私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の身であり、
そして私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後36年が過ぎた古ぼけた一軒屋に住み、
お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
私は民間会社の中小業に35年近く勤め、2004年〈平成16年〉の秋に定年退職後、
その直後から多々の理由で年金生活をしている。
そして私より5歳若い家内も、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。
こうした中で、私は9月下旬の誕生日を迎えると71歳となり、
家内も12月下旬の誕生日を迎えると66歳となる。
私たち夫婦と同様な夫65歳以上で妻60歳以上の2人暮らしで共に無職と称される『高齢夫婦無職世帯』は、
総務省の2013年(平成25年)に於いて、ひと月当たりの収入は、公的年金を入れて21万4863円、
支出は27万2455円、そして赤字は5万7592円、と公報されている。

こうした中で、60歳以上の家庭は、89%が持ち家と報じられ、
昨今は自宅を担保を高齢者家庭は融資を受けられる『リバースモーゲージ』が活用されている、
と最寄の銀行の担当者から、ここ7年前頃から私たち夫婦は聞いたりしてきた・・。
『リバースモーゲージ』は高齢者が戸建て(一部地域はマンションも適用)の自宅を担保にした年金制度の一種でありた、
自宅を所有しているが現金収入が少ないという高齢者世帯が、
住居を手放すことなく収入を確保するための手段として用いられる。
自宅を担保にして銀行などの金融機関(一部の都道府県の社会福祉協議会)から生活資金を借金をし、
その借金を年金という形で受け取る。
受け取る金額は年月と共に増える借金が死亡時に、自宅の評価額と同じになるように調整され、
死亡時に金融機関が契約者の自宅を引き取る。
もとより貯金などで返済できれば、自宅を売却せずに済む。
リスクとしては年金が満額になる時点を越えて長生きする、と説明を受けたりしてきた。

我が家の両親は、私の父は私が小学2年の時に病死され、母は私が54歳の時に病死し、
家内の父は私が定年退職時の2004年〈平成16年〉の秋の少し前に、病死されたので、
家内の母だけとなっている。
独り住まいとなった家内の母は、千葉県の八千代市に一戸建てに住み続けて、
年金を頼りに程ほどの貯金を崩しながら、おひとりさまの生活をしている。
確か6年前の頃だったと記憶しているが、
年金は月平均14万円前後で貯金を少しづつ崩しているが、長生きを考えると心ぼそいわ、
とこのような意味合いの言葉を、長女の私の家内に言った。
そして私は家内から聞いて、毎月少し融資を受けられる『リバースモーゲージ』を本格的に調べて、
やがて家内は孤軍奮戦して、家内の母の住む八千代市の社会福祉協議会より、
家内の母は、毎月3万円の融資を受けている。
この間、社会福祉協議会より一戸建ての査定をして、相場の70%前後の融資総額となり、
家内の母の相続人の長女の家内、そして次女などの承諾書を提出したりしてきた。
家内の母は、家内に、お父さんの遺(のこ)された一戸建て・・私の老後で喰いつぶしてしまうけれど、
とこのような意味合いの言葉を家内に言った、と後日に私は家内から聞いた。
私は家内に結婚してまもない時に、
お義父(とう)さんとお義母(かあ)さんが築きあげてきた財産に関して、
どのようにお使いになっても、僕は関係ないょ・・と私は家内に言ってきた。
こうした私の根底には、私が結婚する時、私の母から、
男子(だんし)たる者は、奥さんの実家の財産をあてにするのは、最低の男だからねぇ、
と私は叱咤激励されたので、もとより家内の母のいつの日にかの遺産は、あてにしてこなかった。
やがて家内の母は、年金に毎月3万円頂くので助かるわ、と家内に言ったと、
と私は家内から聞いたりして、悦んだりした。
そして家内の母は、自身の葬儀代にと家内に程ほどの金額を振り込んだ、
と私は家内から聞いたりして、私は微苦笑しながら、
お義母(かあ)さんらしいねぇ、と家内に言ったりした。
家内は、家内の母が独り住まいとなった当初から、
安否を含めて、殆ど毎晩30分前後ぐらい電話連絡をしたりしている。
そして私たち夫婦は年に数回は国内旅行に誘い、
やがて、家内の母の『母の日』には、やはり温泉ね、と要望され温泉滞在旅行が多かった。
家内の母は、平素は女友達のグループで小旅行をしたり、街歩きをしたり、
或いは独りで実家の上越市に訪れたりすることが多い。
この間、やはり後期高齢者の身であるので、内科、眼科、整形外科などに通院してきた。
しかしながら、家内の母は自身の身の周りは出来ても、
大掃除、季節ごとの室内のカーテン、布団、暖冷房器具、衣服、庭の手入れなどは、おぼつかなくなり、
長女の家内は季節の変わるたびに、7泊8日前後で年に4回ぐらい母宅に泊りがけで行っている。
この間、私は『おひとりさま』の生活となっているが、
いずれは私たち夫婦は片割れとなり『おひとりさま』となるので、 特別演習かしら、
と思いながら私は過ごしている。
こうした中、家内の母は4年前の81歳を過ぎた頃から膝(ひざ)を悪化して、
杖(つえ)を突いて歩く身となった。
やがて市の福祉課を通して、『要支援2』と認定されて、
市の福祉課からのアドバイスにより、住まいの一部を補修したりしたが、
介護の助成金のお蔭で、たった一割負担で済んだりした。
そして私たち夫婦は、やむなく温泉滞在旅行の代わりと思いながら、
お醤油、ソースなどの調味料、洗剤、雑貨品などの重い品物と感じられる品の数々を、
積極的に宅配便を活用して送付したりしている。
こうして家内の母は、独り住まいとなって早や10年が過ぎているが、
私は家内の母に対して、たったひとつだけ困惑することがある。
年末年始の時節になると、独り住まいの家内の母に年末に我が家に来宅してもらい、
私たち夫婦と共に新年を我が家で過ごした・・。
こうした過ぎし6年前のある日、居間の炬燵に入り、食事をしたり、談笑したりすることが多かったが、
ある時、家内の母が、
『あたし・・やっぱり・・百まで生きたいわ・・』
と呟(つぶや)くように家内に言ったりした。
私は家内の母が100歳になる事は、私は86歳、家内も81歳の高齢者となるので、
これを聞いた私は困り果てて、勘弁してょ、と心の中で思いながら、笑ってごまかしたりした。

過ぎし70日前の頃から、家内の母は膝(ひざ)と腰(こし)に悪化を増し、
少し遠い大学病院で検査、そして入院、退院後の検査、そして通院が加わり、
家内は付き添う為に、家内の母宅で駐在することが多くなっている。
このような結果として、飛び石のように家内は家内の母宅で料理、洗濯、掃除などで孤軍奮闘し、
この間、私は我が家で『おひとりさま』の生活をしている。
私たち夫婦は、築後36年が過ぎた老朽化した一軒屋に住んでいるが、
このまま住んでいたら、大切な老後資金が減る度合いが少なく済むので、
当面この状態で過ごしたいよねぇ、と私たち夫婦は幾たびか話し合ってきた。
そして、いつ日にかどちらかが足か腰が衰えてきた時、
やむなく自宅を売却して、やはり駅の近にあるマンションのコンパクトサイズを買い求めて、
晩年期を過ごしたい、と思ったりしている。
この後、どちらかが介護を要する身となった時、老人ホームで終末期を過ごした、
と漠然としながらも、私たち夫婦は話し合ってきた。

そして問題は、家内の母がこれ以上悪化した場合は、
我が家を大幅に介護に相応しい補修することは、やはり私たちの大切な老後資金を確保したいので、
やむなく家内の母に老人ホームに入居してもらうしかない、と私は思っている。
更に難題なのは、ここ数年に於いて、老人ホームの一部では倒産していることを学び、
私は動顛したりしてきた。
たまたま昨夜のひととき、私が愛読している講談社の基幹サイトのひとつの【現代ビジネス 】を見たりしていたが、
【入居してからでは遅い! 経営が危ない「老人ホーム」の見分け方】と見出しを見て、
精読して、多々教示させられた・・。
この原文は『週刊現代』の2015年9月5日号に掲載された記事であり、
無断ながら記事を転載させて頂く。

《・・老人ホームの倒産が増え、私たちの老後の不安が膨らんでいる。
それでは、経営が危ない施設、サービスが充分ではない施設をどう見分ければいいのか。
「ここを見れば分かる」というポイントを見ていこう。
☆運営母体はどこか
介護・福祉系法律事務所「おかげさま」代表で、ホームヘルパー2級の資格も持つ弁護士の外岡潤氏が語る。
「まずチェックしたいのは、介護施設のパンフレットや、ホームページに掲載されている『経営者の理念』です。
たとえば、『たくさんの幸せを集める』といったフワフワしたキャッチコピーを並べているところは、
介護の現実が分かっていない。
逆に『要介護度5でも受け入れる』など具体的だが非現実的な目標を掲げている事業者も、
課題にぶち当たったときに対応できない。
経営者が施設の運営に失敗したり、事業を切り捨てやすいと言えます」
特に気をつけたいのが、施設を運営している母体がどこかということだ。
もともと介護を本業としていない企業は経営に行き詰まったり、サービスが行き届かなかったりすることが多い。
実際に、帝国データバンクが今年3月に発表した資料によれば、
'05年から'14年の間に休廃業・解散した老人福祉事業者の、およそ4割が株式会社で、
もっとも大きな割合を占めている。
それに対して、医療法人・医療法人社団は0・9%とごく僅か。
他にも、社団法人・一般社団法人で1・9%、財団法人が2・1%、
社会福祉法人で2・6%ほどだ。外岡氏が解説する。
「建設会社や葬儀会社、飲食店など、さまざまな業界の企業が介護分野に進出しています。
そのような新規の企業は介護が分かっていない素人集団で、経営も危ない。
一方、たとえば老舗で何店舗も運営する法人であっても、
利用者が日中通うだけのデイサービスを行っていたところが、
新たにはじめた有料老人ホームなどはうまくいかないケースもあります」
福祉問題に詳しいNPO法人「二十四の瞳」代表の山崎宏氏もこう言う。
「不動産系・建設系の会社がオーナーで、介護企業に委託している施設には、
あまり良い印象は持っていません。
その地域で評判のいい医療法人が、自ら運営している施設が一番リスクが低い」
ただ、「同族経営だったり、大病院だと殿様商売になりがち。
クレームが通じづらいというデメリットもある」(外岡氏)ことには注意したい。

☆職員の定着率
経営母体の情報を見る時に確認したいのが、あまりに急激に介護事業を拡大していないか。
一時は華やかでも、職員が育たないまま手を広げすぎて、
結局経営に行き詰まるというケースは一般の企業でもよくあることだ。
だが、介護業界ではより一層、常態化している。
職員の定着率は、施設の良し悪しの大きな判断材料だ。
ヘルパーがころころ変わるような施設は避けたいところである。
そこで、念入りに確認すべきなのが、
介護施設に作成が義務付けられている重要事項説明書、通称「重説」だ。
都道府県が各施設に提出させており、誰でもウェブサイトなどで見ることができる。
室数と定員はもちろん、介護職員をはじめとした職員の雇用状況、
職員一人あたりの入居者数などの情報が記されている。
この「重説」のチェックポイントについて、前出の山崎氏が解説する。
「職員の定着率、なかでも有資格の責任者である介護支援専門員(ケアマネジャー)の勤続年数が短くないかを見ます。
ケアマネが長く働いていないということは、
低賃金で、さらに無昇給、有給を取得できないなど、職場環境が芳しくない証拠だと考えていい。
もう一つ確認したいのが入居率。
開設から1年以上経つのに、入居率が50%に満たない場合は避けたほうがいいでしょう」
入居率が低いと採算が合わなくなり、人件費が削られ職員が減り、サービスの質が下がる。
そんな悪循環に陥っている施設は少なくない。
「過剰な宣伝をしたり、紹介業者にカネを払って推薦させている業者も、
その分サービスにカネをかけておらず、入居率が低いことが多い」(山崎氏)
介護施設の採算がとれるのは、入居率8割がメドだと言われている。
「今ならあの施設が空いているから」と飛び込むのではなく、
できれば、8割の入居率を保っている施設を選ぶようにしたい。
また、人材の定着率を判断するための、こんな裏ワザも紹介しよう。
「施設の求人情報を見てください。
ハローワークや就職情報サイトで、時給1200~1500円といった求人が出ている場合、
そんな好条件でないと、人が集まらないということです」(外岡氏)

☆退去条件があやふや
契約書でとくに気をつけたいのが「退去条件」だ。
「退去するか否かは、利用者の介護度に応じて、協議の上決める」
といった記載がある場合には要注意。
大まかな条件のまま契約してしまうと、後々のトラブルの元になるからだ。
認知症で徘徊が始まったり、病気で重篤な状態になった場合のことなど、細かく確認したい。
他にも、施設内での転倒やケガへの対処について、
その施設に問い合わせてみるのも一つの手。
事故対応をどうシミュレートしているか。
損害保険はどう設定されているか。
その説明がキチンとされるかで施設の健全さが分かる。
逆に、これらのネガティブな質問に動揺するような施設は、
経営にしてもサービスにしても、「終の棲家」として信頼できない。
もちろん、体験入居を利用しない手はない。
たった1日やそこらで何が分かるのか、と思うかもしれないが、
職員と入居者との会話の様子や、食事、雰囲気、清潔さは、行ってみないとわからないものだ。
できればいくつかの施設を回って比較し、見る目を養いたい。
「施設選びは、目先の入居時だけでなく、
10年後、また最期をどう迎えたいかを考えて行うこと。
日常生活の場なのですから、幻想を捨て、妥協できるところは妥協しつつ、
納得いくまで質問して判断してください」(外岡氏)
人生の大きな決断。後悔のない選択をしたい。・・》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。

私は介護については、遅ればせながら注視してきたので、軽いうちは『在宅』。
少し重くなったら、『サービス付き高齢者住宅』や『有料老人ホーム』。
ただ、月に最低20万円はかかるから、ここにいる間に、
『特別養護老人ホーム(特養)』や『介護老人保健施設(老健)』に移れるよう押さえておくが、
懸命であると学んだりしてきた。
しかしながら『特別養護老人ホーム(特養)』は、介護に要する負担金は少なく済むので、
少なくとも52万人の待機者いて、
原則的として要介護2以下の人は、入居しにくくなっている、と学んだりしてきた。
『サービス付き高齢者住宅』は、入居条件は60歳以上であることだけで、
要介護度に関係なく誰でも入れる上に、要介護・要支援認定を受けていれば、60歳未満でも入居が可能。
館内および部屋はバリアフリーで、日中は館内にケアの専門家の職員が常駐して、
安否確認と生活相談のサービスを提供する。
ただし、サービス付き高齢者住宅は、介護や食事、健康管理などのサポートはセットではなく、
あくまで高齢者向けの賃貸住宅である、と知ったりした。
そして介護や食事、健康管理などのサポートはセットではなく、
必要に応じて介護事業者を自分で選んで契約する形になる。
そして『有料老人ホーム』であるが、月に最低20万円は要すると学んできたので、
更に手厚い介護を受ければ高額となり、私は溜息を重ねたりしている。

そして私は何とか自立して生活できる『要支援』の範疇で、
この世に別れを告げたいと念願しているが、
もとより自助努力も肝要であるが、こればかりは天上の神々の采配に寄ることであり、
漠然としながら私たち夫婦、そして家内の母、終末期を思案したりしている。
☆下記のマーク(バナー)、ポチッと押して下されば、無上の喜びです♪
にほんブログ村

そして私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後36年が過ぎた古ぼけた一軒屋に住み、
お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
私は民間会社の中小業に35年近く勤め、2004年〈平成16年〉の秋に定年退職後、
その直後から多々の理由で年金生活をしている。
そして私より5歳若い家内も、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。
こうした中で、私は9月下旬の誕生日を迎えると71歳となり、
家内も12月下旬の誕生日を迎えると66歳となる。
私たち夫婦と同様な夫65歳以上で妻60歳以上の2人暮らしで共に無職と称される『高齢夫婦無職世帯』は、
総務省の2013年(平成25年)に於いて、ひと月当たりの収入は、公的年金を入れて21万4863円、
支出は27万2455円、そして赤字は5万7592円、と公報されている。

こうした中で、60歳以上の家庭は、89%が持ち家と報じられ、
昨今は自宅を担保を高齢者家庭は融資を受けられる『リバースモーゲージ』が活用されている、
と最寄の銀行の担当者から、ここ7年前頃から私たち夫婦は聞いたりしてきた・・。
『リバースモーゲージ』は高齢者が戸建て(一部地域はマンションも適用)の自宅を担保にした年金制度の一種でありた、
自宅を所有しているが現金収入が少ないという高齢者世帯が、
住居を手放すことなく収入を確保するための手段として用いられる。
自宅を担保にして銀行などの金融機関(一部の都道府県の社会福祉協議会)から生活資金を借金をし、
その借金を年金という形で受け取る。
受け取る金額は年月と共に増える借金が死亡時に、自宅の評価額と同じになるように調整され、
死亡時に金融機関が契約者の自宅を引き取る。
もとより貯金などで返済できれば、自宅を売却せずに済む。
リスクとしては年金が満額になる時点を越えて長生きする、と説明を受けたりしてきた。

我が家の両親は、私の父は私が小学2年の時に病死され、母は私が54歳の時に病死し、
家内の父は私が定年退職時の2004年〈平成16年〉の秋の少し前に、病死されたので、
家内の母だけとなっている。
独り住まいとなった家内の母は、千葉県の八千代市に一戸建てに住み続けて、
年金を頼りに程ほどの貯金を崩しながら、おひとりさまの生活をしている。
確か6年前の頃だったと記憶しているが、
年金は月平均14万円前後で貯金を少しづつ崩しているが、長生きを考えると心ぼそいわ、
とこのような意味合いの言葉を、長女の私の家内に言った。
そして私は家内から聞いて、毎月少し融資を受けられる『リバースモーゲージ』を本格的に調べて、
やがて家内は孤軍奮戦して、家内の母の住む八千代市の社会福祉協議会より、
家内の母は、毎月3万円の融資を受けている。
この間、社会福祉協議会より一戸建ての査定をして、相場の70%前後の融資総額となり、
家内の母の相続人の長女の家内、そして次女などの承諾書を提出したりしてきた。
家内の母は、家内に、お父さんの遺(のこ)された一戸建て・・私の老後で喰いつぶしてしまうけれど、
とこのような意味合いの言葉を家内に言った、と後日に私は家内から聞いた。
私は家内に結婚してまもない時に、
お義父(とう)さんとお義母(かあ)さんが築きあげてきた財産に関して、
どのようにお使いになっても、僕は関係ないょ・・と私は家内に言ってきた。
こうした私の根底には、私が結婚する時、私の母から、
男子(だんし)たる者は、奥さんの実家の財産をあてにするのは、最低の男だからねぇ、
と私は叱咤激励されたので、もとより家内の母のいつの日にかの遺産は、あてにしてこなかった。
やがて家内の母は、年金に毎月3万円頂くので助かるわ、と家内に言ったと、
と私は家内から聞いたりして、悦んだりした。
そして家内の母は、自身の葬儀代にと家内に程ほどの金額を振り込んだ、
と私は家内から聞いたりして、私は微苦笑しながら、
お義母(かあ)さんらしいねぇ、と家内に言ったりした。

家内は、家内の母が独り住まいとなった当初から、
安否を含めて、殆ど毎晩30分前後ぐらい電話連絡をしたりしている。
そして私たち夫婦は年に数回は国内旅行に誘い、
やがて、家内の母の『母の日』には、やはり温泉ね、と要望され温泉滞在旅行が多かった。
家内の母は、平素は女友達のグループで小旅行をしたり、街歩きをしたり、
或いは独りで実家の上越市に訪れたりすることが多い。
この間、やはり後期高齢者の身であるので、内科、眼科、整形外科などに通院してきた。
しかしながら、家内の母は自身の身の周りは出来ても、
大掃除、季節ごとの室内のカーテン、布団、暖冷房器具、衣服、庭の手入れなどは、おぼつかなくなり、
長女の家内は季節の変わるたびに、7泊8日前後で年に4回ぐらい母宅に泊りがけで行っている。
この間、私は『おひとりさま』の生活となっているが、
いずれは私たち夫婦は片割れとなり『おひとりさま』となるので、 特別演習かしら、
と思いながら私は過ごしている。
こうした中、家内の母は4年前の81歳を過ぎた頃から膝(ひざ)を悪化して、
杖(つえ)を突いて歩く身となった。
やがて市の福祉課を通して、『要支援2』と認定されて、
市の福祉課からのアドバイスにより、住まいの一部を補修したりしたが、
介護の助成金のお蔭で、たった一割負担で済んだりした。
そして私たち夫婦は、やむなく温泉滞在旅行の代わりと思いながら、
お醤油、ソースなどの調味料、洗剤、雑貨品などの重い品物と感じられる品の数々を、
積極的に宅配便を活用して送付したりしている。

こうして家内の母は、独り住まいとなって早や10年が過ぎているが、
私は家内の母に対して、たったひとつだけ困惑することがある。
年末年始の時節になると、独り住まいの家内の母に年末に我が家に来宅してもらい、
私たち夫婦と共に新年を我が家で過ごした・・。
こうした過ぎし6年前のある日、居間の炬燵に入り、食事をしたり、談笑したりすることが多かったが、
ある時、家内の母が、
『あたし・・やっぱり・・百まで生きたいわ・・』
と呟(つぶや)くように家内に言ったりした。
私は家内の母が100歳になる事は、私は86歳、家内も81歳の高齢者となるので、
これを聞いた私は困り果てて、勘弁してょ、と心の中で思いながら、笑ってごまかしたりした。

過ぎし70日前の頃から、家内の母は膝(ひざ)と腰(こし)に悪化を増し、
少し遠い大学病院で検査、そして入院、退院後の検査、そして通院が加わり、
家内は付き添う為に、家内の母宅で駐在することが多くなっている。
このような結果として、飛び石のように家内は家内の母宅で料理、洗濯、掃除などで孤軍奮闘し、
この間、私は我が家で『おひとりさま』の生活をしている。
私たち夫婦は、築後36年が過ぎた老朽化した一軒屋に住んでいるが、
このまま住んでいたら、大切な老後資金が減る度合いが少なく済むので、
当面この状態で過ごしたいよねぇ、と私たち夫婦は幾たびか話し合ってきた。
そして、いつ日にかどちらかが足か腰が衰えてきた時、
やむなく自宅を売却して、やはり駅の近にあるマンションのコンパクトサイズを買い求めて、
晩年期を過ごしたい、と思ったりしている。
この後、どちらかが介護を要する身となった時、老人ホームで終末期を過ごした、
と漠然としながらも、私たち夫婦は話し合ってきた。

そして問題は、家内の母がこれ以上悪化した場合は、
我が家を大幅に介護に相応しい補修することは、やはり私たちの大切な老後資金を確保したいので、
やむなく家内の母に老人ホームに入居してもらうしかない、と私は思っている。
更に難題なのは、ここ数年に於いて、老人ホームの一部では倒産していることを学び、
私は動顛したりしてきた。
たまたま昨夜のひととき、私が愛読している講談社の基幹サイトのひとつの【現代ビジネス 】を見たりしていたが、
【入居してからでは遅い! 経営が危ない「老人ホーム」の見分け方】と見出しを見て、
精読して、多々教示させられた・・。
この原文は『週刊現代』の2015年9月5日号に掲載された記事であり、
無断ながら記事を転載させて頂く。

《・・老人ホームの倒産が増え、私たちの老後の不安が膨らんでいる。
それでは、経営が危ない施設、サービスが充分ではない施設をどう見分ければいいのか。
「ここを見れば分かる」というポイントを見ていこう。
☆運営母体はどこか
介護・福祉系法律事務所「おかげさま」代表で、ホームヘルパー2級の資格も持つ弁護士の外岡潤氏が語る。
「まずチェックしたいのは、介護施設のパンフレットや、ホームページに掲載されている『経営者の理念』です。
たとえば、『たくさんの幸せを集める』といったフワフワしたキャッチコピーを並べているところは、
介護の現実が分かっていない。
逆に『要介護度5でも受け入れる』など具体的だが非現実的な目標を掲げている事業者も、
課題にぶち当たったときに対応できない。
経営者が施設の運営に失敗したり、事業を切り捨てやすいと言えます」
特に気をつけたいのが、施設を運営している母体がどこかということだ。
もともと介護を本業としていない企業は経営に行き詰まったり、サービスが行き届かなかったりすることが多い。
実際に、帝国データバンクが今年3月に発表した資料によれば、
'05年から'14年の間に休廃業・解散した老人福祉事業者の、およそ4割が株式会社で、
もっとも大きな割合を占めている。
それに対して、医療法人・医療法人社団は0・9%とごく僅か。
他にも、社団法人・一般社団法人で1・9%、財団法人が2・1%、
社会福祉法人で2・6%ほどだ。外岡氏が解説する。
「建設会社や葬儀会社、飲食店など、さまざまな業界の企業が介護分野に進出しています。
そのような新規の企業は介護が分かっていない素人集団で、経営も危ない。
一方、たとえば老舗で何店舗も運営する法人であっても、
利用者が日中通うだけのデイサービスを行っていたところが、
新たにはじめた有料老人ホームなどはうまくいかないケースもあります」
福祉問題に詳しいNPO法人「二十四の瞳」代表の山崎宏氏もこう言う。
「不動産系・建設系の会社がオーナーで、介護企業に委託している施設には、
あまり良い印象は持っていません。
その地域で評判のいい医療法人が、自ら運営している施設が一番リスクが低い」
ただ、「同族経営だったり、大病院だと殿様商売になりがち。
クレームが通じづらいというデメリットもある」(外岡氏)ことには注意したい。

☆職員の定着率
経営母体の情報を見る時に確認したいのが、あまりに急激に介護事業を拡大していないか。
一時は華やかでも、職員が育たないまま手を広げすぎて、
結局経営に行き詰まるというケースは一般の企業でもよくあることだ。
だが、介護業界ではより一層、常態化している。
職員の定着率は、施設の良し悪しの大きな判断材料だ。
ヘルパーがころころ変わるような施設は避けたいところである。
そこで、念入りに確認すべきなのが、
介護施設に作成が義務付けられている重要事項説明書、通称「重説」だ。
都道府県が各施設に提出させており、誰でもウェブサイトなどで見ることができる。
室数と定員はもちろん、介護職員をはじめとした職員の雇用状況、
職員一人あたりの入居者数などの情報が記されている。
この「重説」のチェックポイントについて、前出の山崎氏が解説する。
「職員の定着率、なかでも有資格の責任者である介護支援専門員(ケアマネジャー)の勤続年数が短くないかを見ます。
ケアマネが長く働いていないということは、
低賃金で、さらに無昇給、有給を取得できないなど、職場環境が芳しくない証拠だと考えていい。
もう一つ確認したいのが入居率。
開設から1年以上経つのに、入居率が50%に満たない場合は避けたほうがいいでしょう」
入居率が低いと採算が合わなくなり、人件費が削られ職員が減り、サービスの質が下がる。
そんな悪循環に陥っている施設は少なくない。
「過剰な宣伝をしたり、紹介業者にカネを払って推薦させている業者も、
その分サービスにカネをかけておらず、入居率が低いことが多い」(山崎氏)
介護施設の採算がとれるのは、入居率8割がメドだと言われている。
「今ならあの施設が空いているから」と飛び込むのではなく、
できれば、8割の入居率を保っている施設を選ぶようにしたい。
また、人材の定着率を判断するための、こんな裏ワザも紹介しよう。
「施設の求人情報を見てください。
ハローワークや就職情報サイトで、時給1200~1500円といった求人が出ている場合、
そんな好条件でないと、人が集まらないということです」(外岡氏)

☆退去条件があやふや
契約書でとくに気をつけたいのが「退去条件」だ。
「退去するか否かは、利用者の介護度に応じて、協議の上決める」
といった記載がある場合には要注意。
大まかな条件のまま契約してしまうと、後々のトラブルの元になるからだ。
認知症で徘徊が始まったり、病気で重篤な状態になった場合のことなど、細かく確認したい。
他にも、施設内での転倒やケガへの対処について、
その施設に問い合わせてみるのも一つの手。
事故対応をどうシミュレートしているか。
損害保険はどう設定されているか。
その説明がキチンとされるかで施設の健全さが分かる。
逆に、これらのネガティブな質問に動揺するような施設は、
経営にしてもサービスにしても、「終の棲家」として信頼できない。
もちろん、体験入居を利用しない手はない。
たった1日やそこらで何が分かるのか、と思うかもしれないが、
職員と入居者との会話の様子や、食事、雰囲気、清潔さは、行ってみないとわからないものだ。
できればいくつかの施設を回って比較し、見る目を養いたい。
「施設選びは、目先の入居時だけでなく、
10年後、また最期をどう迎えたいかを考えて行うこと。
日常生活の場なのですから、幻想を捨て、妥協できるところは妥協しつつ、
納得いくまで質問して判断してください」(外岡氏)
人生の大きな決断。後悔のない選択をしたい。・・》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。

私は介護については、遅ればせながら注視してきたので、軽いうちは『在宅』。
少し重くなったら、『サービス付き高齢者住宅』や『有料老人ホーム』。
ただ、月に最低20万円はかかるから、ここにいる間に、
『特別養護老人ホーム(特養)』や『介護老人保健施設(老健)』に移れるよう押さえておくが、
懸命であると学んだりしてきた。
しかしながら『特別養護老人ホーム(特養)』は、介護に要する負担金は少なく済むので、
少なくとも52万人の待機者いて、
原則的として要介護2以下の人は、入居しにくくなっている、と学んだりしてきた。
『サービス付き高齢者住宅』は、入居条件は60歳以上であることだけで、
要介護度に関係なく誰でも入れる上に、要介護・要支援認定を受けていれば、60歳未満でも入居が可能。
館内および部屋はバリアフリーで、日中は館内にケアの専門家の職員が常駐して、
安否確認と生活相談のサービスを提供する。
ただし、サービス付き高齢者住宅は、介護や食事、健康管理などのサポートはセットではなく、
あくまで高齢者向けの賃貸住宅である、と知ったりした。
そして介護や食事、健康管理などのサポートはセットではなく、
必要に応じて介護事業者を自分で選んで契約する形になる。
そして『有料老人ホーム』であるが、月に最低20万円は要すると学んできたので、
更に手厚い介護を受ければ高額となり、私は溜息を重ねたりしている。

そして私は何とか自立して生活できる『要支援』の範疇で、
この世に別れを告げたいと念願しているが、
もとより自助努力も肝要であるが、こればかりは天上の神々の采配に寄ることであり、
漠然としながら私たち夫婦、そして家内の母、終末期を思案したりしている。
☆下記のマーク(バナー)、ポチッと押して下されば、無上の喜びです♪

