そして松を中核とした庭には、
和やかな心となり、素直に感銘をした。

晩秋のひととき、この茶室で抹茶を頂ただき、余情を感じたまま、
その後、枯山水の庭を眺めるのも一考かしら、
と夢をみたりしている。








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海上から鳥取砂丘を眺めれば・・♪

2007-06-21 10:33:00 | 定年後の思い
浦富海岸から遊覧船の島めぐりは、
リアス式の風光明媚なダイナミックの景勝地で、山陰の松島と称されて折、
乗船し周辺の光景を観た後、今回は特別クリーズとして鳥取の砂丘を海上から観る航路であった。

鳥取の砂丘が観えた時、あんなに細くかぼそかったかしら、
と思ったりした。
学生時代に1日かけて砂丘を散策したことがあるので、
45年近い歳月を想いかえしていた・・。

賀露港で下船した後、鳥取砂丘に行ったが、
家内は楽しみにしていた駱駝(ラクダ)に乗ったが、
私は興味がないので、周辺をデジカメで撮ったりしているうちに、
家内の乗せた駱駝は10分ぐらい周囲を廻った後、戻ってきた。

この後、遊覧馬車に私達は乗り、砂丘まじるの草地の傾斜地を廻り、砂丘の丘陵を眺めたりしたが、
私は乗客のひとりの勝手な身であるが、老馬が可哀想な心中となったりした。

昼食を砂丘の外れにあるレストランでビールを呑みながら、軽食を頂いた。
家内は土産売り場で、紫色のジャガイモを購入してきた。
沖縄に旅した時、紫色のサツマイモを頂いたことがあったが、
地元の品質改良に勤(いそ)しみ方が作られた、とのこと。

この後、麒麟の国の食と舞と称したイベントを市内の県民文化会館で観覧したが、
お神楽などの郷土の祭りごとに興味のない私は、
冷房の効いた席で大半は眠ったりしていた。
その後は、イカめし、飛魚つみれ汁を無料サービスで頂いたが、
つみれ汁の苦手な私は、見た目より遥かに美味であった。

4時過ぎに東郷湖にたたずむ羽合温泉に向かった。




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余情のある山陰の情景・・♪

2007-06-21 08:25:00 | 定年後の思い
城崎温泉を朝の8時過ぎに後にし、香住で日本海が観えた時、
呑兵衛な私は車窓から香住酒造の看板を探した・・。

私に住む近くの日本酒専門販売店に於いて、
7年前頃、香住の方達が『香住鶴』5種類の試飲の招待を受けて、
私は参列し、試飲しながら、香住酒造の人々と私なりの山陰地方の旅の思いでも重ね、談笑した。
さわりのない美酒と感じ、2本の1升瓶を抱え、タクシーで帰宅したことがあったりした。

私は香住の街並みを意識したのは、昭和63年頃であった。
今は亡き紀行作家・宮脇俊三・著の『途中下車の味』の中で、
『一円電車と松葉ガニ』に於いて、香住の蟹、余部鉄橋が綴られ、
私は深く感銘を受けた作品であった。

このような想いで、山陰本線の線路が国道の車窓から樹木の林から見え隠れした後、
余部鉄道が観えた時、これがあのお方が感動を享受した鉄橋か、
と想いにしたった。
そして、教養人なのに恥じらいを知る含羞ある宮脇俊三・氏の残された作品が数々想いだされた。



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