夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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夏のUVBは冬の5倍! 男だって紫外線対策は重要、高齢者72歳の学び、やがて微苦笑して・・。

2017-07-19 16:53:54 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読しているネットの【日経Gooday 】を見ていたら、
【 夏のUVBは冬の5倍! 男だって紫外線対策は重要 】と見出しを見た・・。

私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の72歳の身であるが、
UVB・・・って判らず、どういうことなの・・と思いながら、記事を精読してしまった。

この記事の原文は、フリーランスライターの伊藤和弘さんが、
紫外線なども精通されている再生未来クリニック神戸 ・市橋正光院長にインタビューされて、
『日経トレンディネット
』2015年8月6日に寄稿文であり、
関連の【日経Gooday 】2017年7月11日に転載された記事で、無断ながら転載させて頂く。

《・・夏のUVBは冬の5倍! 男だって紫外線対策は重要
             

年を取ると「男らしさ」は失われていく。
残念なことだが、いつまでも若い頃の外見・体力・健康は保てない。

それを防ぐにはどうすればいいのか?
この連載では第一線で活躍する専門家たちに、「男のアンチエイジング」の最先端を解説してもらう。

今回のテーマは「紫外線」について。
見た目の若々しさのためだけではなく、紫外線対策は健康に暮らすためにも必須。
男のための正しい紫外線対策について、再生未来クリニック神戸(神戸市中央区)の市橋正光院長に解説してもらう。
 

「子どもでも植木の苗でも、これから大きくなろうとするものには、日光が必要であるかも知れないが、
もう育ちきったものは、日光なんかどうでもいいのです。

却(かえ)って日陰においた方が、長もちがするのではないかと私は思う」
(内田百間(間は、正しくは門構えに月です)「七体百鬼園」より)

明治生まれの作家、内田百間はギャグとして書いたはずだ。
しかし現代の医学から見れば、この言葉は決して間違っていない。

それどころか子どもにも過剰な日光は害になるとして、
1998年以降は母子健康手帳から「日光浴」という言葉が削除されている。

日光に含まれる紫外線は、シミやシワを作り、肌の老化の大きな原因となる・・・。
これは今や常識と言ってもいいだろう。
屋外でむやみに肌を焼くよりも、人間もタンスのように「日陰においた方が長もち」するのだ。

最近は男性も、シミやシワを気にする時代になってきた。

2014年に小林製薬が30~50代の男性309人に行った「肌の悩み」についてのアンケートによると、
1位が乾燥(34.6%)、2位シミ(33.0%)、3位シワ(25.6%)という結果に。
シミに悩む男性102人のうち、実に89.2%が「消したい」、
95.1%が「これ以上増やしたくない」と思っていることも確認された。

              

☆特に夏は、シミができやすい。

紫外線には波長の長いUVA(A波紫外線)と、波長の短いUVB(B波紫外線)があり、
シミや日焼けの原因になるのはUVBのほう。

「UVAは夏になっても冬の2倍くらいなのに対し、UVBは5倍に増える。
遺伝子に傷をつけ、変異を起こさせる力は、UVAの約1000倍も強い」と、光老化に詳しい市橋院長は指摘する。

皮膚にUVBが当たると、活性酸素が発生する。
すると表皮の角化細胞は色素細胞に「メラニンを作れ」と命令を出し、チロシンというアミノ酸を黒いメラニンに変える。
これが日焼けのメカニズム。

皮膚としてはメラニンという盾を並べて降り注ぐUVBをブロックし、
必死に大事な遺伝子を守ろうとしているわけだ。

メラニンを作る力が低い白人は、UVBによるダメージが大きく、そのため有色人種よりも、皮膚がんになりやすい。

通常、表皮の新陳代謝でメラニンは、はがれ落ちる。
しかし、加齢、不規則な生活、ストレスなどで代謝のサイクルが乱れたり、
紫外線の浴び過ぎで大量のメラニンが作られたりすると、メラニンが排出されずに、表皮の中に残ってしまう。
それがシミだ。

一方、UVAは破壊力が弱い代わり、表皮の下の真皮まで届く。
そこで活性酸素を発生させ、「コラーゲンやエラスティックファイバー(弾性繊維)を破壊。
さらに繊維芽細胞に働いてコラーゲンの生成を抑えることでシワができる」と市橋院長は説明する。

               

☆紫外線は5分浴びれば大丈夫!

紫外線の害は、肌だけに限らない。
昭和の昔、「夏に日に焼いておくと冬に風邪をひかない」などと言われたものだが、
これも「日焼けしていると健康そう」という見た目のイメージだけ。

実は何の根拠もない俗説に過ぎない。

むしろ、「紫外線は皮膚の免疫力を下げ、感染症を起こしやすくなることが確認されている。
夏にヘルペスが増えるのもそのため」と市橋院長。

異物の侵入を感知する表皮のランゲルハンス細胞が、紫外線によって正常に働けなくなるためだ。

かつて日光浴が、体にいいと言われたのも、理由がないわけではない。
紫外線のほとんど唯一のメリットは、「ビタミンDを作る」ことだろう。

ビタミンDは、骨の代謝に欠かせない栄養素。
不足すると、骨軟化症(小児期はくる病)、骨粗しょう症、心臓病などを引き起こす。
青魚やキノコに含まれているが、表皮にUVBが当たることでも合成される。

とはいえ、「1日5分も浴びれば、必要なビタミンDは、十分作られる。
それ以上は害になるだけ」と市橋院長はバッサリ。

実際、国立環境研究所と東京家政大学が、
両手と顔を何分日光に当てれば、1日に必要な5.5マイクログラムのビタミンDが作られるかを調べている。

UVBの多い「夏の晴れた日」ならば、
沖縄県那覇市で2.9分、茨城県つくば市で3.5分、北海道札幌市でも4.6分という結果だった。


ただでさえ紫外線の強い夏、あえて日光浴をするのは、デメリットのほうがずっと大きそうだ。
              

男の紫外線対策は日傘だけでは不十分!

夏の強烈な紫外線をどう防げばいいのか。市橋院長に具体的な対策を聞いた。

1.なるべく日陰を歩く

いちばん確実な対策は、日光に当たらないこと。
帽子や日傘も有効だが、波長の短い紫外線は「散乱」し、横や下からも飛んでくる。

市橋院長によると「日傘でも防げる量は半分程度」というから過信は禁物だ。
さらに日傘を選ぶときは、外側は光を反射する白、内側は光を吸収する黒になっているものが理想的。

2.日焼け止めを使う

日焼け止めに書かれているSPFとはUVBに対する防御力。
SPF50ならUVBのダメージを50分の1にする。


つまり、UVBを50分浴びても、素肌で1分浴びた程度に抑えられるということ。
また、PAはUVAに対する防御力を示し、「+」が多いほど強い。

3.抗酸化物を積極的に摂る

紫外線がいけないのは、活性酸素を発生させるから。
活性酸素を消すため、βカロテン、ビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化物を積極的に摂ろう。

特にビタミンCは、シミの予防・治療に有効だ。
黒いメラニンを還元して色を薄くする美白作用があり、皮膚科でも1日600~1200㎎ほど処方される。

4.コーヒーをたくさん飲む

30~60歳の日本人女性131人を対象にした調査から、
コーヒーを1日3杯以上飲む人は、顔のシミが少ないことが確認された。

有効成分は、クロロゲン酸というポリフェノール。
市橋院長によると、「角化細胞がメラニンを作れと命令するルートと、
色素細胞がメラニンを届けるルート、それぞれをブロックしてメラニンを作りにくくする」という。

よく言われるように、紫外線のダメージは一生に受ける量に比例し、日焼けが抜けてからも消えることはない。
真っ黒に焼けた男が、カッコいいと言われた時代は、昔のこと。
シミのない美肌をキープして、暑い夏を乗り切ろう!・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
             


私は今年の三月、遅ればせながら紫外線について、学んだりした。

目は光を通して、私たちの「視界」を脳に伝えてくれる大切な器官で、
ただ、目の表面は寝ているとき以外、つねに外部にさらされているため、
皮膚と同様、紫外線の影響を受けやすいものです。


紫外線を浴び続けることで、眼球の構造上、角膜や白目を覆う結膜が傷つき、
眼球の奥にある網膜や黄斑部にも影響を及ぼし、目の細胞修復に支障をきたす場合もある。

そしてレンズの役割を果たす水晶体は、ヒアルロン酸など保水性のある成分から生成されるため、
目を健康に保つためには、乾燥も防ぐ必要がある。

そして紫外線の影響は、真昼の日光によるものが大きいと思われがちであるが、
朝日や夕日の太陽にも、紫外線は多分に含まれ、朝夕は真昼と違い、太陽が低い位置にある。

真昼の紫外線は、朝夕より強いものの、太陽の位置が高いため、まゆ毛やまつ毛が目を守ってくれ、
反対に朝夕は、目が紫外線を直に受けやすく、ダメージの原因となりやすい。

日の光を浴びたときに目がしみるように痛む場合、放っておくと症状が悪化し、
知らぬ間に「紫外線アレルギー」になってしまう場合がります。
そうすると、白内障や緑内障、ひいては失明の危険も高まる。

女性なら日傘や帽子、サングラスを日常的に利用している方もいますが、
男性でも、外側からの目のケアとしては、サングラスのほかにUVカットのメガネやコンタクトレンズという手段もあり、
目の不調がひどい方は取り入れて必要がある。
             
このように私は学び、やはりUVカットのサングラスが必要だ、と思いを深めたりした。
             

一昨年の晩秋、最寄駅の近くにある眼科専門医院に於いて、私は白内障の手術を受け、
手元から遠くまで見える多焦点眼内レンズを挿入して頂き、
やがて左眼は1・0、右眼は0・9前後となり、メガネが不必要となった。

そして私は高校生より何かと酷い近眼で、劣等感のひとつであったが、
近眼のメガネから解放されて、戸惑いながらも、これ以上の吉報はないかしら、と悦んだりした。
             
やがて昨年の春の陽射し、そして初夏の陽射しを受けながら、UVカットのサングラスが必要かとら、
と思い、駅前のメガネ屋さんに寄ったりした。

そして多彩なUVカットのサングラスを販売員の御方から私は説明を受け、
三つばかり私は掛けたりしたが、陽射しのある方角を視たりしたが、余り変わらないなぁ、
と思ったりした。

こうした根底には、やはり高校以来55年ぐらいメガネから解放された歓びがあり、
わざわざサングラスを掛ける必要がないよなぁ、と思いがあったりした。

私は長年、酷(ひど)い近眼で0.03ぐらいの視力で、メガネを掛けても、0.7の視力となっていた。
そして50歳頃までは、夏のまばゆい陽射しを感じた時は、度入りのサングラスを掛けたりしていた。

しかしながら昨年の夏の陽射し、秋の陽射しを受けながら、
帽子を深くかぶり、メガネから解放された歓びで、ひたすら散策してきた。

やがて家内から私の顔立ちを見て、陽に焼けて顔が黒くなったわょ、と私は幾たびも言われて、
クロちゃんかょ、と私なりに微笑んだりしてきた・・。
             

こうした軌跡もあったりしたが、今年の三月、まばゆい春の陽射しを受けている中、
紫外線の実態を学び、やはり遅ればせながらサングラスが必要だ、と老ボーイの私は気付いたりした。
             
そしてUVカットのサングラスの中で、紫外線を1%しか通さない紫外線透過率1%を、
平素用、都心に外出する時に用と、ふたつ選定して、これ以来まばゆい陽射しの中を歩く時は愛用している。
             

そして過ぎし5月28日に於いて、『浴びないのは実は不健康 太陽光が体に良い「3つの理由」』を学び、
これからの熱い時節に、陽射しを受けながら、颯爽と歩き、
たとえ昨年と同様に、クロちゃん、になっても、ひとつの健康体のワッペンかしら、と微笑みながら過ごしてきた。

しかし今回の記事に於いては、《・・紫外線は5分浴びれば大丈夫!・・》と学び、戸惑ったりし、微苦笑した。
或いは《・・真っ黒に焼けた男が、カッコいいと言われた時代は、昔のこと・・》と知り、
クロちゃんの老ボーイの私は苦笑したりした。


そして何事も程ほどが人生の哲学のひとつであるので、私は夏に向かって程ほどに陽射しの中を歩こう、
と思い馳せたりしている。


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コメント (2)
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