私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の身であり、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後37年を過ぎた古ぼけた一軒屋に住み、
お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
私は民間会社の中小業に35年近く勤め、2004年〈平成16年〉の秋に定年退職後、
その直後から多々の理由で年金生活をし、まもなく11年生となる。
そして私より5歳若い家内も、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。
こうした中で、私は9月下旬の誕生日を迎えると71歳となり、
家内も12月下旬の誕生日を迎えると66歳となり、高齢者無職夫婦世帯となっている。
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こうした中で、調布市から2か月前に、年に一度の『特定健診』の通知書を頂き、
私は3週間前に最寄りの内科病院に予約したりした。
本日の午前中のひととき、家内は昨日より3泊4日で家内の宅に行っているので、
私は『おひとりさま』の生活となっているが、
雨が降る中、受診する為に、内科病院に向かった・・。
そして傘を差して小公園を通り過ぎ、一年に一度だけの『特定健診』なのに、
雨が降るなんて、私は最近行いが悪いかしら、と独り苦笑したりした。
私の住む市では年に一度の健康診断は、
過ぎし平成19年度までは『お誕生日検診』と可愛らしい名称であったが、
この後は、何かしら基本健診に血圧測定、血液検査などが加味され、『特定検診』と改称された。
私は健康診断を受診する時、基本健診としては、
身長、体重、採血、心電、尿検査、血圧測定などが行われた後、最後に医師との問診となっている。
そして希望者には胃がん、大腸がんの検診があり、私は毎年受診してきている。
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私は何よりも困苦する検診は、『胃がん検診』である。
バリウムの白い検査薬を飲むのは苦手で、私なりに苦痛のひとときを毎年味わっている。
その上、前夜の夜9時過ぎから水を含めて飲食は避けた上、
そして当日の喫煙、歯磨きはしないて下さい、と制約されていた時代もあった。
やがて4年前の頃から、仲良しとなった40代のなかばの男性の医師からは、
XXさん・・朝方でも少しだけ水を飲んでも大丈夫ですから、
とアドバイスを受けたりしてきたので、微苦笑したりしてきた。
こうしたことで苦手のバリウムによる胃の撮影が終ると、毎年ほっとし、
言い知れぬ解放感を体験したりしてきた。
しかし、9年前に、市で一番大きな総合病院で受診した時、
40代の男性技師のもとで、検査した時、やがて終ると何故かしら首をかしげた後、
私の方に近づいてきた・・。
『本当に申し訳ないのですが・・機械の故障で・・別棟の検査室で、もう1度撮影させて下さい・・』
と云われ、私は40代の男性技師に先導されて、別棟に歩いた後で、
再び苦手なバリウムを飲んだりした。
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8年前の時は、30歳前後の若き女性技師で、私としては瞬時に魅了された美しい顔立ちの方が、
『少し仰向けになって下さい・・
位置を変えて・・横向きにうつ伏せ気味になって下さい・・』
と甘い声の指示を聴きながら、私は検査を受けたりした。
私はバリウムさえ飲まなければ、
年金生活の自由な身の私としては、うら若き女性技師と会話できるので、
何時間かかっても良い、と余計なことを思ったりしたこともあった。
私は健康診断を受診する時の下着は、
平素と同様に、下半身はパンズ型のトランクスであり、
上半身の方は殆ど袖なしのTシャツを着ている。
この袖なしのTシャツは、ポップス系で若手に人気のあるTOKIOというグループがいるが、
この中のひとり背が高く好男性の長瀬智也さんが、以前ドラマの中で着ていたので、
私は魅了されて、家内に頼んで購入した貰ったのは、確か定年退職の3年前頃であった。
この後も、年金生活に入った後は、自在の服装が出来やすいので、
この袖なしのTシャツを真冬以外は、愛用している。
そして半袖か長袖のスポーツ・シャツを羽織って、
5月過ぎから秋まで買物、散策に出かけることをしてきた。
そして私は、恥ずかしながら胸毛があり、苦手な加山雄三さんのようにあるが、
65歳の頃から少し白髪が増してきたが、
せめて心はだけは若い方の感性と余り変わらないと思っているので、このような容姿となっている。
確か7年前の総合病院でレントゲンの健診の時、
30歳前後の稀(ま)れな美麗な女性技師の方で、
私は急いで長袖スポーツ・シャツ、そして袖なしのTシャツを脱いで、上半身は裸となった。
『XXさん・・下着は着ていても・・大丈夫ですから・・』
と笑いながら、忠告されたのである。
この後、身長測定のの時、
『はい・・1メートル69.5ですね・・』
とアシスタントの女医さんから云われた。
『齢を重ねると・・少し縮〈ちじ〉むのですねぇ・・』
と私は明るく云った。
『ご年配の方は・・よくある傾向ですわ・・』
と云われた後、私は長い間、1メートル70センチの時代であったが、
0.5センチばかり縮〈ちじ〉んだことに、齢を実感させられ、苦笑したりした。
体重も70キロ代となり、家内と結婚した当時は、56キロの細身体が懐かしく、
『俺も・・71キロかょ・・』
と平素の身勝手な日常を振り返ったりしたりした。
そして、多少太っていても、心身元気であれば良いではないか、
と62歳の自分を慰めていたりした時もあったりした。
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このように毎年、私は健康診断を受診をしてきたが、胃がん検診に伴い、
前日の夜からの水分制限、そしてバリウムの白い液体薬だけは、齢を重ねても苦手であるが、
これ以外は楽しい受診のひとときを過ごしたりしている。
そして私は健康診断を欠かさず受診してきたのは、何よりも自身の身体の弱点を知り、
弱点を指摘されれば、ある程度の治療、或いは自助努力で克服できればよい、
と至って常識的な思考の身なのである。
そして健康診断を受診せず放棄している人は、自身の命を粗末にしている、と思ったりしている。
本日のひととき、『特定健診』を受診して早や11年となる中、
今回は体重の測定を重視してきた。
昨今、散策をサボることもあり、一週間前に我が家で入浴後、
いつもように体重計で測定したら、78キロと表示され、何かと無頓着な私でも、
あわてふためき、この後は食事を配慮したり、5日毎のお酒も断念してきた。
そして今回の体重の測定の結果、76キロです、と言われ、私は微笑んだりした。
私は定年した直後は、70キロであったが、年金生活の60代の10年間の日々は享受し、
70代の一年生もまもなく卒業して、2年生に進級するので、
体重が増えても、心身溌剌と過ごせればよい、と思いながら微苦笑したりした。
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余談であるが、今回の医院内でのそれぞれ受診をしてきたが、
麗(うるわ)しき30歳前後の女性看護師の方が、それぞれ担当して下さり、
綺麗な女性たちの上、やさしいしぐさ、言葉で接してくれ、心まで清らかな人たち、と思い深めたりした。
そして私は幸運な男と思いながら、本日は大安なのかしら、と思ったりし、
名残り欲しいながら、本降りの中、帰宅に向かった。
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私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後37年を過ぎた古ぼけた一軒屋に住み、
お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
私は民間会社の中小業に35年近く勤め、2004年〈平成16年〉の秋に定年退職後、
その直後から多々の理由で年金生活をし、まもなく11年生となる。
そして私より5歳若い家内も、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。
こうした中で、私は9月下旬の誕生日を迎えると71歳となり、
家内も12月下旬の誕生日を迎えると66歳となり、高齢者無職夫婦世帯となっている。
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私は3週間前に最寄りの内科病院に予約したりした。
本日の午前中のひととき、家内は昨日より3泊4日で家内の宅に行っているので、
私は『おひとりさま』の生活となっているが、
雨が降る中、受診する為に、内科病院に向かった・・。
そして傘を差して小公園を通り過ぎ、一年に一度だけの『特定健診』なのに、
雨が降るなんて、私は最近行いが悪いかしら、と独り苦笑したりした。
私の住む市では年に一度の健康診断は、
過ぎし平成19年度までは『お誕生日検診』と可愛らしい名称であったが、
この後は、何かしら基本健診に血圧測定、血液検査などが加味され、『特定検診』と改称された。
私は健康診断を受診する時、基本健診としては、
身長、体重、採血、心電、尿検査、血圧測定などが行われた後、最後に医師との問診となっている。
そして希望者には胃がん、大腸がんの検診があり、私は毎年受診してきている。
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私は何よりも困苦する検診は、『胃がん検診』である。
バリウムの白い検査薬を飲むのは苦手で、私なりに苦痛のひとときを毎年味わっている。
その上、前夜の夜9時過ぎから水を含めて飲食は避けた上、
そして当日の喫煙、歯磨きはしないて下さい、と制約されていた時代もあった。
やがて4年前の頃から、仲良しとなった40代のなかばの男性の医師からは、
XXさん・・朝方でも少しだけ水を飲んでも大丈夫ですから、
とアドバイスを受けたりしてきたので、微苦笑したりしてきた。
こうしたことで苦手のバリウムによる胃の撮影が終ると、毎年ほっとし、
言い知れぬ解放感を体験したりしてきた。
しかし、9年前に、市で一番大きな総合病院で受診した時、
40代の男性技師のもとで、検査した時、やがて終ると何故かしら首をかしげた後、
私の方に近づいてきた・・。
『本当に申し訳ないのですが・・機械の故障で・・別棟の検査室で、もう1度撮影させて下さい・・』
と云われ、私は40代の男性技師に先導されて、別棟に歩いた後で、
再び苦手なバリウムを飲んだりした。
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8年前の時は、30歳前後の若き女性技師で、私としては瞬時に魅了された美しい顔立ちの方が、
『少し仰向けになって下さい・・
位置を変えて・・横向きにうつ伏せ気味になって下さい・・』
と甘い声の指示を聴きながら、私は検査を受けたりした。
私はバリウムさえ飲まなければ、
年金生活の自由な身の私としては、うら若き女性技師と会話できるので、
何時間かかっても良い、と余計なことを思ったりしたこともあった。
私は健康診断を受診する時の下着は、
平素と同様に、下半身はパンズ型のトランクスであり、
上半身の方は殆ど袖なしのTシャツを着ている。
この袖なしのTシャツは、ポップス系で若手に人気のあるTOKIOというグループがいるが、
この中のひとり背が高く好男性の長瀬智也さんが、以前ドラマの中で着ていたので、
私は魅了されて、家内に頼んで購入した貰ったのは、確か定年退職の3年前頃であった。
この後も、年金生活に入った後は、自在の服装が出来やすいので、
この袖なしのTシャツを真冬以外は、愛用している。
そして半袖か長袖のスポーツ・シャツを羽織って、
5月過ぎから秋まで買物、散策に出かけることをしてきた。
そして私は、恥ずかしながら胸毛があり、苦手な加山雄三さんのようにあるが、
65歳の頃から少し白髪が増してきたが、
せめて心はだけは若い方の感性と余り変わらないと思っているので、このような容姿となっている。
確か7年前の総合病院でレントゲンの健診の時、
30歳前後の稀(ま)れな美麗な女性技師の方で、
私は急いで長袖スポーツ・シャツ、そして袖なしのTシャツを脱いで、上半身は裸となった。
『XXさん・・下着は着ていても・・大丈夫ですから・・』
と笑いながら、忠告されたのである。
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この後、身長測定のの時、
『はい・・1メートル69.5ですね・・』
とアシスタントの女医さんから云われた。
『齢を重ねると・・少し縮〈ちじ〉むのですねぇ・・』
と私は明るく云った。
『ご年配の方は・・よくある傾向ですわ・・』
と云われた後、私は長い間、1メートル70センチの時代であったが、
0.5センチばかり縮〈ちじ〉んだことに、齢を実感させられ、苦笑したりした。
体重も70キロ代となり、家内と結婚した当時は、56キロの細身体が懐かしく、
『俺も・・71キロかょ・・』
と平素の身勝手な日常を振り返ったりしたりした。
そして、多少太っていても、心身元気であれば良いではないか、
と62歳の自分を慰めていたりした時もあったりした。
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このように毎年、私は健康診断を受診をしてきたが、胃がん検診に伴い、
前日の夜からの水分制限、そしてバリウムの白い液体薬だけは、齢を重ねても苦手であるが、
これ以外は楽しい受診のひとときを過ごしたりしている。
そして私は健康診断を欠かさず受診してきたのは、何よりも自身の身体の弱点を知り、
弱点を指摘されれば、ある程度の治療、或いは自助努力で克服できればよい、
と至って常識的な思考の身なのである。
そして健康診断を受診せず放棄している人は、自身の命を粗末にしている、と思ったりしている。
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本日のひととき、『特定健診』を受診して早や11年となる中、
今回は体重の測定を重視してきた。
昨今、散策をサボることもあり、一週間前に我が家で入浴後、
いつもように体重計で測定したら、78キロと表示され、何かと無頓着な私でも、
あわてふためき、この後は食事を配慮したり、5日毎のお酒も断念してきた。
そして今回の体重の測定の結果、76キロです、と言われ、私は微笑んだりした。
私は定年した直後は、70キロであったが、年金生活の60代の10年間の日々は享受し、
70代の一年生もまもなく卒業して、2年生に進級するので、
体重が増えても、心身溌剌と過ごせればよい、と思いながら微苦笑したりした。
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余談であるが、今回の医院内でのそれぞれ受診をしてきたが、
麗(うるわ)しき30歳前後の女性看護師の方が、それぞれ担当して下さり、
綺麗な女性たちの上、やさしいしぐさ、言葉で接してくれ、心まで清らかな人たち、と思い深めたりした。
そして私は幸運な男と思いながら、本日は大安なのかしら、と思ったりし、
名残り欲しいながら、本降りの中、帰宅に向かった。
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