夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

買物メール老ボーイの私、昨今は御節(おせち)の単品が残り、平素の買物もなく、冬眠のように過ごし・・。

2016-01-05 11:55:48 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市に住む年金生活の老ボーイの71歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

過ぎし年の2004年(平成16年)の秋、定年退職となり、多々の理由で年金生活を始め、
せめて平素の買物ぐらいは、私が果たさなければと思い、
これ以来、家内から依頼された品を買い求める為に、独りで殆ど毎日のようにスーパー、専門店を廻ったりしている。

この後は、やはり独りで自宅周辺3キロ範囲にある遊歩道、小公園など、季節のうつろいを享受している。
そして認知症が怖くて、ひたすら歩いている。

こうしたことが、私の定年後の年金生活の中で、午前中の標準サイクルとなっている。
          

そして年末になると、家内は簡素であるが御節(おせち)料理の真似事をするので、
家内の要請のひと声に基づき、買物メール老ボーイの私は、駅前のスーパー、専門店に出陣回数が多くなっている。

或いは家内のボディガード兼お供、そして荷物持ちで、駅前に買物に幾たびか同行するのが、毎年の習(なわ)しとなっている。
                          

我が家の年末年始は、独り住まいの家内の母に来宅してもらい、
私たち夫婦と共に年末年始を過ごしながら共に新年を迎え、
年末の28日の夕方から新年の3日の朝まで過ごしたりした・・。

私の母が亡くなる1998年(平成10年)の新春の前の年までは、
家内は黒豆、栗などの素材を吟味して買い求めて、
そして御節(おせち)の品々を3日ぐらいで仕上げたりしていた。

そして我が家、独り住まいの私の母用に、家内が世間並みに御節(おせち)料理を三段重として、
それぞれ三段のお重を20年間ばかり料理してきたが、
お互いに齢を重ねてきたので、御節(おせち)料理は簡略となっている。

ここ10年は駅前、最寄りのスーパーで五店ぐらい廻り、
伊達巻、かまぼこ、栗きんとん、黒豆、田作り、昆布巻、酢蛸(スダコ)などの単品を買い求めたり、
やつがしら、里芋、くわい、蓮(ハス)、ごぼうなどの農作物は、家内は相変わらず料理をしている。

ここ10年、通信販売の盛況の中、我が家も遅ればせながら4年前からは、
製造元の現地などの販売所に連絡して、ホタテ、数の子などを購入したりしている。

結果として、我が家の食卓は、御節(おせち)料理の単品を中心に、各自が好みの品を食べたり、
朝食は元旦の朝から定例のお雑煮となっている。

このような昨年の28日に家内の母が来宅してからの夕食の時からは、
家内、家内の母はビール、私はウィスキーの濃い水割りを呑みながら、
御節料理のそれぞれ単品を食べたりして、談笑しながら頂いている。
                     
       
こうした生活をして新年を迎え、元旦から三が日、私だけの昼食は、
大根(ダイコン)を下(お)ろして、お醤油をかけて、温かい白米のご飯にのせて食べたりしている。
そして食後は煎茶を飲み、至って満足している。

このような私の昼食を見ていて、 家内たちは最初の頃は呆れ果てていた・・。
『あなたは・・やはり幼年期に農家の児として育ったせいかしら・・』
と家内は苦笑したりしていた。

『こうした食べ物は・・この世で一番美味しく・・贅沢な食事だょ・・』
と私は笑いながら言ったりして、早や11年が過ぎている。

こうした中で家内と家内の母は、黒豆とかキントンなどの甘さのある食べ物などを
談笑を重ねながら、食べたりしていた。

そして私は、夕食の酒宴の時は、ウィスキーの濃い水割りを呑みながら、
御節料理のそれぞれ単品の里芋、蓮(ハス)、ごぼう、数の子、酢蛸(スダコ)を盛んに食べたりした。
          

やがて3日の朝、家内の母が帰宅する時、家内は家内の母宅まで同行し、
数多くが御節(おせち)料理の単品を持参したが、
やはり今年も、我が家でも御節(おせち)料理の単品が残こってしまった・・。

こうした事情から、買物メール老ボーイの私、スーパーなどに買物に行く必要がなくなってしまった。

そして昼前後のひととき、やはり独りで自宅周辺3キロ範囲にある遊歩道、小公園などを歩いたり、
或いは我が家から近い神社、寺院を初詣をしたりし、
これ以外は読書をするぐらいであったので、冬眠のように過ごしたりしてきた。

私の年始は毎年ながら、このように過ごすことが多く、
買物メール老ボーイとして、スーパー、専門店に買物に行くのは、
世の中の多くの人が、7日の朝食に七草粥を食べる後、7日の午前中かしら、と微苦笑したりしている。

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