夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

お金を「経験」に使うことで、人は幸せに・・!?、高齢者の私は学び、賛意しながら微笑み・・。

2017-11-14 16:03:35 | ささやかな古稀からの思い

先程、雑誌のネット記事を彷徨(さまよ)っている中、
『お金を「経験」に使うことで、人は幸せに・・!?』と見出しを見たりした。

そして私は、最初は標題の意味合いが判らず、どういうことなの、
と私は好奇心に負けて記事を精読してしまった。

やがて確かにそうですよねぇ、と賛意しながら微笑みを重ねてしまった。
この記事は、ハースト婦人画報社が発刊されている『コスモポリタン』のオンラインサイトであり、
11月14日に配信され、無断ながら記事の大半を転載させて頂く。

          

《・・お金を「経験」に使うことで、人は幸せに・・!?

海外では「お金を払うことで、自分を豊かにするのは、旅だけ」
という有名な言い回しがあるけれど、これは旅以外にもあてはまること。

あらゆる種類の活動や経験は、物では得られない歓びをもたらしてくれるもの。
しかも、<TOWN & COUNTRY>によれば、
多くの人が経験的に感じとっているこの真実を、科学が証明してくれたそう。


情報配信サイト<Big Think>によると、
コーネル大学の心理学教授、トーマス・ギロヴィッチ博士は、
20年にわたり、物を買うことと経験を買うことによる私たちの気持ちの変化を分析。

その結果、旅行や何らかの活動やイベントのチケットや他の経験にお金を支払う方が、
目に見えるモノを買うよりも、ずっと幸せを感じていることが明らかに。
さらに、冒険に関わる歓びは、持続性があることも判明したそう。


実際、世界中を旅行したり、アミューズメントパークを訪れたり、スポーツを楽しんだり、
アートのレッスンを受けたりするだけでも、その恩恵は長く持続し、
最終的には、私たちのアイデンティティを形成するのに役立つのだとか。

「人々は、お金を払って物質を所有する方が、経験に費やすよりも、賢いと考えがちです」
とコーネル・リサーチに語ったギロヴィッチ博士。

「物を所有することに比べると、経験は一瞬で消え、後にはほとんど何も残らないと考えるのです。
しかし実際は、私たちは経験したことをずっと覚えていますが、
所有物については、慣れてしまうものです。

また、これからするであろう経験についての方が、
これから所有する物よりも、期待する歓びがあるものです」。


ギロヴィッチ博士と彼のチームは、なぜ物質的なものではあまり満足できないのか、
いくつかの理由をリストアップ。

例えば、物を買うことによる幸福感は薄れやすいことを発見したそう。
「幸せの敵の1つは、慣れです。
幸せを感じるために物を買い、それに成功するとします。
しかし、それはほんのわずかの間です。

最初のうちは、新しいものは刺激的ですが、そのうちに慣れてしまうのです」。

また、物への欲求は、焦燥感をもたらすけれど、
休暇やイベントには、待ち望む楽しみがあるとのこと。


そして、機械や洋服、家具は何カ月、何年と所有し、使うことができるけれど、
それでさえ永遠というわけにはいかないもの。

「私たちの中で、経験は物質よりも大きな位置を占めるものです」とギロヴィッチ博士。
「本当に好きな物もあるでしょう。
自分のアイデンティティの一部は、それと関わっていると考えることもできるかもしれません。
しかし、それでも、物はあなた自身とは別の存在です。

一方、経験は本当にあなたの一部となります。
我々は経験の総体なのです」。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした

          

私は記事を読み終えた後、確かに人生は経験、体験することの積み重ねが、
つたない人生航路を歩んだ私でも、心を豊かにしてくれている、と深く思ったりした。

もとより旅も、日常生活から離れて、旅先の未知だった情景に魅せられ、
私たち夫婦は、良かったよねぇ、とお互いに感動して心が満たされたりしてきた。

日常生活に於いても、たとえ家内に引率された都心のデパートで買物した帰路、
食事処で予測した以上に美味しく感じられた時、私たち夫婦は微笑みを交わしたりしてきた。

そして友人と居酒屋で談笑したり、或いはサラリーマン時代のOB懇親会などは現役時代の想いでが重なり、
心が懐かしさも加わり、楽しきひとときを過ごしたりしてきた。

或いは私は殆ど毎日のように散策しているが、こうした中、あまたの落葉樹の葉が、
紅色、朱紅色、黄色に染められた情景に、私は足を止めてに長らく見惚(みと)れたりしている。

このように確かに欲しかった物の悦びもあるが、経験、体験こそが圧倒的に心が満たされている。

          

余談であるが、《・・幸せの敵の1つは、慣れです。・・》の一節に、
私は何よりも教示されたりした。

私たち夫婦は結婚して40数年過ぎてきたが、ささやかな日常生活でも、
ともすれば当たり前の日常を過ごしているが、やがて歳月が流れて、後年に於いて、
あと時の生活状況が倖せだった事に、気付かされる・・。

こうしたことを思い馳せて、私は人生の教訓に深く学んだりしている。


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コメント (2)
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