先程、私は愛読しているネットの『プレジデントオンライン』を見ている中、
【 「ピンピンコロリ」を実現する5つの習慣
日本の実態は「不健康長寿国」 】と見出しを見たりした。
私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の73歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後39年を過ぎた古ぼけた一軒屋に住み、ささやかに過ごしている。
こうした中で、私は無念ながら体力の衰えを実感したり、物忘れも多くなり、
もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
いつの日にか認知症、脳梗塞など、そして寝たきりなどに遭遇したら、私自身は困窮する。
こうした対策として、毎日のように自宅から3キロ以内の周辺にある遊歩道、小公園などを
ひたすら歩き、ときおり大股で歩いたり、或いは足早に歩くことが多くなっている。
こうした深情を秘めている私は、「ピンピンコロリ」を実現する5つの習慣、標題に、
どのようにすれば・・と思いながら記事を精読してしまった・・。
この記事は、『ピンピンコロリの法則』、『新しい保健医療福祉制度論』など著作されている
首都大学東京名誉教授の星 旦二さんの寄稿文である。
そして総合情報誌の『プレジデント』の2017年9月4日号に掲載された記事のひとつであり、
関連の【プレジデントオンライン 】に2017年11月23日に配信され、
無断ながら大半を転載させて頂く。
《・・「ピンピンコロリ」を実現する5つの習慣

長寿国・日本の現実は、「寝たきり大国」だ。
ほかの国に比べて「ピンピンコロリ」は少なく、「ネンネンコロリ」が際立って多い。
なぜなのか。
そして、「ピンピンコロリ」を実現するための5つの習慣とは――。
日本は世界でも指折りの長寿国として知られています。
しかし、その実態は、最期まで元気に活動して、天寿をまっとうするピンピンコロリ(PPK)は少なく、
男性は平均9年、女性は同12年も介護された末に、死んでいくという、
ネンネンコロリ(NNK)が他国に比べて際立って多い「不健康長寿国」なのです。
☆病院は決して安全な場所ではない
なぜでしょうか。
最大の理由は、病院などの病床数の多さにあります。
日本では人口当たりの病床数が、アメリカの4倍以上あり、患者の入院期間も3倍近く長いのです。
病床数が多ければ、いざというとき、すぐに入院できるので安心だと日本人は考えがちですが、
後期高齢者の場合、病院のベッドで点滴の針を刺したまま、トイレにも行かず過ごしたら、
間違いなく寝たきりになるでしょう。
ベッドがたくさんあって、すぐに入院できる一見理想的な環境が、
逆に寝たきりの高齢者を増やしている。
これが日本の現実です。
また、これも多くの人は誤解していると思いますが、
病院は決して安全な場所ではありません。
病院に近づけば医療事故や薬害などの危険にさらされます。
たとえば肝臓がん。
酒の飲みすぎが原因だと思われがちですが、男性の肝臓がんによる死亡率を見ると、
新潟、岩手、秋田など酒どころといわれる県では低く、
比率の高い福岡や大阪の3分の1程度でしかありません。
実は、肝臓がんは、飲酒ではなく、医療事故によるC型肝炎ウイルスの感染が、
最大の発症要因なのです。
医療事故がどれくらい起こっているか、知ったらびっくりすると思います。
EUの公式資料によれば、病院の医療事故で死亡した人数は年間約15万人。
そのため、EU域内に住む人の約53%が、病院は危険なところだと認識しています。
わが国の実態は公表されていませんが、数十万人規模での医療事故や薬害が、
起こっていると思われます。

☆歯科医には、こまめにかかったほうがいい
では、どうすればネンネンコロリ(NNK)を避け、ピンピンコロリ(PPK)を実現できるのでしょうか。
それはなんといっても医師に頼りすぎず、
自分の健康は自分で保つのだという気概が持てるような支援環境を公的に整備することです。
そのうえで各種の情報を調べ、納得のいく治療を受けるようにしましょう。
一方で、歯医者さんには、こまめにかかったほうがいいようです。
私たちの調査では、「かかりつけの歯科医師がいる」と答えた人が長生きでした。
どんなメカニズムが働いているのか明確なところはわかりませんが、
私は次のような仮説を立てて追跡調査をしています。
まず、歯科医の支援を受けることで、望ましい口腔ケアの知識が得られ、
高齢になっても歯と口の健康を保つことができる。
食は生きることの基本ですから、歯や口が健康であることには大きな意味があります。
また、定期的なケアを受けるため、歯医者さんへ「お出かけ」していることも健康長寿には望ましいのです。
☆「ピンピンコロリ」を実現する5つの習慣
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生活習慣という切り口から見ると、次の5つの習慣を身に付けることが、
ピンピンコロリ(PPK)には大事だということがわかってきました。1、運動。毎日やらなくても週に1回運動していれば、生存率がかなり高くなることが証明されています。
2、質のいい睡眠。
3、朝食。食べないと脳や身体機能が活性化しません。
その際、納豆、ヨーグルトなどの発酵食品を食べ腸内細菌を増やして
体温を高めると免疫力が高まり、がんになりにくくなります。4、禁煙。発がん物質を含むたばこは、百害あって一利なし、確実に寿命を縮めます。
5、適度な飲酒。私たち研究チームが高齢者1.3万人を対象に3年間追跡調査したところ、
男性では毎日飲酒する群、女性では週に1、2回飲酒する群の死亡率が最も低く、
逆に死亡率が高かったのは、男女とも「ほとんど飲まない」と回答した人たちでした。 -
「地域活動にも積極的」がピンピンコロリ(PPK)の必須条件
日本では多くの人が誤解しているのが、コレステロール値の評価です。
高コレステロール群と低コレステロール群では、明らかに前者のほうが長生きです。
コレステロールは、ビタミンDや細胞膜、がん免疫細胞の材料であり、体の中で重要な役割を担っています。
その一方、コレステロールを下げる薬の服用により、死亡率が高まることが証明されています。環境や住居も健康長寿に大きな影響を与えます。
都市部よりも長野県のような地方で平均寿命が長いのは、水や空気がきれいだというのも理由のひとつ。
夏になるとホタルが乱舞するなど、多様な生物が生きられるところでは、人間も長生き。
考えてみたら当たり前のことなのです。日本では毎年約1万7000人が、ヒートショックで亡くなっていますが、
風呂場が寒すぎるなど家の中の温度較差が原因です。
これは住宅の断熱・気密性能を向上させる無垢材の活用で改善します。
また、クロス張りの壁を珪藻土や土壁に変えればホルムアルデヒドなどの害がなくなり、
湿度調整もうまくいくため睡眠の質が高まります。
こうした住環境の良質化も、ピンピンコロリ(PPK)のためには、ぜひ取り組みたいポイントです。そして、忘れてはならないのが、心の健康。
年をとっても生きがいを持ち、地域や趣味の活動にも積極的に参加しているというのは
ピンピンコロリ(PPK)の人の特徴であり、必須条件だともいえます。
65歳を過ぎても、生きがいを持って働くというのも、要介護にならないための賢明な選択だといっていいでしょう。▼これがピンピンコロリの条件だ!
・かかりつけの歯科医師を持つ
・口腔をケアし良好な状態を保つ
・やや太めの体形である
・総コレステロール値が高い
・お出かけが好き
・断熱に優れ土壁を使った健康住宅に住む・・》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
私はいつの日にか認知症、脳梗塞など、そして寝たきりになる前に、
ポックリとこの世と別れを告げたい、と思ったりしている。
過ぎし7年の晩秋ある日、私の自宅の近くの川沿いの遊歩道を歩いていた時、
この遊歩道は片側が帯状に小公園となり700メートル前後あり、
樹木、草花が四季それぞれに彩(いろど)っている場所で、私の散策の好きなひとつのコースでもある。
そして、いつものように木のベンチに私は座り、ペットポドルの煎茶を飲みながら、少し休息をした・・。
この時に、どうした思いか解らないが、いつの日にか命が果てる時は、
晩秋の午前のやわらかな陽射しの中、ポックリと死を迎えられたら本望である、と脳裏をかすめたりした。
この遊歩道で、独りで歩き、好きな本を抱(かか)えて、突然に命が果てる、
といった状況を願ったりした・・。
或いは、いつの年か身体の変調を感じて、自宅で寝ていて数日し、悪化を増す中、
布団の中でオシッコを一度だけ漏らしたりして、死去後のことなどを家内に伝言する。
やがて救急車で病院に運ばれて、入院して数日後に死去する。
そしてこの間に家内からは
『あなたとの生活・・楽しかったわ・・』
と心の中で感じてくれれば充分である。
やがて私の葬儀の中、家内が私の兄妹、知人に、
『一週間前の頃は・・いつものように買い物に行ったり、散歩もしていたの・・』
と家内が言ったりしてくれれば、私はあの世で満足していると思われる。
このような終末期を私は思いめぐらしてきた・・。
今回の星 旦二さんの「ピンピンコロリ」を実現する5つの習慣、私は多々教示されて、
何かと小心者の私は、このように実践すれば、「ピンピンコロリ」が叶えられるのだ、
と微笑んだりしてしまった・・。
しかしながら、人それぞれ永(なが)らえるのは、自助努力も肝要であるが、
こればかりは神様か仏(ほとけ)さまの采配に寄るよなぁ・・と気付き、微苦笑したりしている。
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