「身体が冷えるにつれ、脳神経の活動が、休息状態になることがわかっています。
つまり、これは身体が冷えると、脳自体が働くなって、命の危険に晒されるということ。
また、身体を冷やすことで、身体の細胞の働きも低下し、免疫力も低下します。
冬に風邪を引きやすくなるのもそのためです。
普段から身体を温めるような食材を積極的に摂るなど、自分に合った体温を上げる方法を身につけてみましょう」
☆朝イチの飲み物と普段の食事で、まずは「体温」を上げるべし
具体的にどのくらい体温を上げるか、それは平熱が35度の人は35.1度、
36度なら36.1度というように、平熱を基準に体温を上げれば、よいそうだ。
そのために行うことは2つある。
(1)朝起きて飲むものに気をつけること
人間の身体の60~70%は水分でできているため、寝ている間に失われた水分を補給するのは大事だが、
それを冷たいものでなく、温かいものにするのがいいという。
「朝起きたてで冷たいものを飲むと、胃腸を冷やし、消化能力を下げてしまいます。
冷たい水を飲むのを健康法にしている人は、その前に運動して身体を温めるなど、
必ず何か他の習慣が、セットになっているはずです」(今津医師)
人間の体温は、起床時が最も低く、だいたい深部体温は37度ほど。
常温の水であっても、冬ならそれ以下になっているので、少し温めてから飲むのがよいだろう。
(2)身体を温める食材を摂る
身体を温める食材というと、唐辛子などの辛いものを思い浮かべるかもしれないが、
唐辛子には、発汗作用があるため、結局身体を冷やしてしまうことになる。
激辛料理が、南国で発達してきたのもそのためだ。
身体を温める食品は、ネギ、ショウガ、にんにくの3つ。
「アメリカ国立がん研究所が、長年の疫学的研究データに基づいたがん予防に効果のある食品を
『デザイナーズフードピラミッド』として1990年に発表したものにも、
がん予防に最も効果のある食材の中に、ショウガとにんにくが入っています。
また、寒い季節や寒い地方で採れる食品、特に根菜などは身体を温める作用があります」
☆よい食べ物も睡眠も、とり過ぎてはダメな理由
次に「食事」についてはどうだろう。
身体を温める食材を摂る以外では、何が重要か。
それは「過ぎたるは及ばざるがごとし」。
どんなものでも摂りすぎに注意する必要があるという。
「身体にいい食品に関して一番有名な研究で、
カボチャやにんじんに含まれる『β-カロテン』というビタミンの実験があります。
試験管やネズミの研究では、β-カロテンを摂ると、
がんが発生しなくなるというデータが出たのですが、これを受けてβ-カロテンを3倍量飲ませた治験を行うと、
肺がんの発生率が3倍に増えたというのです。
よかれと思って摂取しているものも、このように摂りすぎると、
かえって病気を引き起こしてしまうこともあるのです」(今津医師)
健康にいいと言われているサプリメントやトクホなども同様。
これらはあくまでも「食品」。
どんなに摂っても病気を治すことはできないし、同じものを食べ過ぎれば、病気になる確率も高くなってしまう。
だからこそ、どれか1つのものを摂るよりも、
バランス良く、自分に合った食生活を心がけることが重要なのだ。
そして、健康でいるために最も重要なのが「睡眠」だ。
日本人の平均睡眠時間は7~8時間だが、長く寝れば寝るほどいいかと言えば、そうでもないのだという。
睡眠には、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」「中途覚醒」の3種類がある。
レム睡眠は、身体は眠っているのに、脳は起きている状態、つまり夢を見たり寝返りを打ったりしている状態を言い、
ノンレム睡眠は、深い睡眠で脳も休息している状態、
中途覚醒は、途中で眼が覚めてしまうことだ。
この3つを組み合わせて、私たちは睡眠を取っている。
「健康寿命を延ばすには、ノンレム睡眠を増やす必要があります。
ノンレム睡眠には、心と体を休めること、記憶することと忘れること、
成長ホルモンを分泌する、免疫力を上げるという4つの役割があります。
とはいえ、睡眠時間が長すぎるのもNG。
平均的な睡眠時間7~8時間の人に比べると、5時間未満の人は糖尿病になる確率が2倍以上になり、
9時間以上だと1.8倍になるというデータもあるのです」(今津医師)
休みの日は、疲れを取ろうとつい「寝だめ」をしてしまいたくなるが、
睡眠時間を長く取っても、健康寿命を延ばすノンレム睡眠の時間が増えるのではなく、
ノンレム睡眠と中途覚醒が増えているだけだ。
つまり「長い睡眠=よい睡眠」ではないため、長時間の睡眠でも、糖尿病になる確率が上がってしまうのだという。
「つまり、睡眠は長さではなく質。
たとえ1時間しか寝られない日があってもいいのです。
勉強したことを暗記するためなのか、それとも嫌なことを忘れるのか、身体を休息させるのか、
その時々で寝る目的が果たせれば、質のよい睡眠がとれたと言っていいでしょう」(今津医師)
そのために大切なのが、起きる時間を決めること。
人間の身体は、太陽の光を浴びると、覚醒のスイッチが入る。
さらに朝食を取ることで、身体中の睡眠スイッチが、オフになり、身体のリズムも整ってくるという。
「健康にとっては、食事も大切ですが、睡眠はもっと大切です。
運動ができない環境や、お酒を断ることができない環境にあるなら、睡眠に投資することを考えたほうがいいです。
寝具を整えるだけで、睡眠の質は、かなり変わってくると思います」
と、ここまで「上体温」、「食事」、「睡眠」と健康に欠かせない三要素について解説してきたが、
最後に大事なのは、三日坊主にならない習慣を身につけることだと、今津医師は言う。
☆「面倒なこと」はやらない、100歳まで生きるためのヒント
「嫌いなものを食べたり、ライフスタイルに合わないことを実践したりして、
三日坊主になるよりも、自分に合ったものを取り入れて、習慣にできる方法を少しずつ増やすほうが、
長生きできます。
長寿の方たちが、特別なことをしていないというのは、
普段の生活の中に、健康になる要素がたくさん含まれているから。
115歳まで元気に長生きするためには、自分にとって面倒だと思うことではなく、
無理なく取り入れられる方法を見つけること。
無理のない範囲の健康法を身につけ人生をエンジョイすれば、115歳まで生きることも不可能ではありませんよ」
自分に合った健康法を、無理なく楽しく続けること。
どうやらこのあたりにヒントがありそうだ。
もちろん、ここで紹介した長寿法を実践すれば、必ず100歳まで生きられとは言い切れないが、
健康が気になる向きは、参考にしてみてもいい。
また、身近に長寿な人がいたら、そのライフスタイルを聞いてみるのも面白いかもしれない。・・》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
私は過ぎし2010年8月下旬の頃に、私は医学博士で病院長の帯津良一さんに、紙上でめぐり逢えた。
新聞の出版広告で偶然に読み、この雑誌が女性月刊誌の『婦人公論』と知り、
私は恥ずかしながら買い求めて、精読したりした。
《・・(略)・・私の理想は、「達者でポックリ」逝くことです。
死ぬ直前まで自分の足で歩き、自分の口で食べ、自分の頭で考えることができる。
「寝たきり」とは180度対照的な死に方が、「達者でポックリ」だと言えるでしょう。
・・
人生は生老病死ーーつまり死も含めて、丸ごと自分の人生なのだから、
「死に時」も「死に方」も自分らしくありたいという考えが基本です。
「いたずらに死を恐れるあまり不要に長生きしても意味がない」と考えるようになったのは、
このホリスティック医学の考え方に共鳴し、
その理念に基づいて自らの病院を設立した40半ば以降です。
・・
私もブラッと飲みに行けなくなったら、そろそろ「死に時」ですかねぇ(笑)。
・・
年齢に関していえば、80歳くらいまで生きれば十分ではないですか。
もちろん、肉体面でも精神面でも人それぞれ個人差がありますから一概には言えません。
しかし、自力で自由に動けるのは、せいぜい80代まででしょう。
90代になると、何かしら衰え、欠けてくる。
いくら頭がしっかりとしている人でも、足腰が立たなくなったり、その逆のケースも起こります。
ましてや100歳なんて、どんな人でもポンコツになっているはずですよ(笑)。
おめでたいと言うけれど、100歳以上は、やはり「生き過ぎ」だと私は思います。
これとこれができなくなったら、自分はそろそろ「死に時」かもしれない。
その線引きは人それぞれですし、それがわかれば、
「生きているうちに、これだけはやり遂げておこう」という人生のテーマも見えてくる。
つまり、自分にとってベストな「死に時」を考えことは、
今、生きているこの時間を最大限に充実させて生きていくことにもつながるのである。(略)・・》
このような深く学び、今後の確かな晩年期の導きの御人にめぐり逢えた、と深く感じて、
これ以降、帯津良一さんの言動に注視して、信愛を重ねているひとりとなっている。
昨今、まもなく2025年には団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となり、
やがて2038年には推計約170万人もの人が亡くなる“多死社会”のピークが来ると報じられている。
この頃、たとえ私は生かされても、家内、知人は殆ど亡くなってしまうと思われ、
こうした中で私だけが残こされても、
余りにも寂しく、感じる日々が続くと思われる。
私は年金生活を始めた時から、自主的に平素の買物専任者となり、
家内から依頼された品を求めて、私は独りで歩いて7分前後にある最寄のスーパー2店か、
或いは最寄駅まで15分前後歩いて、数多くスーパー、専門店で買い求めたりしている。
この後、自宅の付近3キロ範囲にある遊歩道、小公園などを歩いたりしている。
もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
私はひたすら歩くこと、睡眠、程ほどの食事が、セカンドライフ健康体と信愛して、年金生活を過ごしている。
そしていつ日にか、この世とサヨナラするまで、ブラス思考で楽しく過ごせれば、
友人、知人の中には60代で大病に遭遇して、死去された御方は5人にいたし、
たとえ私が80歳を迎えることが出来なくとも、こればかりは神様か仏様の采配に寄ると思ったりしている。
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