夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

私は、年金青年ネット偏愛人・・!?

2008-07-09 20:27:12 | 時事【社会】
夕方のひととき、私はネットのニュースを検索していたら、
ひとつのニュースに注視したのである。

【 PCからのネット利用時間、初めて減少 博報堂DY調査 】

という見出しであり、
私は興味を持ち、精読したのである。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0807/09/news058.html

私は定年後の年金生活の4年生であるので、
男性の60代を見た。

       平均公表時間(分)  準拠させた私
テレビ・・・・・・・  195.2    120.0
ラジオ・・・・・・    59.8      0
新 聞・・・・・・    68.2     60.0
雑 誌・・・・・・    23.8    300.0
インターネット(PC)・・ 46.6    240.0 
インターネット(携帯電話)・・3.8      0
トータル・・・・・・   397.4     540.0


このような時間利用となって、私は微苦笑したのである。

私は読書を最優先とする趣味で、小説、随筆はもとより、
『文藝春秋』などの月刊誌を数多く愛読している。

そして、ブログ系に毎日投稿したり、
ネットの興味のある分野を見たりしているのである。

テレビはNHKの朝のニュース、夜の『ニュースウオッチ9』が殆どで、
ときおりドキュメンタリーの番組を視聴している。

そして、恥ずかしながら、
携帯電話は使えない遅れた私である。

ラジオは、月に思い立った時に、数時間聴く程度である。


私は通常の60代の男性より、改めてパソコン利用が多く、
偏屈な年金青年と感じたりしている。
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若き頃、初めての独り旅の想いで・・♪

2008-07-09 11:00:08 | 
過日、テニスのウィンブルドンの実況中継をNHKで放映されていたので、
深夜のひととき、何気なしに視聴し続け、
この所、睡眠時間が大幅に狂っている・・。

今朝も7時に目覚めたのであるが、
ぼんやりと布団の中で、まどろんだりしていた・・。


この時に、不意に若き頃の旅先が思いだされた・・。

私が初めて独りで旅行に思い立ったのは、
昭和36年の高校1年の夏休みの時であった。

夜、晴海埠頭(はるみ・ふとう)から乗船し、早朝に伊豆大島を訪れた後、
観光船で伊豆半島の下田港に向かい、下田に宿泊する。
翌日は半島の西岸を北上しながら観光めぐりした後、
修善寺に宿泊した後は、帰京するプランであった。

このプランは、ご近所の旅行会社に勤めていた方から立案して頂き、
クーポン券のような周遊予約済の観光ルートであった。


旅行鞄のボストンバックを提げて、
ワイシャツと黒の長ズボン、革靴と通学とまったく同じ様な容姿で、
東京の晴海埠頭から東海汽船の観光船で、大島行きに乗船した。

確か夜の10時に出航し、翌朝の4時前に大島の岡田港の沖で着いて、
島の朝が動き始める6時頃に入港した、と記憶している。

この間の乗船していた時は、大部屋のゴロ寝のような感じで、
私は大広間の片隅に横たわり、警戒心もありボイトンバックを握りながら、
不安げに眠れない深夜を過ごしたのであった。

岡田港に下船した時、高波警戒の注意報の掲示板があり、
少し不安げに私は見つめていた。

私は午前中に大島の観光バスで半日周遊をした後、
午後、元町港から下田港行きの観光船に乗り、
下田の観光ホテルに予約済みであったのである。


このような思いがあったので、うつろな思いで、
初めての大島の情景を車窓から眺めていた。

半日周遊観光の終点は元町港であったが、
下田港方面は本日欠航、
と私は掲示板を見て、小心者の私はどうしょう、
と内心うろたえたのである。

しばらくした後、下田港、伊東港は欠航、
熱海港は2時過ぎに出航、と報じられた・・。

私は遠う廻りであったが、熱海港行きの観光船に乗船したが、
観光客で満席となり、私は客室に入らず、
ボストンバックを握り締め、サン・デッキ付近の小さな椅子に腰掛けた。


空一面は、わずかな雲で快晴の青空が拡がり、
私は燦燦と照り昼下りの陽射しを全身に浴び、
果てしなく海原が広がる情景を眺め、
そして潮風を受けながら、
私は心身爽快な心となった・・。

この頃の時代は、俳優の加山雄三が演じた若大将シリーズ映画が、
盛んに映画館で上映されていた時代であったせいか、
海に魅了される人たちの思いも解かったように心持となったのである。


わずか1時間半ばかり航路であったが、
熱海港を下船後、私は東海バスの下田行きの路線バスの乗車場所を何とか探し、
乗り込んだのである。

この時代は、伊東から下田までの伊豆急行が開通前の時期で、
盛んに工事をしていたので、埃りっぽい中をバスで南下したのを、
おぼろげに記憶している。


下田に着いた後、予約した観光ホテルを探し当て、
大浴場で心身を清めていたが、余り疲れを感じることなく、
何とか予約した観光ホテルに着けた、
という思いが強く、安堵したのである。

夕食の時、若き仲居さんから、
『何か・・お飲みものは・・』
と私は訊(き)かれ、
『・・サイダー・・お願い・・』
と私は和服を召した綺麗なお姉さんの仲居さんに、
不馴れな浴衣姿で照れながら云ったりした。


この後の周遊は予定通り順調であった。

私はまもなく16歳を迎える前、独りで初めての旅行をし、
今となっては、愛惜ある旅のひとつとなった。

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