夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

村雨(むらさめ)の日々を迎えて・・♪   《初出2007.7.2.》

2008-05-15 10:05:51 | 小庭の情景を眺めながら
東京の郊外は、昨夜の8時過ぎに降りだし、
夜半も降り続き、雨の朝を迎えている。

庭の樹木も雨の中で煙(けむ)ったように、ぽぉと浮いているようだった・・。

日中のひとときは止(や)むらしいが、
急に降ったり止んだりを明日の夜半まで続く、
と天気予報は報じている。

私は雨の降りしきる庭を眺めていると、
旅先で観たひとつの情景が想いだされてきた・・。


10数年前に雨の降りしきる中、
西伊豆の里山をバスの車窓から眺めていると、
里山が一幅の墨絵のように観えて、心ときめいたりしたことがあった。

この梅雨の時節、ときおり日本の各地に観られる
余情のある美しい日本の情景のひとつ、
と思い返したりしている。

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【ローマ時代】への物狂い・・♪  《初出2007.7.1.》

2008-05-15 10:02:46 | 読書、小説・随筆
東京の郊外は、日中は曇り空で、ときおり薄日の射す一日だった。
気温も25度前後で、暑さに苦手に私にとっては、過ごしやすいく、
昼前に、最寄のスーパーに買物に出かけたりした。

昼食後は、塩野七生・著の『ローマ人の物語』(新潮文庫)第22巻を読み、
その後に第23巻を10数ページ読んだりしていた。

この後、庭先に下り立ち、樹木を眺めながら、煙草を喫ったりしていた。
微風が樹木の枝葉から枝葉に吹き抜け、枝葉が揺らいでいる・・。

私の身体は微風を受けて、心地よく、
梅雨の時節にこうした夕方のひとときもある、
と実感したりしている。

私の脳裏は、塩野七生・女史に導かれて、
ローマ帝国の人々の営みに思いを馳せている。

昨日、この続刊として、第24巻~第26巻の『賢帝の世紀』、第27巻~第28巻の『すべての道はローマに通ず』を、
本屋に取り寄せの注文をしたので、
私なりに【ローマ時代】への物狂いの年かしら、と微苦笑している。

微風は私の身体に、涼しげに通りすぎている。
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『文月(ふみづき)』を迎えて・・♪   《初出2007.7.1.》

2008-05-15 09:55:35 | 定年後の思い
東京の郊外は、先程まで霧雨が降っていたが、
どんよりとした曇り空となっている。


昨夜は、久々にBSで放映されたケビン・コスナーとホイットニー・ヒューストン主演の『ホディガード』(1992年)を観た。
この当時、話題作であったが私は見逃した作品のひとつであり、
サウンド・トラック盤が180万前後の大ヒットとし、
残念ながら、私の勤務した会社以外の他社の発売作品であったが、
『オールウェィズ・ラブ・ユー 』が1993年に街中で流れていたのを想いだしたりしていた。

この後、深夜に藤原正彦・著の『藤原正彦の人生案内』を読了したが、
名回答に微笑みながら、ときおり笑い出したりして、寝付いた。

私は暑さが苦手なので、特に読書、映画、そして音楽といったように、
自宅でクーラーの冷気の下で過ごすことが多くなる時節でもある。

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藤原正彦・著の『藤原正彦の人生案内』・・。 《初出2007.6.30.》

2008-05-15 09:52:34 | 読書、小説・随筆
9時半過ぎに家を出て、川沿いの遊歩道を歩いた。

快晴の中、陽射しがさんさんと照り続けているので、
扇子で扇(あお)ぎながら歩いていたが、
汗が噴出しアロハシャツに伝わってくる。

木陰に差し掛かると、ほっとしながら歩いたりしながら、
駅前に出た。

スーパーの洗面所に寄り、顔を洗い、ハンドタオルで拭く。

この後、歯科医院で治療を受けた後、本屋に立ち寄った。


これといった目的の本がなく、探しあぐねていた時、
藤原正彦・著の『藤原正彦の人生案内』(中央公論新社)を購入。

昨年の晩秋に発売された本であったが、買いそびれた一冊である。

著作者の特有なセンスが人生の迷いの質問者に対し、
どのような形で回答されるか、興味があったのである。

私は遅ればせながら、昨年『国家の品格』で初めてこのお方を知り、
殆どの発売されている著作を読んだりした。
しかし、直接の数学者に関する随筆には、
数学の苦手な私は、余りにも分からない分野であるので、避けている。

このように著作者の随筆を読み続ければ、
人生の相談者に対して、著作者は多分こうしてお答えするだろう、
と私なりに想像した上で、
著作者の回答を読むのも知的な人生体験の遊戯の思ったりしている。

この後、駅前のコーヒーショップの『ドトール』でアイスコーヒーを飲みながら、
そして帰宅後、自宅の和室で横たわりながら読んだりしている。

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梅雨の合間、夏の朝を迎えて・・♪   《初出2007.6.30.》

2008-05-15 09:46:24 | 小庭の情景を眺めながら
東京の郊外は、快晴の朝を迎えている。

昨日はどんよりとした曇り空の日中の後、夕方の4時過ぎに雨が降り出して、
夜の7時過ぎに止んだりした。
梅雨の時節の蒸し暑い夜となった。

今朝、6時過ぎに目覚め、しっとりとした樹木を眺め、
まばゆい陽射しを見詰めたりしている。
夏の朝の情景であり、日中は31度前後の暑い1日を迎える。
夜半から雨が予測されているので、梅雨の合間の晴れ間となる。

暑さの苦手な私は、歯の治療で駅前まで散策しながら歩き、
買物をしたりする予定である。

夏の風情に相応しい遊歩道、街並みは・・、
と扇子を片手に思案したりしている。



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旅から戻れば・・♪    《初出2007.6.29.》

2008-05-15 09:36:30 | 小庭の情景を眺めながら
昨夜、9時半過ぎに、伊勢鳥羽の2泊3日の小旅行より、帰宅した。

今朝、5時前に目覚め、庭先に下り立ち、
樹木を眺めながら、煙草を喫ったりした。

樹木は初夏の景観となり、深緑の中で枝葉を伸ばしる。
紫木蓮(シモクレン)の花が咲き、
紫式部(ムラサキシキブ)の白っぽいピンク色の花が枝にたわわに咲いている。

旅先で観た白い花の夏椿(ナツツバキ)、紫陽花(アジサイ)の花の彩(いろど)りが甦(よみが)ったりしている。

少し疲れが残っているが、
そして日常の庭の手入れ、買物、
歯の治療など日々の調整のことも脳裏にかすめている。

東京の郊外は、日中はどんよりとした曇り空で、
夕方より雨が予測されている。




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東京の郊外は、久々の青空を迎えて・・♪

2008-05-15 09:16:58 | 小庭の情景を眺めながら
東京の郊外は、1週間ぶりに朝の陽差しにつつまれている。

5月初めの大型連休は快晴に恵まれ、
ときには初夏のように陽気があった後、
急に3月下旬のような少し肌寒く、小雨が降り続いた日々が多かったのである。

家内は衣替えの整理を終えて、初夏に備えていたので、
どうしたのかしら、と私と同様に戸惑っていたのである・・。

朝の陽差しを受けて、濡れた樹木の若葉は、色合いを深めているが、
キラリと光りおびて、心地よさそうである。

ときおり、微風を受けると、枝葉がかすかに揺れて、
そよいでいる・・。

樹木、草花、そして人は、
少なくとも陽差し、土、水の恵みの中で生かされている、
と改めて実感させられ、私は庭先のテラスで微笑んだりしている。

東京の郊外は、これからの4日間は陽差しの恩恵を受け、
平年並みの陽気に恵まれた日々を迎える。


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伊勢・鳥羽紀行【2007.6.17. ~ 6.19.】

2008-05-15 09:12:21 | 
   序章  明日より、伊勢地方の鳥羽に小旅行

明日より、ある旅行会社の観光ツアーで、
伊勢地方の鳥羽にある観光ホテルに2泊3日の小旅行に出かける。

私が30代の終りの頃、家内と南紀州周遊観光を5月の連休の時、
そして一昨年、家内の母を含めて南紀に温泉滞在を2月にした折、
伊勢神宮に参拝したので、今回は訪れない。

私は鳥羽地域に関しては、20代の初め、映画青年の真似事をして、
宝塚撮影所の所用を終えた後、
独りで伊勢地方、鳥羽地域を周遊したりした。

家内は初めての鳥羽地域である上、鳥羽の観光ホテルに連泊であったので、
訪れることにした。



   第1章  旅立ちの朝は

旅行に出かける朝は、日常の日々より起きだすのが早いので、
目覚めてもぼんやりしている。

前夜、寝付くのは日常と余り変らないので、睡眠不足なのである。

起きだして、玄関庭の外れで煙草を喫い、心身を外気に触れた後、
15分過ぎれば正常の感覚になる。

こうした折、現役時代の時は、何時も睡眠時間を削っていたので、
こんな感覚だった、と思い出されたりした。

定年退職後、3年生の身であるが、
旅行に行く朝は、ふとこうした折に甦(よみが)る。

しかし勤務と違い、これからの安楽な時を考えれば苦にはならないのが、
趣味のひとつでもある旅行の朝でもある。



   第2章  伊勢志摩の鳥羽に訪れば ①

新宿より首都高速と東名高速道路をバスで走り抜け、浜松西ICで下りて、
一般道を遠州灘が観える周辺、渥美半島の先端の伊良湖岬までの車窓は、
私の心にそぐわなかった・・。

伊良湖港から鳥羽港行きのフェリーに乗船し、
割り増した特別室の甲板フロアーで潮風を受け、
ビールを呑みながら煙草を喫ったりしていると、
初めて旅に来たと実感が出来た。

鳥羽駅に近く全室海側の宿と称された『錦浦館』に着いて、
館内の状況、部屋の窓辺から周辺の情景を眺めると、
駅前観光旅館という感覚であった。

『旅行ツアー・・選定を間違えたょ・・』
と私は家内に言いながら、苦笑した。

この後、JRと近鉄の『鳥羽駅』周辺を散策し、
私が最初にこの地を訪れた東京オリンピック前を思い出したりした・・。
あの頃は日本の各地は、高度成長を背景に活気が満ち溢れていた。

私は目の前にした情景は、失礼ながら素直に言わせて頂ければ、
元気のない街並みであり、疲労感が感じられ、痛々しく感じたりしたのであった。

私は街並みを散策し、異例として、伊勢茶のアイスクリームを食べたりしたが、
家内は鳥羽の銘菓を3品を買い求めたりした。

この後、温泉にしたり、伊勢エビ、刺身の盛り合わせを頂きながら、
ビールを呑んだりしたが、
漠然と明日はどこに行くかが焦点が定まらなかった・・。

     
         
   第3章  伊勢志摩の鳥羽を訪れば ②

伊勢神社の外宮(げくう)、内宮は、私達は夏、冬の時節に訪れ、
特に内宮は日本の伝統美のひとつであり、
限りない美の結晶と私は感じている。

今回の旅行では、この地を避けて、
『伊勢・安土桃山文化村』に行って観て、驚いた。
私はこの地は無知であったので、
安土桃山時代の歴史博物館のイメージであったが、
実在は日光の江戸村のような内容であった。

各小劇場で芝居を上演していて、女ねずみ小僧のコメディ風、
伊賀忍者物のふたつの作品を鑑賞したが、
コメディの苦手な私は時間を無駄にしたと思ったが、
伊賀の忍者物は殺陣に工夫が見られる。

文化村の中で、昼食にビールを呑みながら、
ゴマ味の和風味の冷やし中華つけ麺を頂たいたが、
想像以上に美味であった。

この村の入館料は程ほどの価格であるが、若い従業員の方達が活気があるので、
何よりも素直に感心させられた。

この後、鳥羽市内に戻る途中で、夫婦岩で著名な二見浦に寄ったが、
期待した気持ちが多すぎた為か、少し失望をした。
この思いか、『無事カエル』という縁起物のカエルが奉納されていたが、
実感として馬鹿馬鹿しいと思ったりした。

夕食の時、ビールを呑みながら、
伊勢エビの各種料理、アワビの刺身を頂きながら、
このひとときが一番かしら、と家内に言ったりした。



   第4章  伊勢志摩の鳥羽に訪れば ③

最終日の午前中は、鳥羽湾に浮ぶ真珠島で過ごした。

世界で初めて真珠の養殖に成功した御木本幸吉の苦節の過程、
そして世界に雄飛させた偉業の数々が散見できる。

この館内の真珠の製造過程を具体的に見て、触れるのは、
工夫があるので感心したりした。

パール・アイランドと称された建物、和風庭園もさりげない情感を感じたり、
レストランでアコヤ貝の料理を頂いた。

今回の旅は、周遊観光ツアーは
往復の交通費、朝食、夕食を含んだホテル代のみの日程で格安だったためか、
徹底した滞在温泉旅行と違い、中途半端で少しだらけた行程となった。

こうした旅の折は、私達夫婦の趣味のひとつとしては、
食事処、和菓子、地酒に費やす方が遥かに多い、
と微苦笑している。

のちの想いとすれば、ミキモト真珠島の和風庭園で、
夏椿(ナツツバキ)、紫陽花(アジサイ)の花の色合いが心に残る、
と思ったりしている。

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霧雨の朝を迎えて・・♪    《初出2007.6.25.》

2008-05-15 09:10:02 | 小庭の情景を眺めながら
東京の郊外は、早朝より霧雨が降り続いている。

どんよりとした曇り空の日中であるが、
昼過ぎのひとときは晴れ間になり、最高気温は25度前後、
と天気予報は報じている。

私は庭に下り立ち、上部の数枚の葉が白く染められた半夏生(ハンゲショウ)の群生、
花穂が淡いピンクの花になり、たわわな花穂を彩(いろど)った唐糸草(カライトソウ)を眺めたりしている。

そして、霧雨の降る中の樹木を眺めてたしているが、
紫木蓮(シモクレン)の花がここ4日前から10輪程度咲いている。
毎年、春のひとときに華やかに咲いた後、
この時節にふたたび紫色の花を彩(いろど)る私の好きな花木のひとつである。

こうして庭の樹木を眺めながら綴っているが、
霧雨が降り続けて折、梅雨の時節に相応(ふさわ)しく、
和(なご)める朝のひとときである。

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東京の郊外は、久々の青空を迎えて・・♪

2008-05-15 07:29:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、1週間ぶりに朝の陽差しにつつまれている。

5月初めの大型連休は快晴に恵まれ、
ときには初夏のように陽気があった後、
急に3月下旬のような少し肌寒く、小雨が降り続いた日々が多かったのである。

家内は衣替えの整理を終えて、初夏に備えていたので、
どうしたのかしら、と私と同様に戸惑っていたのである・・。

朝の陽差しを受けて、濡れた樹木の若葉は、色合いを深めているが、
キラリと光りおびて、心地よさそうである。

ときおり、微風を受けると、枝葉がかすかに揺れて、
そよいでいる・・。

樹木、草花、そして人は、
少なくとも陽差し、土、水の恵みの中で生かされている、
と改めて実感させられ、私は庭先のテラスで微笑んだりしている。

東京の郊外は、これからの4日間は陽差しの恩恵を受け、
平年並みの陽気に恵まれた日々を迎える。


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