夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

都心の郊外でも、今年初めての小雪が舞い降り、やがて老ボーイの私は微笑みを重ねて・・。

2016-01-18 10:31:20 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅みに住む年金生活の老ボーイの71歳の身であるが、
昨夕、天気情報をテレビで視聴していたら、
今夜から明日の18日にかけ、関東地方の広い範囲で雪が降り、大雪となるおそれが高くなくなり、
東京23区では明日正午までに、10センチの雪が降る見通しです、と報じられていた。

私の住む地域は都心に隣接しているので、明日は今年初めての小雪が舞い降る、と何かと雪恋しの私は微笑んだりした。
しかしながらここ10数年は、大雪が降る、と報じられても、2014年2月中旬に25センチ前後を除けば、
5センチ前後だったよなぁ、と微苦笑したりした。


今朝、6時過ぎに起床したら、積雪10センチ前後の雪景色となり、雪は少し舞い降ったりしたが、
やがて霙(みぞれ)となった・・。
             
              ★ 今回掲載した写真のすべては、午前7時半過ぎ、霙(みぞれ)が降る中、撮ったりした ★

この後、天気情報をテレビで視聴していたら、都心の中心にある北の丸公園でも、積雪6センチとなり、
積雪の影響で、新宿、東京駅など各地で公共交通は、運休、遅延を報じられていた。

私はサラリーマン時代には、都心に30年ばかり勤めていたので、
都心はわずか5センチぐらいの積雪でも、公共交通は影響を受けて、私は戸惑いながら出勤した体験が幾たびもあったりした。
こうした思いから、働いて下さる諸兄諸姉が、今回の積雪に寄る通勤は、何かと労苦が伴い大変ですねぇ、
と心の中で呟(つぶや)いたりした。

やがて私は、霙(みぞれ)が降る中、たわむれに記念写真ねぇ、と思いながら小庭の雪情景を、
何枚か撮ったりした・・。
             

この後、居間でコーヒーを飲みながら、積雪を眺めていると、
私の住む家は生家にも近く、この地域には結婚前後の5年を除き、私は早や66年近く住んでいるが、
過ぎし65年前の小学一年生で、雪の中を通学していたことが思いだされたりした・・。
      
        
私の幼年期は東京郊外の農家の児として育ち、遥か65年前の頃は、
この冬の時節に30センチ前後の雪が降っていた。、

1951年〈昭和26年〉の春に私は地元の小学校に入学したが、初めての冬に雪が降り、登校した・・。

ゴムの長靴の中に、母か叔母の手助けで藁(わら)を敷き、赤くなった唐辛子を少し入れ、
番傘を差して、家を出た。

家、周辺は雪が降り積もり、空からは雪が絶えず舞い降り、ときおり風が吹き、
ゴム長靴は雪の中で埋もれてしまったので、30センチは越えていた、と思われる。

そして駅の最寄の小学校までの通いなれた通学路は、この時は無視し、
祖父、父の知人の畑も雪に埋もれていたので、この中を吹雪いていたが一直線で登校した。

小学校は木造の二階建てであり、教室の片隅にあった木造の一間ぐらいの正方形の火鉢(ひばち)があり、
この当時のこの地域の村立小学校に於いては、
コークスはもとより、石炭も使用される前の時代であったので、
正方形の中心に簡易に造ったブリキの中で、炭を熾(おこ)してあるか、薪(まき)が燃やされていた。

私たち学童は、この木造の一間ぐらいの正方形の火鉢(ひばち)を囲みながら、
衣服に雪がまといついたのを払いながら、
雪深く、吹雪いた中をよく無事に学校に着いたと、子供心にお互いに健闘し合ったりした。

そして、学級のクラスの中で10数人欠席したので、
あいつ、こんな雪で休むなんて・・と互いに悪口を言い合っていたりした。

下校のひととき、私も番傘でチャンバラの真似事をし、番傘の数箇所が破れ、帰宅後に母に怒られたりした。

このように毎年、冬の時節は、少なくとも数回は降り積もった。
                              

その後、1955年〈昭和30年〉の頃から、都会の人たち達が周辺に家を建てられ、
私が小学校を卒業した1957年〈昭和32年〉であるが、
この頃になるまでベットタウンの住宅街に大きく変貌した。

やがて1964年〈昭和39年〉に東京オリンピックが開催された時代になると、
数年に一回程度、15センチぐらいが降るが、この間は殆ど数センチ前後の小雪となっている。
                        

こうした幼年、少年期を体験した私は、この時節の寒い時期を迎えると、心の奥底に雪恋しとなり、
私が40歳を過ぎた頃から、家内と共に毎年、この時節になると北の地域に旅行し、
雪の情景を享受してきている。
                          
今回、突然の雪は私の地域では10センチぐらいの積雪であったが、
霙(みぞれ)から雨、やがて曇り空となり、昼下がりから快晴が予測され、
めまぐるしい日中となり、少しボケた私でも、戸惑いながら微笑んだりしている。

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