夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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老後にごほうび! ちゃっかり貯まるヘソクリ術、こっそりと高齢者の私は学び、やがて微苦笑を重ねて・・。

2017-11-18 12:46:23 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している読売新聞社の基幹サイト【ヨミウリオンライン】を見ている中、
【 老後にごほうび! ちゃっかり貯まるヘソクリ術 】と見出しを見てしまった。

私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の73歳の身であるが、
どういうことなの・・と好奇心に負けてしまい記事を精読してしまった。

この記事は、ファイナンシャル・プランナーの長尾義弘(ながお・よしひろ)さんの寄稿文であり、
【ヨミウリオンライン】に2016年7月9日に配信され、
私は読売新聞を購読して47年間のよしみに甘えて、無断ながら転記させて頂く。

《・・老後にごほうび! ちゃっかり貯まるヘソクリ術

           

老後破産、下流老人、老後難民・・・見通しの不確かな将来を暗示する言葉ばかりを耳にする昨今、
先立つものがないと、やはり不安は募る。

そのために、蓄えが大事だと分かっていても、
きゅうきゅうとした生活で貯金に回す余裕なんてない、と思わずこぼしたくもなる。

どうすれば、確実に貯蓄を増やすことができるのだろうか。
ファイナンシャル・プランナーの長尾義弘氏がアドバイスする。

           

☆貯蓄とダイエットは同じ

「貯蓄がないのは、不安に感じませんか?」と聞くと、
ほとんどの人は「不安」と答えます。

そして、「仕方がないよ、お金が貯(た)まらないんだから……」
とためいき交じりの言葉が返ってきます。 

でも、それであきらめてしまっても、いいのでしょうか? 

これまで貯蓄できなかった人も“プチお金持ち”になって、
老後資金を作ることができる方法をお教えしましょう。 

「貯蓄」というのは、「ダイエット」に似ていると私は考えています。
一念発起してダイエットを始めても、つい食欲に負けてしまったり、つらい運動を避けてしまったり、
「今日だけは」と自分を甘やかしてしまったり・・・三日坊主になってしまい、なかなか長続きしません。 

貯蓄も、マネー雑誌などを参考にして、いざ家計簿をつけてみたり、
財布を3つに分けてみたり、買い物のレシートを集めてみたり・・・と様々な方法で挑戦をします。

ところが、これも根気良く続けるのは、なかなか困難なようです。

           

☆恐怖の貯蓄リバウンド 

少々ムリなダイエットをして体重が減ったと喜びもつかの間、
安心して気を許すと、リバウンドでさらに太ってしまうことがあります。 

貯蓄も同じです。
毎日、数百円をコツコツと切り詰めてがんばっていても、節約疲れが出てきます。 

今月は5000円を節約できたと気が大きくなり、
「たまには一家3人で、3000円のステーキでも食べよう」
などということになりかねません。

節約した5000円を大きく上回る9000円を使ってしまうことになります。
これが「貯蓄のリバウンド」です。 

スポーツジムのテレビCMですっかりおなじみになった「結果にコミットする」という言葉があります。
ご存知の方も多いと思いますが、いわゆる「使用前」「使用後」の肉体の変化は
とてもインパクトがありビックリします。

 「コミット」とは、「コミットメント」という英語で、
「約束をする」、「積極的に関わる」という意味を表します。

ピッタリの日本語は見つかりませんが、
「結果を出すために、最大限に関わる」というニュアンスでしょう。 

やり方次第で貯蓄も「結果にコミットする」ことができるのです。
そのために、まず、なぜ貯蓄ができないのかを考えていきましょう。

            


☆貯金をするのはナゼ? 

なぜ、お金を貯める必要があるのだろうかと、考えたことはありますか。 

貯蓄をするのは、自分が、明日も明後日も生きているという未来があるためです。
明日、死んでしまうというのがわかっていたら、お金は必要ありません。
その日限りで、有り金のすべてを使い切ってもいいわけです。 

でも、明日は必ずやってきます。 

子どもの将来の教育費のために、お金は必要です。
そして、ちょっと高価なバッグがほしい、
あこがれのマイホームを手に入れたい、安心した老後を過ごしたい、
いつかクルーズ旅行で地中海に……。

そう、お金を貯めるのは、すべて「未来のため」なのです。 

これに対し、将来よりも現在を大切にしようという人もいるでしょう。
ただ、現在の楽しみを優先すると、お金は貯まりません。

将来得られる利益や目的達成よりも、目先の利益を優先してしまう傾向を、
経済用語で「現在バイアス」といいます。
この「現在バイアス」が強い人は、お金を貯めるのが難しくなります。

            

☆実は間違っている貯蓄の方法 

そもそも貯めることが苦手な人の公式(貯蓄の考え方)は間違っています。 

「収入-支出=貯蓄」だと思っていませんか? 

残念ながら、これは不正解です。
手にした収入の中からお金を使い、残った分を貯蓄に回す。
そんな考え方では、いつまでたってもお金は貯まりません。 

正解の公式は、「収入-貯蓄=支出」です。 

こう考えると貯蓄ができるのです。 

では、具体的にどうすればいいのか説明しましょう。
実は、簡単に、そして確実に、貯蓄できる方法があるのです。 

しかも、このマイナス金利時代に、年利20%以上の利回りがあるという方法です。
「そんな夢のような話は、リスクの高い投資で、何か危険なワナがあるのでは?」
と、いぶかってしまいますね。 

ところが、この方法は、政府が後押しをしていて、税金の控除を使うので安全なのです。 

その方法を説明していきましょう。 

           

☆確定拠出年金4つのメリット 

その方法とは、確定拠出年金を使う方法です。 

退職後に給付される年金の一部を「掛け金」として、
株式投資や投資信託などで運用し、老後に支払われる制度です。

確定拠出年金は、二つに分けられています。
一つは事業主が実施する「企業型確定拠出年金」。
もう一つは、個人が加入する「個人型確定拠出年金」です。 

なぜ、これらがすごいのかというと、次の4つのメリットがあるからです。 

〈1〉掛金は全額控除 

運用した金額に応じて、所得税・住民税の節税になります。
例えば、課税所得が300万円の会社員の場合、所得税は10%です。 

確定拠出年金で、毎月2万円(年間24万円)を運用した場合、
1年間で2万4000円(24万円×10%)が控除になります。 

住民税は一律10%ですので、同じく2万4000円の控除になります。 

所得税、住民税の両方合わせて、4万8000円の税金が戻ってくる計算です。 

24万円-4万8000円=19万2000円 

つまり、19万2000円で、24万円分を積み立てているようなものです。
これを25年間続けた場合、120万円(4万8000円×25年)の節税メリットを受けることになるのです。 

〈2〉運用益も非課税 

通常、金融商品の運用益には、20.315%の税金がかかりますが、
この確定拠出年金の運用益は、非課税で税金はかかりません。 

〈3〉受け取るときも税制優遇処置 

老後にお金を一括で受け取る場合は「退職所得控除」、
年金で受け取る場合は「公的年金控除」を受けることができて非常に有利です。 

〈4〉原則60歳まで引き出せない 

急にお金が必要になっても、使うことができません。
これは、流動性が低いためデメリットと考える人も多いかもしれません。

一度始めると引き出せないし、途中でやめることもできません。
それはかなりつらいのですが、逆にいうと老後資金を途中で取り崩せないので、
確実に貯めることができます。

ですので、私はあえてメリットと考えることにします。
 
           

65歳で貯金900万円 

先ほどの例で、毎月掛け金2万円を35歳から60歳まで25年間続けた場合、
積み立てた金額は600万円です。

毎月3万円なら25年続けると900万円になります。
運用がうまくいった場合には、もっと増えていることになります。 

65歳になって、900万円の貯蓄があるというのは、
年金生活において、かなり安心材料になりますね。
つまり「豊かな老後生活にコミットできる」と考えられます。 

2017年から確定拠出年金の加入枠が広がり、
専業主婦、公務員なども加入できるようになります。 

所得のない専業主婦は、掛け金の控除を使えませんが、
運用益が非課税になるのと、受け取りの税制優遇措置のメリットがフルに使えます。 

専業主婦の人だって、長年の労をねぎらう退職金のようなご褒美はもらいたいですよね。 

この確定拠出年金を使えば、退職金控除が使えて、一時金のようにもらえます。
効率のいいへそくりになると思いませんか。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした
                  

私は記事を読み終わった後、過ぎし2004年(平成16年)の秋に定年退職となり、
の後は多々の理由で年金生活を始めて、早や丸13年が過ぎているので、
無念ながら『確定拠出年金』は、活用資格がなく、微苦笑をしてしまった・・。

しかしながら働いて下さる諸兄諸姉は、何かと優遇されている『確定拠出年金』は、
たとえ日々を少し倹約しても、利用されれば良い、と私は思ったりした。

           

私は現役サラリーマン時代は、親会社が都市銀行の金利より優遇されているグループ内拠出貯金を知り、
20年間ばかり給与より差し引かれる貯金をしてきた。

或いは50歳過ぎた頃、家内が郵便局に偶然見かけた『据置定期年金保険』を知り、
確か900万円を定期にすれば、5年過ぎた後、1000万円を10年分割する個人年金に、
私は加入したりした。

やがて私は定年退職後、多々の理由で年金生活を始めた当時は、
幸いに住宅ローンを終えていた。

しかしながら私は1944年(昭和19年)9月生まれであったので、
年金の満額の支給は62歳であり、
それまでの2年間は満額のほぼ半分となっていたこともあり、
グループ拠出貯金は我が家の家計に、大いに助かったりした。

そして私が63歳より、『据置定期年金保険』の個人年金を受け始めて、
お得感があったよねぇ、と家内から私は言われたりしてきた。

このように年金生活は、年金収入があっても、家計は7万円前後が赤字となる家庭が多く、
もとより貯蓄で補(おぎな)っていることもあり、働いている時代は貯金が大切だよねぇ、
と何かとグウダラな私でも、感じ深めている。

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